エピソード9『暴君はかくの如し』“Sic Semper Tyrannis”
あらすじ
脱走計画を練るエコー、エモリ、マーフィーそしてレイヴン。エコーはパイロットのショウを殺そうと提案するがレイヴンは反対する。マクレアリー派とディヨザ派が対立して暴動が勃発。アビーがマクレアリーに連れ去られる。インドラとベラミーは、藻類の毒で意識を失ったオクタヴィアに代わり、マディを1つの民の総帥にしようと画策する。
ネタバレ感想
膿瘍の治療法を手に入れたアビーですが、マクレアリーが捕虜を連れて戻ったという連絡を受けたディヨザから「薬が欲しければ治療法が見つかったことを他言するな」と命じられます。
人質交換を拒否され、自分を見殺しにしたディヨザに報復するためマクレアリーは戻ったのでしょうか?
エモリとマーフィーを捕虜としてマクレアリーに連れ帰らせる茶番はいいとして、さすがに2人のうちどちらかは外から援護した方が良かったような。それとも2人ともが潜入しないとレイヴン救出大作戦は上手くいかないのか?
レイヴンがショウから聞いた情報では、マクレアリーの部下はディヨザを嫌っており、仲間割れを誘うのが一番だという結論に。清々しいゲスさのマーフィーのおかげで早くも均衡状態にあった対立が崩れ始めました。
オクタヴィアが目覚める前に、インドラが1つの民代表としてディヨザに降伏を宣言することに。
しかし、オクタヴィアが病床に臥せっていることを報告し、谷でより良い暮らしをするというブラドレイナの意思を汲みつつ、戦争にならずに済む方法があるなら交渉するとインドラが民に伝えると、反応は悪くなかったものの、ミラーの邪魔が入ります。
すっかりオクタヴィアの忠実な僕となっていたミラーは、直前にオクタヴィアはインドラの第一部隊の指揮権を自分に託されたことを理由にしゃしゃり出てきて「オクタヴィアの命令通り谷に進軍するんだ!」と民を盛り上げてしまいました。
もはや戦争が止められないとなると、ベラミーはアークで共に過ごした“家族”を守るため、最後の手段でマディにフレームを使って新総帥にするつもりです。
今や民を1つにして戦争を止められる人物がいるとすればマディだけで、インドラもガイアに「フレームを入れてマディを総帥にしろ」と。ガイアはマディ自身の選択にこの先の未来を委ねるようです。
ベラミーに連れられてきたマディは、フレームを見て怯えますが、正直にクラークは反対していることを教えたベラミーから、今オクタヴィアに反逆罪で捕らえられているクラークも救えると言われてフレームを受け入れる覚悟ができました。
オクタヴィアの生命力もさすがで、予定より早く目を覚ましてしまい、病室の見張りを始末しなければならなくなったインドラ。インドラ、やっぱ強いんだな。
マーフィーがマクレアリーとディヨザの対立を掻き立てるお膳立てをして、計画通り暴動が起こっている隙に首輪を外したレイヴン達。今回はショウも一緒です。
逃げ出す直前にケインが来て、クラークが降伏を申し出ていると聞かされ多少揺らぎましたが、結局今は逃げたほうが良さそう。
マーフィーだけはマクレアリー派に連れ去られたアビーを救うため、1人でケインについて行く道を選びました。
ナイラの手助けで手錠を外したクラークはフレームを入れる前に即位を止めると言って広場へ急ぎます。
クラークは先にオクタヴィアのところへ行き、『マディを総帥にしたくない』という点で利害一致しているオクタヴィアは協力を提案。
今まさにフレームを入れたばかりで昏睡中のマディとそれを見守るガイアとベラミーのところへミラー達を引き連れて来たクラークとオクタヴィア。
ベラミーは完全に妹から憎悪の眼差しを向けられるようになってしまいました。
目を覚ましたマディは、フレームの影響でレクサの記憶まで受け継いでいるのですね。新の総帥にふさわしい彼女の声でオクタヴィアの忠実な部下もすぐに跪きます。この調子ならあっという間に政権交代になりそうですが、クラークはたとえベラミー達が殺されようとも、マディをローバーに乗せてこの場から2人で逃げるという選択をしました。
その頃闘技場ではベラミー、インドラ、ガイアの3人が罪人として扱われ、怒れるオクタヴィアは儀式途中で逃げたマディは1つの民の敵だと非難。
オクタヴィアを変えてしまった『暗黒の年』には一体何が起こったのでしょう。
谷では、暴動の結果、アビーを捕らえたマクレアリー派が居住区を占拠しており、もちろんマクレアリーは降伏など関係なしに土地を奪おうとするものは皆殺しにするというスタンスです。
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▼次回、エピソード10
