エピソード12『砲火の中で』“Damocles - Part One”
あらすじ
シーズンフィナーレのパート1。1つの民と囚人軍団がいよいよ全面戦争に突入する。しかし、谷の村入口で待ち伏せの一斉攻撃を受けた1つの民は圧倒的に不利になる。総帥として戦場に向かおうとするマディをクラークは引き留め、やむを得ずマディに電気首輪を着けて自由を奪う。
ネタバレ感想
ケインの裏切りはガチで、作戦を見切って奇襲をかけたつもりの1つの民側の行動は逆に筒抜けでマクレアリー一派に蹂躙されることに。
全員が銃をぶっ放すわ、手榴弾が飛び交うわ、音波ドリルも出てくるわ、一体何の映画なんだという感じ。
役に立つ情報を与えて寝返ったディヨザも「赤ん坊のために生かしているだけだから出産が済めば用済みだ」と宣告されて監禁され、アビーに会わせてくれと頼むケインも「仲間の治療や赤ん坊の診察が終わってからだ」と相手にされていません。
仲間の虐殺を無線で聞いても、「行けば殺される」と動かさないしマディに行かせないクラークでしたが、目を離した隙に姿を消したマディ。
マディにフレームが入っている限り同じことの繰り返しでも、本人にフレームは外さないと約束してしまったクラークに対し、「私は100人の若者を地球に送った、娘の処刑を防ぐためにね」と暗に『手段は選ぶな』と伝えるアビー。この親子はほんと……。
マディを止めるため油断させておいて電気首輪をハメるクラーク。それでも行こうとしたマディに、容赦なく首輪のスイッチを入れるところも含めて、結局どうあっても自分が正しいと信じていて自分の思うようにしかしないのです。クラークも、アビーも。
大虐殺の中、ベラミーとオクタヴィアは運良く生き延びますが、立ち上がった仲間は撃たれ、投降しようとした仲間も問答無用で殺されているのを見て夜まで待つことに。
オクタヴィアに盲信的なミラーとはやや対立が見え始めていた〈ブレル〉は、オクタヴィアの安否を確かめに行こうと戦場に戻ろうとしたミラーにとうとう「1人で行け、ブラドレイナに命は捧げない」と言い切りました。
モンティに無線でディヨザの裏切りを知らせ、逆にベラミーのピンチを聞いたエコーは覚醒モード。
メインキャラの豪運はいつもの通りで、ベラミーやオクタヴィアだけでなくインドラ、ガイアも傷を負いながら生き残って合流しています。
エコー、レイヴン、ショウは眠っているマディに近付き、総帥を受け継いだ彼女を連れて行くため、マディの首輪を取る準備に入りましたが、そこへ銃を持ったクラークが現れ、6年ぶりのレイヴンにマディから離れるよう銃を向けました。ただ、マディも普通に強いので今のクラークには従えない、と襲い掛かり、エコーとクラークで一騎打ちになっている隙にレイヴンはマディの首輪を解除。
しかしクラークが隠し持っていた無線は通信状態で、聞きつけたマクレアリー達がぞろぞろとやって来て捕まってしまいました。
同じ頃アビー不在の診療室にはディクソンがやってきて、アビーをジャンキー状態のまま支配したいという思惑からか、『愛する人の死』を狙ってケインに襲いかかっています。
メスで滅多刺しにされ首を噛みちぎられたところで帰ってきたアビーに完全に倒れるまで首輪の電気ショックを与えられたディクソン。
ケインはアビーがオクタヴィアに助言して肉を自分に食べさせたことまで分かっていて、それすらも含めて「君を許すよ」と途切れゆく意識の中で伝え、「民を殺したのは君じゃない、オクタヴィアだ」と言いながら意識を手放します。まさか死んだ?
レクサの魂が宿るマディから、レクサはマウント・ウェザーの扉の前で空の民を裏切ったことを後悔しており、同じ過ちをクラークに犯して欲しくないのだと聞かされるクラーク。
この言葉で、遅ればせながらかつての仲間と共に戦う気になったクラークは見張りを殺して捕えられているエコーを解放します。
戦場のベラミー達はエコーとマディに任せ、自分は移送船の離陸を止めに急ぎます。
ようやくマディをレクサの後継者たる総帥と認め、いかにマディを愛しているかを伝えて暫しのお別れです。
その頃、ショウはたとえ自分が拷問されても平気だけれど、目の前でレイヴンが拷問されれば耐え切れずマクレアリーに従ってミサイルを発射してしまうだろうと考え、レイヴンに自分の首輪に電気を流してくれと頼んでいます。
「俺が死ねば奴は切り札を失う」と本気で言っており、リンカーン以来の良い男なのでは?
戦場で脈も弱くなってきたガイアを運び出すため、自ら囮になるというインドラ。
それを制止し「壊したものは戻せないけど、あなたは救える」とインドラを守るために囮役を買って出たオクタヴィアには久しぶりに彼女の強い部分が垣間見えました。兄のことも自分が守ると敵前に出て行ったオクタヴィア。
ここでおしまいかと思われたその時、オクタヴィアの背後から機関銃をぶっ放しながら近付いてくるローバーが!
マディ、エコー、エモリ、マーフィーの手で救われたオクタヴィアとベラミー達。胸熱かよ〜。
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▼次回、エピソード13
