エピソード5『ジョセフィンの復活』“The Gospel of Josephine”
あらすじ
命名式の後からデライラの様子がおかしいことに気付いたジョーダンは、その謎を解くべく宮殿の中へと潜入し、プライムが長年隠してきた恐ろしい秘密を目にしてしまう。すべてが知られてしまった今、ジョセフィンは次の行動に移ろうとする。一方、敵を追っていたオクタヴィアとディヨザは、相手のワナにかかり身動きが取れなくなってしまう。
ネタバレ感想
ラッセルはケイリーの殺された家族のチップを回収しており、これさえあればいつの日か闇の血を使って家族を復活させられるのか。
シモーヌがケイリーに「地球人の船で逃げる気だったの?」と詰問口調で聞いており、これはクラーク……ではなくクラークの姿のジョセフィンが言い出したことのよう。
ジョセフィンは恋人のアイザックを殺したとかで、ケイリーは「私は聖域をジョセフィンから守ったの!」と反論。
次の瞬間、ジョセフィンはケイリーの首を刺し、「あなたが私を突き落とした、これでおあいこよ」と冷たく言い放ち、平気な顔で日常に戻るつもりです。えらい厄介なのを復活させたな。
プライムは何度も転生を繰り返しており、ケイリーもそのうち復活はさせるみたいです。
ラッセルとシモーヌは地球人の中にはクラーク以外にも闇の血、つまりホストが居るはずだと睨んでいて、クラークの姿をしたジョセフィンにスパイをして人数を把握してくるよう指示しています。リーダー的存在のクラークの見た目でスパイされるなんて不利にもほどがある。
護衛のジェイドは「ローズの死を償う最後の機会」と言われ、命懸けでプライムを守るよう命じられました。
実際にデライラと特別な関係にあったジョーダンだけが、プリヤになったデライラに祠で何かあったはず、自分のことを覚えていない、と異変に気付いていますが、相談を受けたマーフィーとベラミーは世間知らずでお子ちゃまなジョーダンが女の扱いに失敗したのだと茶化すだけ。
そこへ現れたクラークのフリをするジョセフィンは、今まで猛反対していたマディの通学を許したり、話し言葉が変わったり、意外と早くボロが出そうです。
アビーの所に行って闇の血の人数を把握しようとしたジョセフィンですが、頼まれたメモを右手で書いており、アビーからどうして利き手を使わず書いているのか不審に思われています。アビーももっと追及すればいいのに、ケインの治療法のことで頭がいっぱいな様子。
サンクタムではローズの弔いの儀式が始まり、その間にベラミーとマーフィーは居なくなってしまったジョーダンを探すため祠の中へ。
そこはクラークも連れ込まれた骸骨だらけの不気味な部屋で、先に侵入していたのはジョーダンだけでなく、闇の血を崇める理由を知りたがるガイアもおりました。
ベラミーとマーフィーの侵入を見ていたジョセフィンも入ってきて、「神聖な場所よ、はやく出て」と言いますが、骸骨を見て回っていたガイアが全てにフレームの印が刻まれているのを発見し、全員が総帥だと気付いた上に、ジョーダンは隠し扉を発見。
全員が祠の奥の隠し扉の中へ進むとそこは手術室で、デライラの服を見つけるジョーダン。
ベッカがフレームを作ったのは最初の滅亡後で、エリギウス社の技術はその前からあったはず。ということは総帥ではなく、プライムとは一体何なのだと真相に近付き始める4人。
PCを開いて記録映像を見ると、嫌がりパニックになる被験者を押さえ付けて転生実験を行なっている光景が。
赤き陽の影響で錯乱した父親に撲殺されたジョセフィンの最初の復活は、25年かけてガブリエルが研究を続けた成果だったのですね。
この場で何が行われているのか知ってしまったベラミー、マーフィー、ジョーダン、ガイアの4人ですが、まだ背後にいるクラークがその処置を受けて別人になっているとは気付いていません。
闇の血であるマディを守りたい気持ちが先行し過ぎるガイアの言葉でマディが闇の血だということはあっさりバレてしまいます。
ジョセフィンは両親を呼んで、ラボに侵入され全てがバレたこと、闇の血は最低でも1人いるし、母船にもいる可能性があるから逃げられる前に強行手段に出るべきだと言い、あくまでも同意を得た上で闇の血の器を提供してもらおうと考えているラッセルとの間で意見が割れ、今はとにかく闇の血が何人いるのか聞き出す、というこれまで通りの目標のままいくみたいです。
仲間内で意見が割れている作戦会議の場にもクラークは当たり前に居て、しかし「また100年眠ってもっと劣悪な星を探すのか?時間がかかりすぎる」とプライムの所業を黙認しようとするマーフィーの意見に対し「ジョンに賛成よ」とクラークらしからぬ意見と、何よりマーフィーのことをジョンと呼ぶはずのないクラークの言葉の違和感に全員が気付くはずなんですけどねぇ。
アビーが人工的に闇の血を生み出せることまでバレてしまいましたよ。
ベラミーは意見が割れたクラークと一対一で話し、目の前のクラークがクラークではないと確信。しかし、ジョセフィンがラボから持ち出していた麻痺薬を打たれてしまい、なす術もありません。
敵の策略にまんまとハマって底なし沼に取り込まれているオクタヴィアとディヨザ。
ディヨザのメンタルの強さはもはや見習うべきところまであり、この達観した極悪人が誰より最強なのでは?
ガブリエルの子供も恐れる“テンポラル・フレア”とかいう自然現象?が発生し、投げられた縄を伝って逃げたディヨザと、自ら沼に潜って難を逃れたオクタヴィア。
一瞬にして沼地が凍り、土が灰のようになったあのテンポラル・フレアとはなんなんだ。ヤバすぎるだろ。
自分は逃げられなくても「赤ん坊を守れ」と言えるオクタヴィアも、その意思を汲んで「助けに戻る」と約束した通り、すぐに戻ってしっかりオクタヴィアを助け出すディヨザも、2人ともそれなりに仁義がしっかりしているように見えます。
現実的に助からないであろうケインの手術法を必死になって考えているアビーは薬への欲求を紛らわせているだけだと指摘するジャクソン。
そんな彼に「マーカスを救う理由は彼がいい人だからよ。暗黒の年にあなたと私はブラドレイナに従った、マーカスだけがそれを止めようとしたの」と涙ながらに自嘲してみせるアビーですが、え?ブラドレイナにタンパク質がどうのこうの言ったのってこのおばさんじゃなかったでしたっけ???食べない者を罰せと言ったのもアビーだったような……?何故、さもオクタヴィアに強要されたかのように被害者ぶってんだ?
普通に怖いんですけど。
ベラミーに正体がバレたジョセフィンは、今度はマーフィーに自ら正体を明かし、『永遠の命』と引き換えに寝返るよう唆しております。
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▼次回、エピソード6
