エピソード13『過去へのドライブ』“Fork in the Road”
あらすじ
6年前、ピアソン・ハードマン事務所のアソシエイトとして頭角を現していたハーヴィーとルイス。共同戦線を張って昇進をハードマンに談判するが、ハードマンはマッカーノン自動車との顧問契約を2人に競わせる。 現在。ジェシカからルイスとの和解を命じられたハーヴィーは、まずはルイスとマイクの関係改善のために 因縁のクライアント、マッカーノン社の仕事を半々で受け持とうとルイスに持ちかける。本社訪問の当日、 ハーヴィーは不意打ちでマイクを同行。怒りが収まらないルイスと3人でドライブすることに。
ネタバレ感想
ドナからカトリーナの件を聞いたルイスは、レイチェルに「友達に戻ろう」と言ったそう。しかしマイクのことを許すのは無理だ、とも。
自分との約束を守ったルイスのことで、ハーヴィーにも和解するよう諭すジェシカ。
「そうしたいのは山々だがまず無理だ。奴はマイクを許さない」とハーヴィーが答えれば、「許すよう手を回して」とのこと。
6年前。
まだまだ若造の範疇にあるハーヴィーはドナからの強い勧めで渋々ルイスと飲みに出かけます。
シニアパートナーの席が1つ空いたばかりで、シニアパートナーを狙うよりもジュニアパートナーを2人増やすようハードマンを説得しようと提案したルイスにハーヴィーも賛同し、2人は協定を結びました。
この進言に対しハードマンは、「手腕を証明できた者1人だけを昇進させる。マッカーノン社の契約を取ればパートナーの器だと認める」とハーヴィーとルイスの2人を競わせることにし、協定を結んだはずのハーヴィーが先に裏切り、この提案に飛びつきます。
マッカーノンと言えば、ハーヴィーの初めての顧客というエピソードがあったので、勝敗はもう見えていますが、ここにもドラマがあったのか。
現在。
「“マッカーノン社”の仕事を半分やる」と言ってマッカーノンの本社までルイスを誘ってドライブに出るハーヴィー。
しかし車を選んでいる間に呼び出しておいたマイクが到着し、マイクと一緒だなんて聞いていないルイスは案の定ゴネているも、「着くまでにマイクと和解しろ」と無理やり車に乗せられて車内は気まずい空気。
和解しろと言いながら助手席と後部座席に座らせるのはただでさえ話しにくそうと思っていたら、「詐欺師の隣なんて嫌だし助手席も譲りたくない」とルイスがゴネていました(笑)
スーツよりアクティブウェアの方が似合うマイクは、6年前には大学を退学になり、メッセンジャーの仕事に就いて、法律相談所への配達で出会ったインターンの〈クレア〉をナンパしています。
クレア役はプリティ・リトル・ライアーズのスペンサー役でお馴染み、トローヤン・ベリサリオ。PLLは2010〜2017年の7年に及ぶシーズンでしたが、スーツのシーズン4は2015年で、PLLでメインキャストを務めている最中に出演していたのですね。
マイク役のパトリックはPLLのシーズン1にゲスト出演していたそうで、もう一度見返して確認したくなります。
そして何とこの2人、私生活では結婚しているそう。へ〜!
トローヤンは2025年のAmazon originalドラマ『オン・コール』で主役を演じていますが、スーツの頃が10年前とは思えないほど変わりません。
その場凌ぎの嘘なんて朝メシ前のマイクは、「志の高い人と付き合いたいの」というクレアに合わせてロースクールに通っていると嘘をつき、そのまま流れで移民局の審問の手伝いを無報酬で請け負う事に。
良い仕事はするも、クレアを密かに気に入っていたらしい上司の嫉妬は凄まじく、マイクの嘘もバレてしまいます。
嘘を聞かされたクレアからは「私が嫌いなのは不真面目な人より真面目なフリをする人」とバッサリ振られてしまうという結果に。
ルイスの出る幕もなく、忠誠心を武器にマッカーノンとの契約を取り付けてきたハーヴィーでしたが、ハードマンは最初から勝つためには手段を選ばないハーヴィーを利用するつもりで、「マッカーノンの3倍の規模の“フレッチャー社”が釣れたからマッカーノンは切り捨てろ」と命令。
その後、法廷でフレッチャー社に惨敗したハーヴィーは、14時間以内に特許法の抜け道を探す必要があり、またしてもドナの勧めで、自分の裏切りで仲違いしているルイスに協力を仰ぐことに。
「昇進したら君との約束を果たす。ナプキンに書いたことをいつか実現する」と特許法に強いルイスを説得したハーヴィー。
飲みの席でルイスがナプキンに書いていた“ピアソン・ハードマン・スペクター・リット”という事務所名のことです。
結局ルイスの助けを得てフレッチャー社に引き下がらせることに成功しますが、ハードマンは「問題は契約を取れるかでなく何でもやるかだ。3倍の収入を得るチャンスを捨てただけ。自分の勝利にこだわりボスに逆らう男は昇進させられない。代わりに何でもやったルイスを昇進させる」と言うではないですか。
そもそも、フレッチャー社にハーヴィーの戦略を流したのはハードマン本人ではなく、ハードマンに指示されたルイスの方だったのです。
卑怯な手を使ったルイスをハーヴィーは許さず、売り言葉に買い言葉でルイスの嫌なところも出てしまっている6年前。
現在も大した成長はなく、マイクと取っ組み合いになってとうとうやるせなさに泣き出してしまうルイスです。
しかし、根っこのところで義理人情に厚いルイスも同時に帰ってきます。
実はマイクの過去を調べており、11歳で両親を交通事故で突然亡くしているマイクに同情を示し、嘘をついていたことを謝ったマイクに「資格がないだけで詐欺師じゃない」と認めるような発言が出ました。いや、資格がないのに弁護士名乗っているのは普通に詐欺ですけどね(笑)
とにかく、この2人も仲を取り持ってくれたハーヴィーのおかげでようやく和解となりました。
マッカーノン社の半分こも、ハーヴィーとではなく、マイクとルイスで分け合えということだそう。
相変わらずハーヴィーはかっけぇなぁ。
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▼次回、エピソード14

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