エピソード3『眠れる軍団』“Sleeping Giants”
あらすじ
平和な谷に着陸した移送船の囚人たちに追われるクラークは、マディを守るために囮となり、指揮官ディヨザの前に引き出される。その頃、ベラミーたちはアークからポッドに乗り込み、移送船の母船を目指していた。母船には誰も乗っていなかったが、特殊な通信システムを通じて地上の会話を傍受する。一方、モンティ、マーフィー、エコーの3人は信じられないようなものを目撃する。
ネタバレ感想
クラークらしい手段を選ばないやり方で幼いマディに咎められながらも囚人達から家を守ろうと奮闘しますが、いかんせん相手の武器が強すぎます。
右腕のマクレアリーにクラーク達がいる狙撃地点を吹き飛ばさせ、生捕りを指示する元海軍特殊部隊〈シャーメイン・ディヨザ大佐〉。
同じ頃宇宙では、エリギウス4号とのドッキング作戦がなんとか上手くいき、次は肝心の燃料を求めて船内を探索することに。
指令室ではレーザー通信の無線が鮮明に聞こえており、地上では誰かを追っている囚人達のやり取りが聞こえてきます。
マディを守るため囮になったクラークが捕まり、“土地勘のある気の強そうな女を生捕りにした”という会話だけでそれがクラークだと確信しているベラミー達。
急いで地球に戻る準備を進めるため、燃料になるヒドラジンを慎重に運び出していたところ、エコー、モンティ、マーフィーの3人が数百人は居るであろうズラリと並ぶ冷凍睡眠中の囚人部屋を発見します。部屋を開けたせいなのか、囚人の1人が目を覚ましてしまったことにまだ誰も気付いていません。
船の乗組員の正体を突き止めるためハッキングをしていたレイヴンとベラミーは、殺人を犯した者ばかりの囚人300名と看守25名、乗員12名で構成されいたことを突き止めています。
100年前の日付の艦長日記を再生してみると、“オーダー11”を知った囚人によって船が乗っ取られたという鬼気迫る緊急連絡で、「船が地球に向かったらディヨザが船の兵器を使う前に爆撃しろ」と言い残して首を切られた艦長の姿が映し出されておりました。
そこまで聞くと、冷凍睡眠から目覚めた1人の囚人がベラミー達を襲います。念の為警告しにきていたエコーも戦力に加わり応戦するのですが、あの強いエコーとベラミー、そしてレイヴンの3人がかりで返り討ちにするのがやっとという打たれ強さはなんなんだ。残り299人に起きられる前にとっとと逃げなければヤバそうです。
囚人の冷凍ポッドはメインフレームと繋がっており、部屋を開いたのは関係なく、宇宙船の警報が作動したことで地上から操作して起こしたのか。そんな遠隔操作が出来るならますますヤバいじゃないですか。
この軍隊を目覚めさせて地上へ送らられてしまえば状況は最悪になり、まだ眠っているうちに全員殺してしまおうという案も出て揉めますが、レイヴンが「地上からの信号を断って眠らせておけばいい」という折衷案を出してくれ、こちらも遠隔操作で殺せるよう設定しておくことで仲間を人質に取った切り札にもなるしこのまま生かしておくことに。
ベラミーを筆頭に、皆クラークが生き残って孤軍奮闘していると考えているのかと思いましたが、そうでもなかったみたいです。
狂人的な雰囲気のあるマクレアリーに対して、〈ショウ〉という男は比較的温厚というか冷静な感じ。
話せないフリをして黙秘を続けていたクラークでしたが、無線越しにマディが見つかってしまったことが分かり、マディを撃たせないためにとうとう情報を全て話すと訴えます。
ディヨザはこれを受け入れて、クラークの言った「罠に誘導されている」という言葉が真実だったと確認すると話が分かる感じを出してきました。
まずは世界の滅亡について聞きたいとのことで、元々は地球に居た彼らが危険な任務に駆り出されたのは一度目のプライムファイアより前の話なんですかね?
レイヴンによると、船への遠隔操作を遮断すれば自分達も操作は不可能で、誰かがここに残って操作する必要があるのだそう。
訓練したエモリに操縦させて皆で地上に帰りオクタヴィアを探し出したら囚人達と休戦協定を結べ、その後彼らが仲間を迎えにきたら自分も一緒に帰ると言うレイヴン。
もしかすると永遠に1人きりで宇宙に取り残されるハメになる可能性もある仕事ですが、操作は複雑でレイヴン以外に代わりは居ません。
クラークに次いでレイヴンまで置き去りにはできないと断るベラミーに対し、船長達の脱出ポッドがあるから最悪の場合それを使って脱出すると説得するレイヴン。
この覚悟を受け入れたベラミーが他の皆も説得し、ドッキングの際に危うく事故りかけて自信喪失したエモリも不安そうですがやるしかありません。
変わったようで変わっていないマーフィーは、レイヴンを手伝うためここに残ると自ら言い出して遠回しにエモリに発破をかけながら5人を見送ります。
脱出ポッドがあるから最悪の場合も大丈夫だと考えて残ったようですが、ベラミーを納得させるためのレイヴンの嘘だと知るのは皆がもう地上へ向けて発射した後でした。
エモリによる垂直着陸は特にトラブルもなく成功。エコーが冷静で助かります(笑)
派手な着陸は敵からも丸見えで、すぐに包囲されたベラミー達。
ディヨザにアリーの暴走事件を語って聞かせていたクラークもベラミー達が宇宙から帰ってきたことを知るはずがないのですが、「敵を5人確保、1人は武器を所持」という無線連絡が入り、仲間はマディだけだと正直に話していたクラークが嘘をついて騙そうとしていたと疑われてしまいます。
ここでもショウがクラークは協力的だと意見し、クラークは生かすけれどクラークが殺した仲間の数と同じ4人だけ殺せと命令が下ります。
追い詰められるベラミー達を救ったのは、まだ子どもながらガッツリ戦闘を仕込まれたマディでした。
いつも絵を見ていたからか、姿を確認してすぐに「ベラミー?クラークは正しかった」と呟くマディ。
クラークが生きていたこと、シェルターの仲間がまだ下にいることを知らされます。
電気ショックを与えられる首輪をつけられたクラークが拷問されている場に丸腰のベラミーが現れ「283人を預かっている」と交渉。証拠にエリギウス4号から持ち出したマグカップを掲げます。
なんという再会!6年越しでこのタイミング!
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▼次回、エピソード4
