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あらすじ
因縁のトラヴィス・タナーと、ある案件で再会した ハーヴィー。タナーは改心したといい好条件で和解を提案するが、ハーヴィーは信じず攻撃を仕掛ける。 マイクはタナーのクライアントであるアリッサと会い、 タナーをクビにするよう勧めるが……。一方、ルイスはハーヴィーとの約束通り、給与の算定基準を元に戻そうとする。だが、ジェシカに卑性なやり方はするなと釘を刺され、うまい方法が見つからないルイスは、ジャックを騙して儲け話を持ちかける。
ネタバレ感想
ハーヴィーの心の傷は重症で、トラヴィス・タナーにドナを寝取られる悪夢を見てしまうレベル。
というのも、まーたタナーと仕事でやり合う状況だそうです。
ここのところ保険会社の集団訴訟で忙しかったマイクもようやく手が空き、昔のようにタナーを倒そうと和解のお祝いに案件を持ってくるハーヴィー。なんだかんだ寂しかったのは事実でしょう。
タナーらしくなく和解をしに来るそうですが、不意打ちを食らわせる気だろうと踏んでいるハーヴィーは「先制攻撃する」とやる気満々なのに対し、「タナーとはいつも泥試合になる。パニック発作のこともあるし今回はやめたら?」と心配そうながらも、ハーヴィー自身がやりたがっている意思を聞いて納得するマイクでした。
ハーヴィーと仲直りしたいルイスは付属定款の“Cの35”を作り出し、「新しい給与基準はCの35に抵触するからこれまで通りに戻す」という力技で給与体系を元に戻そうとしますが、ハーヴィーに対してはそれでよくても、自分にも投票で威厳を傷つけた落とし前をつけろと迫るジェシカ。
どうすればジェシカに納得してもらう方法で基準を戻せるか悩むルイスはドナに相談し、“ハーヴィー式”に「ジャックに得をさせる」方法でいくことに。
合併予定の企業リストを手配し、大口顧客と顧問契約を結んでその成功報酬を分けてやるという条件でジャックに算定基準を戻す案に賛同してもらおうとしますが、現実的にルイスが顧問契約を取れそうな企業は見つかりません。
嘘をついて契約をするフリだけして後は適当に誤魔化すと言い出したルイスを止めるレイチェルも、「ハーヴィーと約束したんだ。ジャックに恨まれようが約束を守る」とルイスから真っ直ぐな目で説得されて協力するようです。
〈ジョン・デルモア〉の慈善団体に5万ドルの寄付をしてハグされている姿を、デルモア行きつけのレストランに呼び出しておいたジャックに見せて、「合併を引き受けた」と嘘をつき、「給与の算定基準を元に戻そう。デルモアとの契約で莫大な金が稼げる。協力してくれれば私に入る金の半分を君にやる」と揺さぶり協力を取り付けました。
タナーが持ってきた和解案は、訴えを下げればクライアント〈アリッサ・ラング〉の会社の株15%を譲るという思いの外好条件な内容で「私は心を入れ替えた。昔とは違う」とのことですが、ハーヴィーとマイクが先制攻撃でアリッサの負債を買い上げて財産を差し押さえ済みで会社を封鎖中、さらに一時的停止命令“TRO”を申請するつもりだと聞くと闘志を見せてきました。
アリッサが雇用されている間に開発したものは“ベータソフト社”に所有権が帰属するという契約だったところ、退職時にパソコンごとゴッソリ持ち出したことで会社側が訴えを起こしていたのですが、TROの申請の日を迎えるとアリッサ側のタナーは彼女が契約時は16歳の未成年だったから契約自体が無効だと対抗。
結果、判事はTROを認めず、会社の封鎖も解除するよう言われてしまいます。
しかも、アリッサはハーヴィー達の依頼人である“ベータソフト社”の〈ティム・ペトロフ〉をセクハラで訴えるつもりで、「訴えられたくなきゃ和解を受け入れろ」と要求してきました。
ティムにも訴状が届いたらしく、濡れ衣だと怒って「家族がいるんだ、何とかしてくれ!脅すような女と和解なんてできない!この女に痛い目を見せてやれ」とのこと。こうなってくると愛妻家と噂のティムも怪しく見えてきます。
マイクはアリッサに卑怯なタナーをクビにさせるため、偶然を装って会う作戦に出ます。
しかし、実際に会ってみると、アリッサは「事実を捻じ曲げているのはティムの方。10年間会社に尽くしてきたのに独立した途端、彼は私がアイデアを盗んだと訴え潰しにかかったのよ。それとセクハラの件はタナーじゃなくて私の案よ。彼には止められたけど従わなきゃクビだと脅したの」だそうです。
マイクから経緯を聞かされようと、タナー憎しで全く信用しないハーヴィーはアリッサに致命傷を与えるために良からぬ策に出るようで、精神の不安定さが転じてヒール役になりつつあります。
ハーヴィーの案というのは、偽造免許証を使って税の申告をしているアリッサは税金詐欺だと刑事告発するというもので、タナーから「いくらなんでも横暴だ」と言われて言い争いになる2人。
ドナの話や母親の浮気話まで持ち出されたハーヴィーはマイクが止めるのも聞かずにタナーを殴り大荒れです。
改心したという割には急所攻撃を厭わないタナーも大概ですが、精神科医いわく、戦争を仕掛けたのはハーヴィーの方で、タナーにセカンドチャンスの余地をあげなかったことを非難されるハーヴィー。
この時のタナーの喧嘩の後に冒頭の悪夢を見たらしく、ハーヴィーが隠していても、夢の中でタナーの相手の女性がドナだったことを見抜かれているようです。
ジャックはルイスより1枚上手で、パートナー会議で「給与算定の新基準を最低でも1年は続けよう」と予定になかった提案をし、パートナー達もこれに同意してしまいました。
レストランでの小芝居が茶番だと分かった上で、自分の利益を守るために儲け話に乗るフリをしていたジャック。
ハーヴィーと約束したのにヘマして事態をさらに悪化させたことで、ジェシカやハーヴィーから隠れているルイス。
全てを察しているジェシカからルイスを探すよう頼まれたドナは、後悔していじけているルイスに「彼女の信用を取り戻したいなら給与明細をわざと置いたことを今すぐ認めるしかない」とクビも覚悟で悪事を白状すべきだとアドバイスしました。
ルイスは潔く自分がわざとハーヴィーの給与明細をコピー機に置いたことをジェシカに伝えますが、ジェシカは悩んだ末ジャックを呼んでこさせ、茶番が始まります。
「ルイスに聞いたんだけど、新しい算定基準は定款のCの35に抵触する。ルイスから給与明細をコピー機に置いたのはあなただとも聞いたわ。あなたは報酬委員だから給与明細を手に入れられた」と迫り、真犯人はルイスだと言おうとするも、そう言ってしまえば隠していた自分もクビになることを悟り、何も言えなくなるジャック。
ルイスをクビにすると事務所名がまた変わることになり、これ以上のゴタゴタは避けたいというのがジェシカの本音です。それでも振り回されるくらいなら2人とも同罪でクビにするぞ、という脅しのために『Cの35を認めて従う』という選択肢を与えたのです。
もちろんジャックに選択肢はありません。が、今後もこの野心の塊は下剋上を画策しそうな気配があります。
とにかくルイスはこの件でジェシカに許されました。
ハーヴィーが今の精神状態でアリッサの人生を潰すようなやり過ぎな対抗策を行動に移してしまえば後悔するかもしれないと心配したマイクは、自分に会いたいと申し出てきたタナーと会うことに。
タナーが改心した理由は特に何がきっかけでもなく、ある朝突然悪いことをするのに嫌気が差したのだそうで、それ以来はまともな仕事しか引き受けていない、と。
マイクならハーヴィーやティムを説得できるはずだと見込んで、アリッサの人生を壊さないためになんとか和解を受けて欲しいと頼むタナー。
マイクは「あなたが間にいる限りハーヴィーは和解しない。本当に変わったのなら証明してくれ」と迫りました。
その後、「このままじゃ悪者はタナーじゃなくあなただ」と頑なに和解したがらないハーヴィーに、最初と同じ条件の和解案で、代理人はタナーではなくカトリーナとなった新たな資料を突きつけるマイク。
タナーはマイクの要求通り、アリッサの人生のために担当を外れたそうです。
ハーヴィーは自分が暴走気味だったことを認めて資料も読まずに和解を進めるよう指示を出しました。
改めてセラピーに出向いたハーヴィーは、「夢の中の女性はドナだった」と認めるも、「あなたは本気でドナだったと思ってるんだろうけど違うわ。お母さんよ」と言われます。
母親の話はしたくないと激昂し、「あなたが親密な人間関係を築かないのは母親の影響よ、分かってるでしょ?」という核心に触れられてその場から逃げ帰るハメに。
ドナへの愛情は本物でも、本物だからこそ一歩踏み込んだ後に母親のように浮気されるのが怖くて遠ざけた、ということか?
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▼次回、エピソード6