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海外ドラマ≫≫Suits SUITS/スーツ シーズン4 6話ネタバレ感想

SUITS/スーツ シーズン4 DVD-BOX

エピソード6『マグカップの救世主』“Litt the Hell Up”

あらすじ

ルイスはオリジナルのマグカップを事務所内で配る。 フォースマンの件のお詫びの印として、ハーヴィーにはドナから渡してもらうことに。証券取引委員会のケイヒルはギリス産業買収合戦がマイクとハーヴィーの共謀だと疑い、ジョナサンに連絡する。問いただされたマイクは恋人が入院したせいだと説明し、他に秘密はないと嘘をつく。ハーヴィーは買収競争を早期に解
決しようと、ローガンにマイクとの直接交渉を求める。 一方、レイチェルはローガンの自宅に行き、これ以上つきまとわないで欲しいと伝えるが。

ネタバレ感想

オリジナルの“リットされたぞ!”マグカップを同僚に配り歩くルイス。

フォースマンの件で怒っているハーヴィーには直接渡せず、ドナに託すことに。


無事に退院してオフィスにローガンからの退院祝いの花とメッセージカードが置かれているのに気付いたレイチェルはかなり動揺しています。

ローガンが既婚者だと知りながら誘ったのはレイチェルの方からだったのか……。

これを見てしまうとマイクのことよりよほど燃え上がっていたのでは?と思ってしまいます。

メッセージカードに過剰反応し、そのままタクシーでローガンの家に寄って「私には恋人がいる。私に花を贈ったり見つめたりキスしようとするのはやめて」と牽制しますが、本当に迷惑していたらノコノコ男の家まで1人で来て言うような話ですか?

しかも結局ローガンからのキスに応えておっぱじまりそうな雰囲気になってようやく逃げ出してくるという愚行。

こりゃまずいですね。

本気で惹かれていた過去のある男を受け入れてしまっているだけに、優柔不断が故にフラフラしていた時のマイクよりもマズいものがあります。


マイク側にフォースマンという出資者がついた裏で、ハーヴィーとローガンは2週間何もできないという状況。

更にローガンはSECに連行され、慌ててハーヴィーが駆け付けるとケイヒルは目の前のローガンに対して「彼とマイクは君が安く株を買えるよう仕組んだ。2人は競売の準備だけして入札せず君が株を入手できるようにした」と言い、質問をしたいというのは建前で、本当はこの話をローガンに聞かせて揺さぶるために連行したようです。

事務所が株を買ったことを知ったローガンですが、自分は何も悪いことはしていないし、マイクと直接会ってケリをつけるというハーヴィーの案は絶対に嫌だと突っぱねます。レイチェルのことがあるのでローガンのマイクに対する拒絶が増し増しです。

SECに目を付けられたことでハーヴィーはもはやローガンに買った株を渡せないという状況となり、ジェシカからさっさと事を納めろと厳しく言われたハーヴィーからマイクに会って話したいと申し入れがなされました。

金は出すから手を引けと頼むハーヴィーに対し、ここぞとばかりに弱味につけこむ形で上から交渉するマイク。

「僕が金を出すからそっちが手を引いて。僕のやり方でいきたい。ギリス産業が手に入らないならローガンとは会わない」と条件を突き付けましたが、ローガンが頷きそうもない条件にハーヴィーも頭が痛い状況です。

レイチェルの勤怠記録を見て、彼女が買収以外の仕事でローガンを手伝ったことを知ったハーヴィーは、「ローガンとどうなってる?マイクとの買収競争を終わらせたい。ローガンに買収を諦めさせる方法はないか?」と尋ね、「競争が長引けば取締役会から経営権を奪われると説得すればいい」と答えたレイチェル。

ハーヴィーに説得されたローガンはマイクと直接会うことを決め、レイチェルから「今朝のことはマイクに言わないで」と頼まれ「もちろんだ」と答えていますが、煽り耐性が全くない男なだけに信用できねぇなぁ。

謎の自信過剰で「君たちの喧嘩別れを望んでいるんじゃない。君が自ら僕を求めてくれることを願ってる」だそうです。いやぁ…信用できん!

これを聞いたレイチェルは自分でも流されかねないと危機感を覚えたようで、取引するならもう一つ条件をつけてはどうかとマイクに入れ知恵し、マイクも交渉の場で「ハーヴィー、僕の弁護士に戻り彼と契約を切って。これが条件だ。他の弁護士を探してくれ」と唐突に、今後ローガンを閉め出す条件をつけました。

これを聞いて「レイチェルを自分だけのものにしたいんだろ」と言ってしまうあたりもローガンっぽい。

ハーヴィーはとりあえず2人を引き離そうとしますが、精神的に未熟な男2人はお互いに譲りません。

マイクは「ハーヴィーにどっちか選んでもらおう」と嫌な巻き込み方をして、とばっちりの板挟みとなるハーヴィー。

ローガンを切れたら楽ですが、事務所の代表としては相当な太客らしいので難しい判断です。

しかしここで「マイクを選ぶ。俺が見込んだ男だ」と言ってしまうハーヴィーに笑いました。経営者としては絶対ダメだろ(笑)なんて信用できる義理堅い男なんだよ(笑)

「僕より彼を選ぶなんてジェシカが黙ってないぞ!」と怒鳴るローガンは先生に言い付けるぞ!と言う小学生と同レベルです。一貫して嫌な奴なんだよなぁ、ローガン。ハーヴィーがマイクを捨ててまでこの男を引き留めたいと思わないのは当然か。たとえ多額の顧問料が無くなるとしても。それにしても即断でした。

更にマイクが子どもなのは、ハーヴィーにここまで不利な言葉を引き出させておいて、不意打ちを喰らわされ納得できないと喚くローガンに対して「交渉決裂だ」と去って行くところ。

マイクを選ぶ発言でもはやローガンへの裏切りを示したハーヴィーへのフォローはないのか。

「力を見せつけるような真似はするな。彼に思い知らせようとしただろ」と説教するハーヴィー。もっと厳しく叱り付けてもいいレベルなのに「約束する。お前が取引すれば俺は彼と顧問契約を切る」と子どもに言って聞かせるかのよう。

マイクからすれば、ローガンにハーヴィーもレイチェルも盗られたような感覚なのでしょうかね。それにしてもなんだかなぁ。

 

本筋には全く関係ないですが、同じベーグルでもハーヴィーはかぶり付いて食べるのに対してマイクは小さく千切って口に入れており、なんとなくのイメージ的に逆の食べ方なのですが、男らしさと女々しさという視点で見ると、それぞれのキャラに合っているような気もするのが不思議です。


ギリス産業の株の件を担当したマローンには内緒で、彼の仕事をルイスに見直しさせたジェシカ。

結果、ルイスが隠れたミスを見つけ出してくれて株の取引自体を無効にできる作戦が出たようです。

ジェシカからはまずハーヴィーに相談してから手を打つようにと言われたはずが、カトリーナにマローンが気付いて先にミスを修正するかも、と言われて無断で今すぐ手を打とうと動き出すルイス。


ドナだけがレイチェルの差し金でとんでもなくややこしい事態になっていることに気付いています。

「何が起きたか誰にも言わずに解決したくて」というこれまた幼過ぎる言い訳で、事務所に多大なる損失を与えそうな展開ですよ。

事務所の代表が右往左往するほどこじれにこじれていた買収競争がようやく収束するかと思われたのに、色恋沙汰のゴタゴタでローガンを締め出すため、こんな条件をマイクに出させたなんて知られたらクビどころか損害賠償ものでは?元凶過ぎる……。

「ハーヴィーの仕事に支障を与えないで」と怖い顔で忠告するドナが全面的に正しいな。

 

その頃ハーヴィーは手を打つために因縁のフォースマンの前に顔を出し、彼が狙っていたアストン・マーチンの鍵を渡して代わりに金を出すよう要求しますが、とにかくハーヴィーには協力したくないという気持ち最優先のフォースマンは「取引には興味ない」とぶった斬り。

この事態に備えて事務所が買った株を切り札にしていたはずが、既にルイスが良かれと思って手を打った後という大惨事。

30分前に市場に出た株を既に買って持ち主となっていたフォースマン。こんなに窮地に追いやられるハーヴィーは見たくないんだよ、こっちはよぉ。華麗で不敵なハーヴィーを返してくれよ。

そして激しく怒られる続けて落ち込むルイスも見たくないんですよ。

何でもすると言うルイスに「下らないカップを寄越すのはやめろ。俺の邪魔をするな」と暴言が飛び出るハーヴィー。いつもルイスには言い過ぎるところがあるのです。

このひと言が引き金となって、ハーヴィーに屈辱的な思いを味合わせようとローガンに話を付けた上でフォースマンに取引を持ちかけるルイス。蓄積された鬱憤が爆発すると厄介です。

とにかくハーヴィーを陥れたいという点で利害一致したルイスとフォースマンがタッグを組むことになり、フォースマンは購入したギリス産業の株をローガンに売り払い、一任すると契約していたはずのマイクをアッサリ裏切ります。

裏切っておいてなお、無名で経験も浅くこの世界で崖っぷちに立たされて条件を飲むしかないだろうマイクを雇うと言い出すフォースマン。

 

結局ルイスは、ハーヴィーを助けるためハーヴィーを憎んでいるフリ(だけではなさそうですが)をしてフォースマンを操っていただけ。

フォースマンはまんまとルイスが言った「ローガンの許可を得た」という嘘を信じて、顧客を横取りしてハーヴィーを裏切る男に加担しようとしたところ、回り回ってそれがハーヴィーを助ける策となったわけです。さすが舞台役者です。

ハーヴィーからは「キスしたい」と笑顔が飛び出るほどの褒められ方で、ハーヴィーの口から「フォースマンは“リットされた”」というパワーワードまで出ました(笑)


一転してマイクがドン底に。

マイクの行き場を無くそうとしてのことか、フォースマンが自らジョナサンへの裏切りをバラしたらしく、「薄汚いクズめ」と罵られるほど怒らせてしまいました。確かにマイクの心情はどうあれ、恩を仇で返すようなことをしたのは事実です。


事務所を救ったルイスですが、どこか浮かない顔だったのには理由がありました。

フォースマンとの取引で、彼からスイスとケイマンの口座を介して金を払えと指示され、脱税に加担することになるのです。

カトリーナに犯罪だし通報義務があると言われても「関係ない、隠し通す。ハーヴィーのあんなに喜ぶ顔を見たらとても言えない。“本当は救世主じゃない”とはね」と苦しい表情のルイス。

こっちはこんな男気満載な苦悩を抱えているのに対し、レイチェルは買収競争に勝てたという朗報を聞いても「ローガンを締め出せない」と自分本位な感じ。

エイミーからメールでマイクがクビになったと聞き、ハーヴィーの顧客に戻りようがなくなったこのタイミングでローガンとのキスを打ち明けようと悩んでいます。

「マイクは相当ショックを受けるだろうし破局する恐れもある」とドナに止められましたが、レイチェルはマイクが自分を信じてくれたように自分もマイクを信じてみるのだそう。

泣きっ面に蜂状態になるマイクは大丈夫でしょうか。

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SUITS/スーツ シーズン4 [ ガブリエル・マクト ]

▼次回、エピソード7

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