エピソード8『綻び』“Mea Culpa”
あらすじ
ジュニアパートナーへの推薦を断るようにジェシカから言われていたマイクだが、昇進を認められ初仕事をもらう。だが、相手弁護士がかってデートしたクレアで、マイクの学歴詐称を知っていたため、レイチェルに事情を説明して案件を任せることに。レイチェルは何とか切り抜けようと画策する。一方、ルイスを殴ってしまったハーヴィーはジェシカから長期休暇を言い渡される。反省したハーヴィーは、ルイスにパニック発作で悩んでいることを打ち明け謝罪するが……。
ネタバレ感想
思い切り殴られテーブルに投げ飛ばされたルイスは怒りが収まらず、ハーヴィーを訴えるから外部の弁護士〈マイヤーズ〉に電話しろとドナに命令。
ドナはなんとか落ち着かせようとしますが、それも全て自分ではなくハーヴィーを守りたい気持ちの現れだと受け取るルイスの意思は変わりません。
「命令なら従うけれど私たちは家族よ。家族の問題は家族で解決して」という言葉は響いたのでしょうか?
代表への暴力沙汰を重く見たジェシカは、ハーヴィーに2週間休むよう命じますが、それもハーヴィーの顔を見たルイスが3ヶ月の停職処分にしろと騒ぐはずだから先手を打つためでもあり、休暇届まで用意して2ヶ月前に提出していたことにする、と結局ハーヴィーをどこまでも守るスタンスは変わりなし。
「休暇を取る前に彼に謝って。100%自分が悪いと認めるのよ」とのお達しも出ました。
ジェシカが頭の痛くなる問題は他にもあり、ジャックが自分に何の断りもなくマイクをジュニアパートナーに推薦した理由を探ります。
自分は取り消すからハーヴィーからの推薦にすればどうかと提案するジャックは、昨日のハーヴィーとルイスの騒動もすったもんだも知っているようで、ここで更に“マイクを昇進させてはマズイ”のだと思われるわけにはいかなくなりました。
結局、辞退の理由を探せと言っていたマイクに、『ジュニアパートナーになった人にトップが初仕事を渡すのが伝統』となっているこの事務所のトップとしてマイクに案件を与えたジェシカは「反対したけど実力は認めてる」とのこと。
事務所史上最年少のパートナー誕生です。
依頼人の“メタデスク社”は、グーグルが買うはずが“オプテラ社”が先買権を主張しています。
突破口を既に見つけてレイチェルを助手につけ意気揚々のマイクでしたが、事務所にやって来た相手方であるオプテラ社の弁護士はなんとクレア・ボウデンではないですか。
マイクの学歴を知っている数少ない人物です。
彼女の姿を見つけたマイクは慌ててレイチェルに後を託して自分は隠れます。
ロクに戦略も知らされていないまま突然のバトンタッチでしどろもどろになりながらも、「ボスに仕事を丸投げされた?私も経験あるわ。なるべく早く返事をちょうだい」と敵役の弁護士にしては器が大きいクレア。
元々美人で聡明な雰囲気ですが、トローヤンはこの役所が一番しっくりくるというか、魅力的に見える気がします。
帰り際に「ボスのマイク・ロスさんは何歳?昔同じ名前の人とデートしたの。かなり努力しなきゃ弁護士になってないはず」と核心に迫られたレイチェルは適当によく知らないけど45歳くらいだと思うと大ホラを吹いております。
マズイでしょう。ジュニアパートナーになれば露出も増えるでしょうし、どこかに顔写真付きの記事でも載れば、レイチェルの謎の嘘も手伝ってすぐに経歴詐称がバレてしまいそう。こんなことならついでに偽名も使っとくべきだったか?
全てを押し付けられた挙げ句、マイクが過去にデート目的で法学生だと嘘をついてバレたという事実を知って苛立つレイチェル。そりゃそうなりますわ。婚約者の人生が嘘だらけに見えてくることでしょう。
「言葉の暴力が許せないなら少なくとも自分の暴力を謝るべきよ」というごもっとも過ぎるアガードのアドバイスを受けたハーヴィー。
無理やり取らされた休暇中、私服でルイスのオフィスに謝りに行きます。
ハーヴィーの姿を見るなり「ドナ、警備員を呼べ!危険だ!」と過剰反応するルイスに少し笑いました(笑)
謝罪の気持ちなんてないはずだ、何か企んでいる、と喚くルイスに「セラピーを受けてる。パニック発作で悩んでる」と打ち明けます。
最初こそ信じられない風でしたが、いくつか質問してパニック発作が出始めた時期がドナが去ったタイミングだと知ったルイスは自然と座って話を聞く体勢に。
「きっかけはドナのことだったが問題はドナじゃない。もっと根深い。家族や人間関係の問題なんだ。治そうと努力してる」と最大の弱みを晒し、ルイスの言葉にグサッときて殴ってしまったという経緯を正直に伝えました。
エスターのことでウソをついたことも暴力を振るったことも誠心誠意謝られ、その場で「もう許す」と言えるルイスはやはりハーヴィーのことがめちゃくちゃ好きなのか。
「君は謝ってくれた。休暇はジェシカが設けた冷却期間だろ?明日は来い。マイクの昇進を決める日だ」とまで言ってきて、一瞬ジェシカが休暇届を偽造した言質を取ろうとしている罠かと思いましたが、この2人は予想より早過ぎる和解に至りました。
マイクはジェシカに大ピンチの現状を正直に明かし、ジェシカからはジャックに経歴詐称を勘繰られないよう、記念すべき初仕事をレイチェルに投げていることは絶対に悟られるな、と忠告されます。
翌日にはハーヴィーがウキウキで昇進祝いを用意して待ち構えており、ルイスが怒っていたのに事務所に来れたのかと驚いているマイクに「お前を昇進させるか投票で決める日だ。軍隊に止められても来る。投票は形だけだが俺の票を記録に残したい」とデレデレです。
パートナー会議が開かれ、予定通りマイクの昇進は満場一致で決まりましたが、ここでルイスが裏切ってきます。
ハーヴィーに許すと言ったのは結局本心ではなく、この場に引きずり出してパートナー達の前で復讐がしたかったからでした。
「なぜ私がケガをしてるかと言うと、2日前ハーヴィーに暴行を受けたからだ。外部の弁護士を使い訴えるのはやめた。だが、付属定款に則り直ちに無給の退職処分とする」と言い出すルイス。
そこで意外な人物がハーヴィーの助け舟に入ります。
「停職処分にできる規則はあるが、その場合訴えの正当性をパートナー達が判断し投票で決めねばならない。君が書いた定款に従おう。投票は金曜にするから各自考えておいて」とルイスを制してその場での処分を食い止めたのはジャックでした。
どうやらルイスは、ハーヴィーの謝罪を信じかけたけれど停職の話を持ち出されたことで策略だと思い込んだようです。パニック発作の話まででっち上げだと言われるのは心外ですな。
ハーヴィーがまた暴力に走りそうになったところでジェシカが止めに入り、ハーヴィーには厳しく叱り、ルイスには更に厳しく陰険だと非難。
投票は棄権するそうですが、「あなたの味方ではないわ。皆知ってる」とハッキリ言うジェシカ(笑)ハーヴィーのパンチ並みにクリーンヒットです。
クレアとの交渉はお金で引き下がらせようとそれなりの金額を提示したレイチェル。
しかし、相手方はお金の問題ではなくグーグルとの取引に加わりたいと譲らず、新人ということで舐められたことや、クレアとマイクを接触させてはならないという気持ちもあるレイチェルは「お金で引き下がらないなら不法な妨害行為で訴えて法廷で闘う」とハッタリをかまします。
クレアがグーグルに電話したことで、訴訟を嫌がったグーグルは手を引くという結果に。
全てを丸投げしておきながら「クレアに嫉妬したんだろ」と的外れにレイチェルを怒鳴るマイクは何様のつもりか。
「彼女と直接交渉できないのは自分のせいでしょ!尻拭いさせておいて偉そうに言わないで」と怒られてようやく自分の失言に気付くマイク。
先に家に帰って、延期していた結婚式で出すケーキの試食会の準備をしてレイチェルの帰りを待ち、「仕事で何があっても一番大切なのは君だ。僕を守ってくれたのにごめん」と言って謝るマイクの素速さと行動力は最善策でした。
レイチェルも実際クレアに嫉妬していたことを認めて謝ります。
改めてクレアに謝罪に行き、お互いに得をする話として、クレアの他の顧客“ギガダイン社”にグーグルとの取引が立ち消えになってしまったメタデスク社の買収を勧めれば欧州で利益を上げられると提案しました。
ハーヴィーはジャックから、ラクして出世したように感じているのは他のパートナー達も同じだから先延ばしにはしたけれどこのままでは投票で負けることになる、それでも心証は変えられるはずだと言われます。
ドナに「君を板挟みにしてしまうかもしれないが、処罰を避ける方法があるか考えてほしい」と頼むハーヴィー。
エスターの件で怒鳴り込んだのはルイスのはずなのに、どうして殴られる事になったのか、真相を言わないルイスにも非があるのではないかと考え始めていたドナは、「なら教えて。何と言われて殴ったの?味方になれるかはそれ次第よ」と言いますが、「今の時点で迷ってるなら俺が何を言っても意味がないだろう?だが奴は投票でも何か企んでるはずだ」と返されるだけ。ただ、真相は分からずとも、この攻防戦の大枠と今守るべき相手が誰かは把握できた感じです。
ルイスが肌身離さず持っているレコーダーから、パートナー会議直後のハーヴィーとの言い争いの音声を探し当てたドナ。
パニック発作についてハーヴィー本人の口から語られており、録音された音声を流しながら「彼が打ち明けた話をパートナーたちの前で流す気ね」とルイスを追及。
「殴られたんだぞ!妹も奪われた!やりたい放題だ」と正当化するルイスに、「罰を与えたいのは分かるわ。でも弱みを暴露し恥をかかせる気なら秘書をやめる」と言い残してその場を去りました。
クレアはレイチェルの案に乗り、マイクのジュニアパートナーとしての初勝利となりましたが、レイチェルとマイクの報連相が出来ていなさすぎる……!
なんと取引相手に勧めてもらった“ギガダイン社”は国防契約を結んだと昨日発表があったらしく、つまりこちらの事務所との契約でも全員の身元調査が入るということ。飛んで火に入る夏の虫かよ。
マイクは手を打つために契約書から自分の名前を全部消すと言いますが、クレアが怪しむに決まっているでしょう(笑)
結果、勝手に契約書を変えたことがバレており、それだけでなくマイクが偽弁護士だとも分かっているクレア。
レイチェルが必死に取り繕ったことでグルだということもバレ、「白状しなきゃ検事局に通報する」と言われてしまいます。
婚約していることを告げ、通報しないよう頼むも「悪いけどこんなこと見逃せないわ」だそうです。
情に訴えかけて必死なレイチェルに対して、あの潔癖そうなクレアが引いたのでしょうか?しかも見逃すどころか契約書にもサインしてくれたと?
マイクに何も問題なかった、クレアは気付かなかった、と報告していますが…本当に大丈夫なのか?
レイチェルの反応でクレアにバレたのだと察したマイクはようやくクレアの前に出てお礼を言います。
「レイチェルに頼まれたからよ。愛してると言ってた」というのが、クレアが見逃してくれた理由ですが、幸せになれると言ってレイチェルを騙してるマイクの方はレイチェルのことを本当に愛しておらず、今自分が見逃してもいつかその幸せは壊れるから本当に愛しているのなら結婚をやめるべきだとも言われてしまいました。
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