エピソード2『解放宣言』“Accounts Payable”
あらすじ
集団訴訟を起こされたハーヴィーたち。原告団の弁護士に要求額の10分の1で和解することを認めさせるが、ジェシカの前にジャックが現れ、出資金を返さないなら彼女を個人的に訴えるという。 ジェシカは彼を黙らせるためにロバート・ゼインに頼み込む。一方、マイクはギャロにレイチェルの写真をバラまくと言われて取っ組み合いのケンカに。 マイクと面会したレイチェルは不安になり、事情を聞くためにマイクと接見したハーヴィーは相手がギャロだと聞いて驚く。
ネタバレ感想
刑務所に電話をしても配偶者でも親族でもないなら面会できるのは早くて1ヶ月先だと言われていたレイチェル。
しかしドナがなんとか手配してくれて、早くも面会者リストにレイチェルの名前を載せてくれたそうです。合法なやり方なのでしょうか?
食事の時間にギャロから「婚約者が写真を送ってきたぞ。頼んだらやらしい自撮りを送ってくれた」と冷静に考えればレイチェルがするわけのなさそうなことを言ってきて、「送るわけない」と突っぱねるも、普通に写真を送ってもらってレイチェルの顔とアダルト画像を合成した、これを受刑者全員に配ると言ってきます。暇かよ。
これからレイチェルが面会に来ることも知らないマイクは思わず殴りかかって大乱闘に。懲罰房行きか……?
集団訴訟の原告団との和解交渉に備え、「事務所が無人ではカッコ悪い」という見栄のために大量のエキストラを雇って無駄遣いするルイス(笑)
「倒産寸前だと主張して和解額を下げる作戦」だとジェシカに聞いて、すぐさまエキストラにタイムカードを押して帰るよう告げました。
事務所にはパートナー達の出資金しかなく、和解金に使うとバレれば妨害を受けるから提案の10分の1の和解金でサインしろと迫る代表3人。
マイクのことをなじられたハーヴィーのブチ切れもあって、相手方の弁護士を「寄生虫」呼ばわりしたにもかかわらず和解は成立(笑)
レイチェルはマイクが喧嘩騒ぎを起こして二週間面会禁止だと言われ、自分はマイクの婚約者であり弁護士だとハッタリを使って引き下がらなかったものの、刑務所勤めの職員はこういうことも日常茶飯事なのかさすがに肝が据わっていて取り合ってはもらえません。
急いで事務所に帰ってハーヴィーに面会できなかった経緯を話し、ハーヴィーはレイチェルにこれ以上心配をかけまいとツラツラとそれらしいことを並べ立てて大丈夫アピールをしますが、レイチェルが去ると急いでドナに「午後の予定はキャンセルだ。レイを下に呼べ。面会できないのはケンカを仕掛けたからだ、真相を突き止める」と深刻顔。
本物の担当弁護士ならこういう事態でもアッサリ面会が許可されるのか、刑務所へ出向いたハーヴィーはピリついているマイクから事情を聞きます。
フランク・ギャロの名前を聞いて驚くハーヴィー。かつてゆすりで起訴したそうで、そんな罪ならこの連邦刑務所に入れられるはすがない、受刑態度が悪いのなら「刑務所長に話し前のムショに帰す」と解決を急ごうとしますが、「奴は看守を買収してる。バレたら仕打ちが増える」といかにも受刑者らしい悩み方のマイクから口出し無用を約束させられました。
面会からの帰り際、フェンス越しにギャロから声をかけられ煽られたハーヴィーはフェンスから出たギャロの指を逆に折りながら「俺が何もできないと思ってるのか?お前の首に賞金を懸けることもできる。それでダメなら出所後に俺が殺す。それが嫌なら二度とマイクに近づくな」とブチ切れ。さすが武闘派(笑)
しかしすぐにギャロはマイクがハーヴィーに自分を脅させたと食ってかかり、マイクは貴重な電話の時間を割いて先ほど会ったばかりのハーヴィーに文句の電話を入れます。
結局レイチェルにも、ハーヴィーがムショ送りにした囚人絡みでマイクがケンカをしたとバレてしまい、レイチェルもブチ切れ。マイクに何かあってからではら遅いのです。
フォースマンの件で貸しがあるケイヒルに、ギャロをどうにか他の刑務所に移してくれと懇願しました。貸しはチャラではなく、1つの借りができるようです。
頼み事と言えば、ロバートの事務所に部門ごと引き抜かれたジャックから、パートナーの金を使ったことを訴えられるジェシカ。
こちらもロバートに、独断で動いているジャックを止めてくれと頼み込みます。
ロバートは頼みを聞いてくれましたが、ジャックがここまでしていたのは蓄えがなく、再出発のためロバートに出す出資金が用意できないからでした。
訴えて回収するのが無理ならせめてジェシカ個人から出してくれ、と頼むも、それが他のパートナーにバレる恐れもあり、ジャックを切り捨てるジェシカ。尾を引きそうです。
そういえば、昨日は私用の休みでいなかったグレッチェンも今や貴重な戦力です。
秘書業務の他に受付も兼任することになり、身内感が強まっています。
実はゆすりで刑務所送りにしたギャロですが、本来は殺人の共謀罪だったそう。
警察が自白を録音したけれどテープの保管に不備があり、やむを得ず罪状を変え、ゆすりだと懲役5年のところをあれこれ手を使って15年食らわせたことでこれほどの怒りを買っていることを明かされるマイク。「だから奴を避けてくれ」とも。
そして、トラブルを避けるためになるべく人目につく刑務所内での仕事を与えてもらうことに。
せっかく和解に至れるはずが、直前にステンプルが法廷に現れて原告団に入れろと主張。
ジェシカにバッサリいかれたジャックが入れ知恵をしたようです。
しかし、おら金やジャックの問題ではなくただただハーヴィーから大切なものを奪いたいという動機不純なステンプルは、ハーヴィーがオフィスに飾るほどだからよほど大切なものだろうと考えたアヒルの絵を要求。
1000万ドル以上をふっかけられ、「金か絵かどちらか選ばなければ事務所を潰してやる!」と本気のステンプルから手を引かせるために大切な絵を持って行かせたハーヴィー。
なんとあのアヒルの絵、母親とうまくいってた頃の思い出の品だとか。ステンプルは今後コテンパンにされて欲しいものです。
ジェシカは明日からオフィスを又貸しすることで事務所の場所を維持する決断に。
元はと言えば本物の同居人がギャロに房を貸したせいでこうなった、と怒るマイクは、今度こそ本当に人の良い同居人だった〈ケヴィン・ミラー〉から埋め合わせを提案されるも突っぱねます。
ケヴィンの忠告も無視して逃げなかったことで、ギャロと連れてきた2人に囲まれナイフで襲われかけたマイクでしたが、ケヴィンが買収されていない看守を呼んできてくれて事なきを得ました。
刑務所で密告はまずいのでは……?ケヴィンが報復を受けそうな展開です。
血も涙もないわけではなかったジェシカ。
ロバートに出資金が出せないから給料から引いてもらえないかジャックが交渉している場に姿を現し、自分がロバートに金を貸すからロバートはジャックに返す形にして、誰も返さなくても気にしない、という回りくどいけれど、法人格を否認せずに済んでジャックを助ける方法を提案。
「私が巻き込んだから私が解放する」というのは、ステンプルに身を削って落とし前をつけたハーヴィーの言葉に影響されたもの。
ロバートとの絆も強まる結果になったのはよかったですが、思い出の品を奪われたハーヴィーのやるせない表情を見ると、やはりステンプルをギャフンと言わせたくなります。
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