エピソード14『内部告発』“Derailed”
あらすじ
ジェラード教授はマイクを呼び出し、リバティー鉄道の脱線事故の真相を知る元従業員ジョーから相談を受けたので、ハーヴィーに訴訟として引き受けて欲しいと頼む。人助けをしたいマイクは自分で案件を引き受け、ジョーから事故の原因を会社が隠蔽しているこ と、さらに内部告発により解雇された事実を聞く。報告を受けたハーヴィーはマイクに和解の手続きを指示するが…。一方、代表の一員になったルイスは、事務所の受付係が電話を取り次ぐ際に事務所名から「リット」を省いていることに苛立ちを募らせる。
ネタバレ感想
ルイスのことが一件落着となったマイクですが、自宅にジェラード教授から電話がかかってきて突然呼び出されます。
リバティー鉄道に解雇された男性から本当の事故原因を知ってると相談されたらしく、きちんと調査しないと倫理に反するからそれをハーヴィーに頼むため説得してくれというのです。
内部告発は取り扱っていないと言うマイクに対し、ジェラード教授は「でも君なら説得できるはずだ。弁護士資格がなくても彼に雇わせたのだから」と核心に触れます。
マイクを気遣ったハーヴィーが教授にはバレていないと嘘をついていたのに台無しです。
どんな嘘もいずれバレると考えたマイクは、「弁護士でいられる限りは人助けを続けたい。頼むからやらせて」と言って事務所の方針に反する内部告発案件を自分が受けたいとハーヴィーを説得しました。
告発が事実だという確たる証拠が出れば案件を受けてもいいと条件を出されます。ハーヴィーはとことんマイクに甘いんだよなぁ。
〈ジョー・ヘンダーソン〉からどの車両にも必ず搭載されている過熱防止センサーに欠陥があったことを会社に指摘してクビになったと聞いたマイクは確固たる証拠もゲットしてきます。
和解金はハーヴィーに言わせれば“その10倍はとれる”4000万ドルで、その代わり欠陥や隠蔽を公表させるというマイク。
「非公開のまま金で解決しろ。もし相手が応じなくても裁判に持ち込むことは絶対許さない」と命じるハーヴィーにも「僕の案件に口出ししないで」と反発。両親を事故で失っているせいで、こういう事故関連ではどうしようもなく意固地になって正義を振りかざすところは変わりません。
企業へのタカリに見える内部告発での案件が裁判沙汰になることによる顧客離れが心配で、マイクの交渉を邪魔する気まんまんだったハーヴィーに、ドナはギリス産業の件でマイクを信じずに後悔したことを思い出させてマイクを信じてやれとお説教。
しかし、センサーは安全試験をクリアしていたという報告書を出され、ジョーは内部告発でリバティー鉄道以外にも4つの勤務先を脅したという非公開の裁判記録まで出てきて驚くマイク。
ジョーに隠し事をしていたことや金目当てを責めますが、それでもセンサーの故障があったのは事実で報告書は改ざんされたものだと主張を曲げません。
「原告がたかり屋でもウソとは限らない」と信じることにしてハーヴィーに強制終了させられまいと1人で突破口を模索していたマイクは、レイチェルから「隠していてバレたら後悔する」とここ最近の出来事から得た教訓を告げられ、この不利な状況をハーヴィーに打ち明ける事に。
結果的に24時間の猶予をもらい、ドナの捨て身の協力もあってこの件を続けられることになったマイク。マイクは天才的な能力はあるにせよ、いつも周りの皆に大いに助けられており、一種の姫プレイというやつですな。
今度の証言録取では自分も行くと言ってリバティー鉄道へ向かうハーヴィー。
相手方の弁護士〈エヴァン・スミス〉が美女だと分かり、鼻の下を伸ばしつつもマイクと共にキッチリ仕事をして帰ります。
ドナが不正な手段で入手してきた証拠は裁判でこそ使えないものの、先に証言録取でCEOから嘘の証言を引き出した後に、事故の後全てのセンサーを修理している記録を突き付け和解を迫る2人。あれほどダメだと言っていたのに、公表しろという条件を出したのはマイクではなくハーヴィーの方でした。
ジェシカを守りたい気持ちが強いマローンは、ルイスを代表として認めず受付係に金を渡して『ピアソン・スペクター・リット』のリットを電話口で省かせていましたが、受付が『ピアソン・スペクター』と言っているのを聞いて激怒した本人から相談を受けたジェシカが真相を知り、恋人をたしなめる形に。
ジェシカのためなら、と嫌がらせをやめて飲みの誘いにも応じるマローン。
ハーヴィーに根回ししてジェシカが休めるよう取り計らった上で、サプライズでジェシカが好きなパリ旅行に誘ったり、結婚秒読みか?
ジェシカの方も、直向きな愛情を伝えられるたびに少しずつ迷いが出てきたようで、マイクの秘密を打ち明ける気になったことをハーヴィーに相談。
同じくスコッティに秘密を話していたハーヴィーから「早く言うべきだった」との後押しもありました。
エヴァン・スミスから連絡があり飲みに行ったハーヴィーは、まさかの不意打ちを喰らわされています。
ハーヴィーの秘書であるドナが社外秘の書類を持ち出した監視カメラ映像を見せられ、「どんな条件だろうと和解なんてあり得ないし、明日地方検事に映像を送る」と言われ、形勢逆転に。
結局、マローンに真実を打ち明けに行くもタイミングがわずかに遅く、酔い潰れたルイスからハードマンの横領が“2年前”だと聞いていたマローンはジェシカがまた嘘をついていたことに気付いています。
マイクの秘密までは知らないままのようですが、マローンにとって大切なのはジェシカが嘘をついたかどうかだけ。
ようやく隠し事を打ち明けてくれたと思ったらそれさえも嘘だったと分かり、激怒したマローンは「もう終わりだ、別れよう」とジェシカを突き放しました。
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▼次回、エピソード15

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