エピソード10『独裁者の選択』“The Warriors Will”
あらすじ
谷の村では逃げたディヨザに代わってマクレアリーが実権を握る。アビーはヴィンソンに調達させた薬をむさぼるように口に入れる。モンティは藻類の効果で花をつけたリンゴの苗をオクタヴィアに見せ、農業をすれば生きていけると説く。そんな中、谷に着いたクラークとマディは、診療所で倒れているアビーを発見する。
ネタバレ感想
ローバーでポリスから80キロ離れた地点でマディのフレームを取り出そうとしたクラークは、マディからの抵抗に遭っています。
自分の気持ちばかり押し付けて、さながら毒親のようになっているクラーク。
乗ってきたローバーには、オクタヴィアが命じて積み込ませていた虫の卵があるのを見つけますが、あんなの瓶ごと投げ捨ててええんか?
逆に悪用されたら?生態系のバランスもどうよ?
ディヨザから薬がもらえなくなり禁断症状が出始めたアビーは、ヴィンソンに頼んで薬を調達してもらえるよう手配しています。
とにもかくにも薬薬!完全なるジャンキー医師です。
引くに引けなくなったオクタヴィアは、インドラから「闘技場で戦わせるならお前の兄を殺して娘を助ける、私は娘に命を捧げる」と決意を聞かされ、殺されかけてもやはり兄には死んで欲しくないらしく、同じくベラミーを助けたいであろうモンティに協力を頼みます。
民の手前、闘技場での処刑を取りやめるという選択肢はないようです。
しかしモンティも「もう誰かの命を奪いたくない」と言ってこれを断りました。
自分にとって、命の恩人でもあるインドラの弱点を教えてとにかくインドラを先に殺せと兄に伝えに行くオクタヴィア。
「インドラを愛しているけれど、血が繋がってるのは兄さんだけ」と必死にせこいやり方を伝授してくる妹に「処刑をやめて谷で共存する道を選ぶか、俺が闘技場で死ぬ姿を見るかだ。俺は戦わない」と道を示そうとしたベラミーでしたが、思いとどまれるのか、オクタヴィア?
いざ決闘が始まれば、ベラミーも反射的にインドラとやり合っております。
互角の勝負が続く中、ガイアはオクタヴィアに向けて槍を投げつけ、一瞬時が止まりますが、オクタヴィアはあくまでも闘技場内の3人で勝ち残った者に自由を与える、と。
その直後、闘技場にはモンティとハーパーが乱入してきて水耕農場が復活して食料問題が解決した証として農場で開いた花を掲げて民に語りかけます。
食料は地上でも耕作可能で、オクタヴィアもそれを知っているのに戦争をしようとしている、民に選択肢を与えろと迫ると、ブラドレイナに対する批判の声が次々と上がり始めました。
農場ではたくさんの花が咲き乱れているのを確認しているオクタヴィア。しかしオクタヴィアは、モンティが必死に復活させた人類の未来にも繋がるこの農場を焼き払ってしまったのです。何がそこまでオクタヴィアを掻き立てるのか……。
フレームを入れたマディは、初代総帥のベッカが生きたまま焼かれた記憶を自分とリンクした感覚で見て激しくうなされています。
それでもフレームを身体から排除する気はないという強い意志を感じます。
森で見つけたマクレアリーの手下を殺す前に医者の居所を聞き出し、ようやくアビーを見つけたクラークとマディですが、アビーは薬物摂取で昏睡状態。
ポリスからは進軍も始まってしまい、どんどんと手に負えないことになっています。
プライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード11
