エピソード5『砂漠の怪物』“Shifting Sands”
あらすじ
オクタヴィアはディヨザの囚人軍団から谷を奪うため、クラークの制止を聞かずに先遣隊を結成する。クラークとベラミーも仕方なく同行することに。ディヨザはマクレアリーを使ってレイヴンを拷問し、ミサイル・システムのブロックを解除する方法を聞き出そうとする。そんな中、砂漠で野営中の1つの民は、戻ってきた偵察隊の様子に騒然となる。
ネタバレ感想
クラークがアビーにシェルターで一体何があったのか聞いてもジャクソンは言葉を濁し、奇跡的に再会できたというのにろくに話してくれなくなったミラーは軍の先遣隊として谷へ行く気です。
ただ、6年外で暮らしてきたクラークの方が圧倒的に土地勘があり「私の助けがいるはず」と語りかけて作戦会議に勤しむオクタヴィア達のところへ通してもらいました。
無闇に最短ルートを進めば、プライムファイアで結晶化したカミソリのような砂嵐が絶えず襲ってくると教えるクラーク。
結局オクタヴィアは止められそうもなく、徒歩での進軍にクラークとベラミーも一緒についていくことに。
暗くなり野営をしていると、偵察隊のミラーが慌てた様子で〈オビカ〉を抱えて帰ってきます。
発作のように苦しむオビカの体内で明らかに何かが蠢いているのが皮膚越しに分かります。エイリアンか……!?
テントに運び込んで観察してみると足の傷から砂の中にいた虫が入り込んだようで、ここは危険だから引き返そうと言ってもオクタヴィアの意思は変わりません。
首輪をつけられた眼鏡の男〈ヴィンソン〉を連れてアビーとケインのところへ行き、「彼が最初の患者だ」と言って暴走した時用の首輪のスイッチを託すディヨザ。とてもそんな風には見えませんが、一番ヤバい暴力性があるのかもしれません。
既に捕まって地球に連れて来られているレイヴンとマーフィーは、マクレアリーから拷問を受けながら「ロック解除法を言え」と脅されてもはやマーフィーが殺されかけるというところでショウが銃を突きつけて止めに入ります。
マクレアリーと見張りを外に出させたショウいわく「ロックしたのは俺だ」とのこと。
ディヨザ率いる囚人達とオクタヴィア率いる1つの民が戦争に突入したことを伝え、レイヴンが情報を吐いたと言って扉を開き、2人を逃がす案を提案してきます。
しかし、船長日誌も見ていたレイヴンは、ショウがあくまでも操縦士であってディヨザの仲間じゃないと指摘し、何かもっと良い案があるようです。
ヴィンソンの肺には採掘した物質が原因で起こる感染症が見られ、生検無しでは治療は難しいとディヨザに報告するアビー。
腕の良い医者を探していたディヨザは、既にこれを知った上でアビーを試していたらしく、原因を特定できず殺されたという前の医者が行った生検の結果を後出ししてきました。
レイヴンは敵と取引し、マーフィーだけがエアロックから逃げ出し森の中を駆け抜けます。
森で見張りをしてくれていたアーク組+マディと合流し、ベラミーに急いでミサイルのことを知らせなければ、と。電気首輪は付けたままですが、どのくらい距離を取れば無効化できるのでしょう。
ショウは「マーフィーの解放を条件に解除させた」とディヨザ達に報告。
マーフィーが付けたままの首輪で位置を特定できるからいつでも連れ戻せるし仲間のところへ案内させることもできるとしたり顔で言うショウに対して食ってかかるレイヴン…これは演技だな?
首輪は距離を開けば無効化どころか、境界を越えると自動で電撃を発する仕組みになっていたらしく、マーフィーはマディの車を降りて森に残り、仲間を救うためモンティ達にベラミーへの伝言を頼みました。ここでマーフィーを1人置き去りにせず、エモリも降りてくれているところがなんだかんだ、といった感じ。
クラーク達のキャンプ地からそう遠くない場所で砂嵐が発生するわ、オビカの腹を突き破って虫が出てくるわ、あまりにも前途多難過ぎる。
しかもオクタヴィアの腕にまで虫が入り込み、オビカの時とは違って超特急で切開して虫を取り出します。そんな緊迫状況の中、車でキャンプ地に駆け付けているモンティから無線連絡が入り、「奴らは空から監視していてミサイルもある、すぐ移動して隠れるんだ」とのこと。
ディヨザに命令されたショウはキャンプ地にミサイルを撃ち込みましたが、その前に避難はできていたようですね。あんな砂嵐の中でスクラム組んで「踏ん張れ!」は脳筋過ぎますが。
しかし、出し抜けたわけではなく、戦士達が体を張ってオクタヴィアを守り抜いたこともディヨザは把握しているようです。
ケインと捕虜にされているこの状況でまた薬に手を出し始めたアビー。おいおい。
ディヨザも、治療業務さえ行えばアビーが薬をやっていようが関係ないというスタンスで、呼び出したケインにテキーラを勧めるとオクタヴィアの話をするよう言ってきました。
どうやら団結力と狂信性を兼ね合わせた1つの民をいずれ引き抜こうとしている様子。確かに囚人達は自分を犠牲にしてまでディヨザを守ろうとはしないでしょうね。
オクタヴィアを陣営の中心に囲い、ガラス片が混じった砂嵐を受けた1つの民はオビカを含めて12人の死者を出し、負傷者も多数。インドラまで肺がやられてポリスに帰って治療する必要があると言われればさすがのオクタヴィアも退却を選びます。
今まででは考えられない決断をしたオクタヴィアですが、ベラミーとの間の関係が微妙なままなことに変わりはないみたいで残念です。
これから退却というところで砂漠に車が現れ、クラークはマディと再会。
モンティやハーパーも懐かしのオクタヴィアと遠目にお互いの存在を確認し合っています。
ただ、そう言えばエコーはベラミーと恋人関係だったんでしたね。2人が再会のキスをしているのを見るクラークとオクタヴィア。
クラークはまだいいとして、オクタヴィアからすれば追放した女と兄が男女の関係になっているという、ますますベラミーにヘイトを溜めそうな展開です。
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▼次回、エピソード6
