エピソード1『パイロット』“Pilot”
あらすじ
悲劇も冷めやらぬうちに、ロングビーチ警察の指導教官トレイシー・ハーモンは新人のアレックス・ディアスを迎え入れる。彼は初日から、警察の任務が想像以上に難しいことを学ぶ。
ネタバレ感想
何気なくプライムビデオの高評価ドラマをチェックしていたら、『PLL(プリティ・リトル・ライアーズ)』のスペンサーが主役だぞ!?ということで目に止まった、トローヤン・ベリサリオ主演の『オンコール』。
今はクライム物の気分じゃないんだよな〜と思っていたタイミングでしたが、馴染みのあるキャストで高評価が担保されている、そして1話30分のお手軽さなら見るしかないでしょう。
単独パトロール中の〈マリア・デルガド巡査〉は、ナンバーが抹消登録している不審車を止めたところ、運転手は顔馴染みの前科者で、助手席には意識混濁状態の若い女性、後部座席にはヤバそうな男が。
犯罪の匂いを嗅ぎ取り、応援を待つことなく3人に車から降りるよう伝えたデルガド巡査は、後部座席の男に撃たれてそのまま路上で亡くなってしまいました。
カメラ映像から特定されたデルガド殺害犯は、ギャング組織イースト・バリオの“狂人”の通り名を持つ〈エディ・ワトソン〉で、運転手の〈フアン・コルテス〉と市外に逃亡するつもりだろう、人身売買された未成年を乗せていたと考えられる、と発表があります。
2人の捜索は特別捜査班が行うので、パトロール警官は通常通りの巡回をすること、ワトソンやコルテスを見かけたとしても単独で接触しないこと、とのお達しも。
ロングビーチ警察指導巡査の〈トレイシー・ハーモン〉が、サンペドロ出身の新人警官〈アレックス・ディアス〉を助手席に乗せての指導期間が始まりました。
家庭内暴力の通報を受けた先で、母親を殴った〈リッキー〉という男にワトソンについて何か知らないか聞き、脅迫めいた言葉をかけたトレイシーですが、背後にいたディアスがボディカメラを切り忘れており、他の人も見る映像にトレイシーの不利な姿が映り込んでしまいます。
休憩中に映像を見返して、これなら何を話しているかまでは拾っていないと言うディアスに対して「いいから報告して、私の行動は不適切だった。隠蔽は頼めない」とトレイシー。
「あなたまで私の敵に狙われるのが嫌なの」と言うトレイシーに対し、ディアスは「密告はしない」と断言。
上からのお達しを無視した上に不適切な言動が出るほどのワトソンへの執着からして、亡くなったデルガド巡査とトレイシーは同じ警官という枠に収まり切らない関係性があったようで、最初は家族が何かかと思いましたが、指導中とか指導が終わりたてだとかの師弟関係だったのでしょうか?
敵が多いことがうかがえる発言も気になります。
そんなやり取りをしているところに、『デルガド巡査殺害の容疑者と関連する車が目撃されました。イーストヒルを南下したようです。容疑者は武装しています。遭遇したら報告を』と無線が。
バリオに詳しいトレイシーは南下の情報を無視して、組織が薬物取引に使っている空き家がある地域で待ち伏せ。
ほどなくしてトレイシーの読みが当たって目標の車が通り、路地に入り込んでの爆走カーチェイスが始まりました。
暴走の結果、自爆した車の中には2人乗っていて、1人が車から降りて逃走をはかるとディアスが制止も聞かずに単独で逃走犯を追いかけて行ってしまいます。
結果的に逃走犯は見つからず、車に残っていた運転手は死んでデルガド巡査殺害事件の捜査は振り出しとなり、新人の監督責任を問われるトレイシー。
叱責しても、正義感を振りかざして熱くなるディアスに対し、今朝駐車場で話していた〈ラスマン巡査部長〉に何を言われたのか問い詰めると、「あなたは訓練生を亡くし動揺してると。すみません、言いたくなくて。失礼かと思ったんです。」とのこと。
この言葉に思いっきり動揺しながらも「そうよ、私がデルガドを指導した」と認めるトレイシー。新人とは言え、誰が誰に指導を受けていたかぐらいのことも普通は知らないものなんですね。
シーズンを通してワトソンを追っていく流れなのでしょうか?
1話から心を開いているわけではないままに、良いコンビになりそうなワクワク感が。
警官がつけているボディカメラやドライブレコーダーの映像が合間合間で多用されており、それがまた臨場感があって引き込まれる面白さに繋がっております。
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▼次回、エピソード2
