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海外ドラマ≫≫The Terminal List: Dark Wolf ターミナル・リスト〜闇の狼〜 シーズン1 7話ネタバレ感想

ターミナル・リスト ~闇の狼~

エピソード7『狼の決断』“THE WOLF YOU FEED”

あらすじ

飛行場でのベアリングの受け渡しから3ヵ月後、ベンはドイツのブラックフォレスト(黒い森)に潜んで、これまでの人生を断ち切り、ハバフォードのスパイゲームで失われた人々の復讐を果たそうとする。

ネタバレ感想

飛行場での取引から2ヶ月後。

ラングレーで、ベアリングを持って逃げているベンを擁護し、ハバフォードこそが黒幕だと訴えているレイフ。しかし、ハバフォード本人も目の前におり、ベンが出頭しないのをいいことに自分に都合の良い話を作り上げています。


イラク、モスルの前線基地で従軍を続けていたリースは、ベンからの手紙を読んで心配でたまらないといった表情。

それにしても、クリプラのビジュアルがシーズン序盤と全然違うような気がするのですが(笑)

 

ドイツのブラックフォレストで潜伏中のベンからの暗号化通信による電話を受けたリースは、「レイフは正規のルートで汚名をすすごうとしてる。聞くんだ、お前が何をやるにせよ1人で背負い込む必要はない」と、自分達シールズの仲間が味方だということを言って聞かせます。

真相を知りたいならレイフではなく全てを知っているモーに聞くよう伝え、いつも信じてくれたリースに感謝を告げるベンの言葉はなんだか最期の言葉めいており、無茶なことをしでかす気配がムンムンです。


タルと協力し、彼女が本物のポータルにアクセスする時間を稼ぎ、自分が囮となってテヘランにいるサイラスとハバフォードから決定的な証拠を得ようと画策していたベン。

山ごもりで潜伏してベンの居場所が分かると間もなくして、大量の兵士達が押し寄せてきました。

隠れ家を蜂の巣にされながらも、周到に用意しておいた罠を駆使して兵士の大群を着実に減らしていくベン。

しかし、いくら減らしても多過ぎる敵相手に被弾してしまい、とうとう追い詰められてしまいます。

もはやこれまでかとベンも諦めかけたその時、リース率いるアルファ小隊の面々が森の中から加勢に現れました!

まさに最終回に相応しい、満を辞しての大逆転ホームランです。

味方が敵を皆殺しにして、リースは負傷しているベンを抱えて山を下り、応急手当てを施し、意識を取り戻したベンはベアリングの隠し場所を伝えて回収してもらい、この土地から撤退。


死にかけていたベンもリースのおかげで、テルアビブでノアにブレスレットの贈り物を届けるまでに回復しています。

まだ嫌疑は晴れていないでしょうに、タル、モー、ランドリーと公の場で食事していていいのでしょうか?

ちなみに、自分とランドリーは作戦を外れるよう命じられたせいで動けなかったものの、代わりにリースを囮作戦の加勢に呼んでくれたのはモーだったそうです。

モーは今もサイラスの監視を続けており、出資者のゴルベフに関してはランドリーの担当。

イスタンブールのゴルベフはランドリーが暗殺し、テヘランにいるサイラスは、イライザが殺された時と同じやり方でバイクで車に横付けして爆弾を置いてモーが仇をとってくれる結果となりました。

さて、肝心のハバフォードはというと、ウィンチェスターで呑気にゴルフを楽しんでおりましたが、ニュースでサイラスの死を知ることに。

自宅に戻って家の中の拳銃を探し出して待っていたベンに対して顔色一つ変えずに2人分の酒を注ぐハバフォード。

イランを核保有国にさせようとした裏切りの動機を「なぜだ?」と問われて、ハバフォードは1983年に司令部を壊滅に追い込んだ史上最大規模の海兵隊兵舎爆破事件を挙げて、同胞が大勢死んだのに上は報復をせず撤退を決め、テロリズムが勝利したことに対する憤りを語ります。

つまり、イランへの復讐のために、イランの独裁政権を倒すために、そのイランに核を持たせることで核戦争が始まるよう仕向けていたのです。

かなり歪んだやり方なのは間違いありません。

ただ、アル・ジャブーリを殺すことでISが報復に多くの市民に手をかけると予測できていながら処刑を思い留まれなかったベンも同じ穴のむじなと言われればそうなのなもしれません。

「ゴルベフとサイラスを暗殺したのなら徹底的に片付けろ!私ならそうするし、実際試みた。お前が邪魔になりチューリッヒで消そうとした。だが爆弾は運転席の上に置かれ、お前は生き延びた」

本来はベンを狙った爆弾がイライザを殺してしまったのですね。

ベンは、ジャブーリの時のようにハバフォードをその場で殺したい気持ちを抑えて、イランとのやり取りの記録から、ドイツでクドス部隊を動かしたのがハバフォードだという揺るぎない証拠を見せつけた上でその場を立ち去り、手配していた警察に後を預けて刑務所送りにしました。

そのまま中央情報局本部へ出頭し、長官にハバフォードが黒幕だと示す証拠資料を提出。


その2ヶ月後、無事に無罪放免となった様子のベンはボートを手に入れて海に出るようですが、そこに現れた旧友で今はCIA職員を勤めている〈ダッシャー〉から、上司で元グリーンベレー〈ヴィック・ロドリゲス〉のところで一緒に働かないかとスカウトされます。

CIAはもうこりごりだと断られるとあっさり引き下がったダッシャーでしたが、「気が変わったら連絡してくれ。よりよい世界のために世界を壊すのが俺たちだ」とダメ押しすると、ベンも揺らいでいるのか近況報告をする食事の約束だけは取り付けました。


ラングレーでポリグラフ検査を受けながら取り調べされるベン。

この取り調べこそがダッシャーから誘われたグラウンド・ブランチに入るための面接で、面接を受けに来た理由を聞かれてると「俺の居場所だから」とひと言。この言葉に対して機械は『信憑性あり』の判断を出し、グラウンド・ブランチ入りを認められていた、と。

結局ベンは自分の行いに対しての後悔はなさそうで、ハバフォードとベンの明確な違いみたいなものがあまり無さそうなのが興味深い。

 

なるほどな〜。シーズン1にも劣らないダークなスピンオフでした。

このままもう一度シーズン1に戻って一から見返したくなります。

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ターミナル・リスト

▼次回、エピソード

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