エピソード14『開廷』“Self Defense”
あらすじ
詐欺容疑の公判が近づき、マイクは陪審員に優秀さを見せつけるために自分で弁護をすると主張。事務所内で演習の模擬裁判を行い、その結果次第で弁護人を決めることになる。その過程で、「ハーバード大学に行った」という明確な証言が必要だと痛感したマイクは、元同僚のジミーに法廷での証言を頼みにいく。レイチェルはマイクの考えを支持するが、不安を隠しきれない。ギブスはルイスに接近し、司法妨害を問われたくなければハーヴィーたちを売れと脅す。
ネタバレ感想
ギブスに懲役10年だと脅されて証人になっていたトレヴァー。
「お前をズタズタにしなきゃ俺がやられちまう」とはこれまたトレヴァーらしい言い分です。
弁護士が自分の弁護をしないという鉄則に逆らうことで陪審員に本物の弁護士だと信じさせようと「自分で弁護する」と言い張るマイクを止めるハーヴィー。
10日後に裁判を控えて時間がないというのに、ハーヴィーは「なら模擬裁判しよう。俺が勝ったら俺が弁護する」と持ちかけました。
ハロルドがマイクを訪ねてきて「君がハーバードに通ってたと証言する人が必要だろ?やらせて」とハーバード卒じゃないことを悟った上でマイクの力になろうとしてくれます。良い奴だなぁ。
ハロルドには自力でやりたいからと協力を断るも、いざ始まった模擬裁判でギブス役を務めるハーヴィーからの卑怯な攻めを受けて証人の大切さを痛感したハーヴィーはジミーに証言を依頼。ハロルドの立場は一体(笑)
おばさんを助けた借りを返せ、有罪になれば和解は無効になるかも、と頼み込んでもジミーには拒否されてしまいました。まぁ、そうなるわな。
レイチェルを証人として召喚しようとしたハーヴィーに対抗するため、マイクがベンジャミンに頼んで手配してもらったのはネバダ州での結婚証明書でした。配偶者の特権を使ってレイチェルを証言台に上げることを阻止するのは明らかにインチキで、本物の法廷で使えないような戦法で模擬裁判に勝っても意味がないように思えますが…。
しかし結局「結婚自体が怪しい」と言われてレイチェルは模擬裁判の証言台に。しっかり架空の設定で偽証するレイチェルに対し、ハーヴィーは追及の手を緩めずマイクとレイチェルの双方を刺激するローガン・サンダースとの浮気の件まで持ち出しました。
シーラを国外に逃したルイスをいずれ司法妨害で訴えると脅しに来ていたギブスは、ジェシカから代理人の自分無しでルイスに接触するなと判事命令を持ってこられることに。
しかしシーラに逃げられたことを逆手に取り、「証人が全員消える前に始めたい」と判事に頼んだらしく、公判は前倒しになりなんと明日からだという書類を持って事務所にやって来ました。
それまでルイスから「私には司法妨害をさせたくせに!法廷で黙秘したくない!まずはあなたが召喚される。黙秘ではなく“マイクはハーバードを出た”と言ってくれ。彼を雇ったと認めるんだ!」と迫られても「偽証はできないわ」と言っていたはずのジェシカも、ギブスに対して「私は法廷で堂々証言する。マイクは私が出会ったハーバード卒の中で一番優秀だと。私が雇ったの、最後まで証言は変えない。部下も皆同じことを言うはずよ」と言い切りました。
模擬裁判でハーヴィーに恥をかかされたレイチェルを慰めるドナは、「ハーヴィーは人を人として見ないことができる。すごい特技よね。だからこそ優秀なの」と諭します。
模擬裁判の決着がつかないままに開廷することになり、主任弁護士は自分がやると言って聞かないマイクに対し、ハーヴィーに任せるよう言ったのは、ドナからハーヴィーが優秀たる所以を聞いていたレイチェルでした。
ハーヴィーがレイチェルにしたように、法廷ではトレヴァーを叩かなければならず、マイクが親友のトレヴァーを追い詰めるほど陪審員には嫌われてしまうのでそれは避けないと、という賢明な判断です。
ハーヴィーは嫌な特技を遺憾なく発揮してくれて、相当不利な状況からジェニーの名を使ってトレヴァーを追い詰め、陪審員からの印象を有利なものに導いてくれます。
しかし、ギブスはドナを証人として呼ぶことを要求。
突然のことに動揺するドナに、傍聴席で隣り合わせで座っていたジェシカは「ウソをついても誰も分からない」と名のある法律家が絶対に言ってはいけないだろう言葉をかけました。
マイクの雇用の経緯に関する質問で、マイクが別人になりすまして面接会場に入ったことを証言させるギブス。相手もなかなかやります。
最後にマイクがハーバードを出たか聞かれると、ドナは黙秘権を行使するしかありません。
もはや勝ったも同然の余裕が出ているギブスでしたが、ハーヴィーはここでジミーを召喚。
マイクが卒業生だと証言する反証人としてジミーは傍聴席からハーヴィーに目配せして立候補してくれたのです。
偽証がバレれば弁護士資格剥奪どころか、懲役刑になるというのに、まさかジミーがここで自分を犠牲にしてくれるとは。
マイクがハーバードに通っていたことを証言し、「私が訴えられたら弁護を頼みたいのは彼だけです」と人柄も褒めるジミー。
ただ、ここでもギブスの反撃に遭い、一見ジミーの証言で全てが覆ったかのように見えましたが、ハーヴィー曰く“不十分”で、「陪審員にお前を無罪にしたいと思わせないといけない。お前が望んだ通りにする」と今更自分での弁護を勧めます。
証人にならず証言できるのはこの方法しかなく、しかし公判中に弁護人の交代は認められないのでなんとかしなければなりません。
ギブスは接触禁止命令を無視してルイスを待ち伏せし、「辞職した後にマイクの正体を知りそれをネタに代表として舞い戻ったのね。つまりマイクを雇ったわけじゃない。脅さなきゃ代表になれなかったのに庇う必要ある?バレエと泥風呂が好きなようだけど、刑務所に入ったらもう楽しめないわよ」と言ってルイスにマイクや事務所を裏切るよう揺さぶりをかけました。
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▼次回、エピソード15
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