
エピソード2『ワークロード』“Workload”
あらすじ
花嫁と花婿は新婚旅行のためにお金を貯める。ホライズン・ベタは新しい利益につながるテクノロジーをお披露目する。ルークはワークロードでの仕事を楽しもうと努力し、AIのエレベーター係は女子型AIを生み出し、彼女に夢中になる。
ネタバレ感想
結婚式を終えたコピーネイサンに何度も電話をかけていたノラ。
不在着信には「ネイサンが破壊されたとウソをつくなんて最低!」と怒りのメッセージも残されており、イングリッドにそれを隠すコピーネイサンは確信犯なのか……?
アップロードの顧客が3億人を達成し、マネジャー社員を集めて「この状況を収益化する」ことを発表する〈ジテンドラ〉。
アリーシャの言う通り、今までしていなかったのが不思議なくらいですが、新婚旅行の資金作りのためにネイサンやルークも働いている“ワークロード”の労働力も所有物とみなして奴隷のように扱うつもりです。
AIの進化に伴って生身の人間で構成されていたエンジェルの大半を解雇するらしく、「頭を焼かずに脳をバックアップする」という極秘の取り組みが、人間の治験ボランティアによってテスト運用されているのだそう。
脳のコピー保存用のストレージ料金を全人類に請求できるようになるという凄まじいビジネス臭のする話です。
打倒“オスカー・マイヤー・インテル”を掲げており、企業スパイと化しているアリーシャは激しく動揺。
家ではノラが「私の恋人が監禁されてる。生きてて私を必要としてる!私を再雇用してよ、レイクビュー内を自分で捜すから」と必死に頼まれ、人員削減前で再雇用は無理でもなんとか方法を考えるから後でオフィスに来るよう答えるアリーシャ。
レイクビューに行けば誰彼構わずプロポーズして回るAIに「顧客との恋愛は禁止」だと制したり、なかなか大変そう。
結局、AIはセルフでプログラミングもできるのか、自分の中から女性のAIを生み出して自分自身と恋に落ちるようです。
アリーシャの負担は増える一方で、スパイとしてホライズン社がNY北部に所有する金持ち用の医療スパで医療実験をしている模様を抑えるため、監視カメラを仕掛けてこいという任務が与えられました。
レイクビューでコピーネイサンに記憶を見せろと迫るノラ。
コピーネイサンもオリジナルが死んだと思っていて、何度も見るネイサンの姿は悲しみのあまり見えている妄想だと考えているそうです。
記憶を見せるのは、オリジナルネイサンの死を見たトラウマが蘇るから嫌だと拒否し、「現実を受け入れて君も前に進め」とのこと。あまりにも協力的ではないし、何か裏があるのでしょうか?
こんなことで諦めないノラは、コピーネイサンに見切りをつけてまた闇雲なネイサン捜しを始めました。
今回は自販機に現れたネイサンによれば、連れ去られた後に巨大画面がある部屋に入れられ、画面越しのコピーと「どっちが生きるか」を話し合ったのだそう。
コピーが裏切ったと考え、再びコピーネイサンのところへ押しかけて半強制的に記憶パーラーに連れて行くノラ。
実際には、連行された後どちらを破壊するか決めなければ2人とも破壊すると脅され、「彼を残せ」とコピーに譲ったオリジナルネイサンが脳を破壊されておりました。
確かにこれはトラウマもので、記憶を見せたがらなかったのも納得です。
コピーネイサンもようやくノラがオリジナルのネイサンと会って話したと言う話を信じてくれて、とりあえず味方が増えたと考えて良さそう。
エレベーター・ボーイのAIと女性AIは熱烈に愛し合っていたかと思えば、女性AIはエレベータ・ボーイと同じ姿形のバーテンダーAIのことを好きになるというややこしい三角関係が出来上がってしまいました。そもそも3人とも出所は同じ。
女性AIに縋り付くも、「愛してない」と言われるエレベーター・ボーイ。ことごとく不憫です(笑)
人間らしさを得た弊害で、初めての失恋にすっかり無気力となってしまったAIに寄り添い話を聞くのはアリーシャとルークです。
ルークの方は特に、AIを励ますようでいて、自分とアリーシャに重なる話ばかりしていますが(笑)
恐らくは改ざんされているコピーの記憶を自分宛に転送したノラは家に帰って、アリーシャの見ているそばで真実の記憶を復元。
アリーシャもネイサンが実は生きているのが本当だと分かって、「ホライズンがこの機械を秘密のスパでテストしてる」ことをノラに教えます。
“エリジウム医療スパ”という現実世界版のレイクビューが次なる目的地になるなら、アリーシャのスパイ活動とも利害が一致します。
▼Amazonプライム・ビデオで視聴できます。
プライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード3
