エピソード5『暴かれた秘密』“Dirty Little Secrets”
あらすじ
マンションの大家がトコジラミを駆除してくれない と訴える若者のプロボノ案件を任されたマイク。わずかな証拠から、大家が住人を追い出して分譲マンションに改装する計画を立てているのではないかと疑い、調査に乗り出す。一方ハーヴィーは、ジェシカ所長の元夫で製薬会社社長であるクエンティンの副作用訴訟を担当することになる。
ネタバレ感想
ハーバード大に関するクイズ大会で同僚と競い合い1位を獲得してプロボノ案件を任されたはいいけれど、問題を出したルイスはマイクのターンでわざわざハーバードの卒業生なら誰でも知っているはずのピザ屋の名前を聞いてきて、学歴詐称がバレていると焦るマイク。
ハーヴィーは「慎重派のルイスが俺たちのあんな大胆な行動を考えつくわけない」と余裕の表情ですが、本当に大丈夫なのか?
副作用で人を殺すALSの新薬を作り出した製薬会社の社長〈クエンティン・サインツ〉からの弁護を引き受けたジェシカ。
街中のどこの弁護士事務所からも断られた彼からの依頼を引き受けたって金にならないと言うハーヴィーでしたが、サインツはまさかのジェシカの元夫で、「結婚していたから性格は知っている」とのこと。
ジェシカの結婚歴すら初耳だったハーヴィーは、依頼人の前妻が上司ではやる気が失せると言って仕事を断るも、ジェシカからの所長命令で強引に案件を押し付けられて選択権はありません。
ジェシカ自身が担当から外れるのは、離婚後に付き合い始めたコンサルタントの〈リサ〉に配慮してのことだとか。
マイクが担当するプロボノは、大家の〈カリンスキー〉が暖房設備の故障やガス漏れを直さず、部屋中にトコジラミが這っているような環境で眠れていないという〈フランク・カルヴェロ〉からの訴え。
証拠にするため市の担当に部屋を見せたいと言われて役所へ交渉に行くも、2週間後の一点張り。ハーヴィーの名前を騙って担当者を脅すマイクは変な方向に成長しております(笑)
カリンスキーは「3日以内に出ていかなければ強制的に追い出すぞ」と言って家賃滞納による裁判所命令を取ってきており前途多難です。
相手方の弁護人〈チャーチ〉は、副作用を知らなかったなんて信じられないことで会社側の重大な過失だと主張し、2億5000万ドルもの損害賠償請求をふっかけてきました。
当然要求を蹴ったハーヴィー達に対して、『サインツ製薬 副作用の恐れ』という見出しがついた新聞広告を見せて近々載せる予定だと言い出します。
初めての訴訟を明日に控えて落ち着かないマイクに対し、ハーヴィーはチャーチと戦う気まんまんでマイクに下調べを命じ、ハーヴィーだけでなくレイチェルでさえも「住宅訴訟なんて誰でも勝てる」とのこと。
初めての裁判に緊張しっぱなしのマイクはカリンスキー側の弁護人〈ヴィヴィエン・タナカ〉にコテンパンにされてまさかの敗訴。
この失敗を挽回するかのように、チャーチがこれまで金目当てで7社もの製薬会社を訴えて和解に至ってきた記録と、原告の〈ベイカー〉は他の訴訟でも原告だったという情報を見つけるマイク。
しかしチャーチも準備は万全で、倒産寸前だったサインツ社は新薬の販売後に売り上げ3800万ドルまで急増しており、これは治験データを改ざんする動機になると主張して審理が認められることに。
ジェシカは盲目的に「不正をするような人じゃない」と元夫を信じていて、今回失敗したハーヴィーにも勝つことだけを考えろ、と。
ジェシカなら間違えなさそうですし、コンサルタントのリサが怪しいか?
依頼人の弱味を知っておかないと法廷で不意を突かれることとなり、ハーヴィーはとことんサインツについて調査。
調査結果では結婚時からリサとの関係があって不倫していたことも発覚し、ハーヴィーに対しては知っていたと強がったジェシカでしたが、今まで信頼していた元夫が嘘をつける人間だと分かってしまい、ガンガンこの案件に介入することに方向転換しています。
サインツにも詰め寄ると、リサとのことは言えなかったのだとか。そして、彼自身がALSで長くないことも知り、「薬が必要な彼のために治験データを改ざんしたのでは?」とハーヴィーと2人でリサに真実を話すよう説得し、リサもそれを認めました。
会社も罪には問われるけれど、コンサルタントで会社の人間ではないリサの独断だと言えば販売は続けられる、という方針を提示したところサインツは「僕を救うためだったのに裏切れと?」と反発。
ここでジェシカは事務所の利益を度外視して「あなたが原告団に加われば会社は負けても和解金をもらえるわ。そのお金で新会社を設立すれば薬の製造はできる」と斜め上の提案を繰り出しました。
ハーヴィーはチャーチの案を盗んで、サインツ製薬から副作用が判明したという広告を出させ、薬が無くなると困ると訴える多くの人々の声が現実にあることを証明。
集まった原告達の前でサインツから彼自身が同じ病気だと明かさせます。心から「皆さんの症状を治したいんです」と訴えるサインツに加えて、和解金を払えばそれもできなくなるしもちろん補償はするとと援護するジェシカとハーヴィー。
おかげでこの件は和解に至り、ジェシカとサインツの関係も今までよりもっと良好な友人関係?に戻れたようです。
ハーヴィーはマイクが負けたと聞いて信じられない表情で、相手方の弁護士がタナカだと聞くと「彼女の専門は高級マンションの案件だ。大家は今の賃貸マンションを分譲に変えたいのかもな。彼女を倒したいならもっと原告を集めろ」とアドバイス。
これまでにも同じやり口で大家に追い出された住人達が数多く居て、集団訴訟に持ち込むために元住人達を探し出すことに。
カリンスキーが他に所有していた高級マンションの改装前写真の資料を見直していたマイクはカーペットの存在に気が付き、「虫のいるカーペットを古い建物から持ち出して部屋に放し、フランクを追い出そうとした」と現物持参で追及。
取り付け業者の証言は既に得ており、言い逃れもできないカリンスキーは示談金を払うことにも応じたようで、フランクも思い出の家から出て行かずにすむことになりました。
マイクの初プロボノは結果的に逆転勝利な上、集めていた他の住人15人から新たに契約も取ってきて大きな利益を生むことにも。
勢いに乗ってレイチェルを誘ったマイクでしたが「同僚とはデートしない」と断られ撃沈。
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▼次回、エピソード6
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