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海外ドラマ≫≫Suits SUITS/スーツ シーズン6 15話ネタバレ感想

SUITS/スーツ シーズン6 バリューパック [DVD]

エピソード15『届かぬ理想』“Quid Pro Quo”

あらすじ

ハーヴィーはサイデルと裏取引したことがヴェロシティー社のCEOパルマーに知られたため、マイクに訴訟を取り下げなければハーヴィーたちが告訴されると話す。だが、マイクは訴訟を取り下げる気はなく、弁護士資格を取ることを諦めようとする。 ハーヴィーは何とか弱みを探ろうとするが、事務所にはパルマーの圧力により得意先から契約を見直したという連絡が次々と届き、ハーヴィーは仕方なく手を引く。それによりマイクはパルマーとの交渉に失敗してしまう。

ネタバレ感想

マイクがパルマーから提示された1億ドルの和解金額を2日で上げられないなら仲間たちに話して1億ドルで和解する、と宣言するステイモス。

依頼人が和解したいと言っていれば、説得はできても、これ以上交渉を続けるよう強制することはできません。

 

ハーヴィーは、サイデルとヴェロシティー社はグルだったから株を暴落させる必要もなくなり、マイクはこのまま弁護士になれるという吉報と、この裏取引がパルマーにバレたからステイモスの訴訟は取り下げなければならないという悲報を伝えに来ます。

これはあれです、いつものパターン。マイクが主観的な正義感で意固地になるやつです。

ステイモスや被害者のために自分は弁護士になるのを諦めると言い出すに違いありません。

やはり、迷う余地もなく「被害者を裏切りたくない。サイデルに取引しないと伝えて」と強引に話を切り上げました。せめて自分で伝えんかい。

「サイデルに技術を売らせたのは不倫相手でパルマーの手先のはずだ。その女を使って脅せる」と結論を急がずよく考えるよう食い下がるハーヴィーに「ハーヴィーよく考えて、それは脅迫だ。そこまでして資格は要らない」……って何を今更(笑)今までの取引だった半分脅迫だったじゃないですか。分かってたことだろう。

シーズンを重ねるごとにどんどん甘ったれですぐ偽善者ぶるし、態度もデカくなるマイクが嫌いになってきています。間違ったことを言っているわけではないんですけど、なんか腹立つんですよねぇ。従順と見せかけて主観でしか物を見ず、あまりに頑固だからか?

危なくなったら中止するというレイチェルとの約束を守らせ、自分から中止を決めたマイクですが、ハーヴィーも懲りずにまだ他の手を考えているようです。どれだけマイクに入れ込むんだ……。

ヴェロシティー社で引き抜きが出来る地位にいる役員の中からサイデルを誘った女社員を特定したいハーヴィーはハッキングも厭わないそうで、シンプルな犯罪に手を染めることも気にしていません。ハーヴィーって元々はガンガンやりそうなくせに不正を忌み嫌うという男気溢れるギャップが魅力のキャラだったような…。

カーリーから顧問契約を切られて落ち込んでいるルイスにゴリ押しして、ルイスが組むのを嫌がっていたハッカー〈ジェリー〉との仲介を頼んでいます。

経緯を話せば、ハッキングするまでもなくその女性に心当たりがあるそうで、3倍の報酬を払えば教えるとのこと。会うことすら渋々だったルイスは過去に一体ジェリーと何があったんだ。

 

ハーヴィーはレイチェルに、マイクは100%合法ではないから嫌がっているし、今までより危険なことをするけれど、このまま諦めたらマイクは落ち込んだままだから、と言って裏工作を進める許可を取ろうとします。

話を聞いて「分かりました。でも失敗したら責任を取って下さい」と約束させるレイチェルに手伝いを頼んだハーヴィー。そもそもこの場合の責任の取り方ってなんでしょう?逮捕されたらお前だけが服役しろよ、的な?

 

〈フィールズ〉からの、顧問契約を見直すという手紙を見て血相を変え、ハーヴィーに見せに行くルイス。

恐らくパルマーの差し金で、同じような手紙が他にも10通来ているのです。

「脅しには屈しない」徹底抗戦の構えを見せるハーヴィーに対し、「クチュール社を失ったのも今回もマイクのために動いたのが原因だ。私は彼のことをタラに話せずウソをついた。それにこれ以上事務所を危険に晒せない」とど正論を返すルイス。そうなんですよ、マイクファーストが祟っているのです。そして肝心のマイクも乗り気ではないというのが現実。

 

パルマーの圧力でピアソン・スペクター・リットが手を引いたという情報はマイクにもレイチェルにもすぐに共有されておらず、もはや150件もの訴訟を起こせる人員が用意できないマイクには1億ドルと言われていたはずの和解金を1000万ドルに下げられてしまい、ハーヴィーから手伝いを頼まれたレイチェルは、例の女性社員クロムウェルに会いに行って美人局まがいのことをしているのを知っているんだぞ、と脅迫中。

隣にはハーヴィーも控えており、ということはルイスが1人でパルマーに手を引くこと宣言をしたけれどハーヴィーはまだ諦めていない状態なのか。

クロムウェルもこちらにつかせ、パルマーの依頼で何をしたか白状させます。

 

せめて和解交渉が終わるまで待ってくれれば足元を見られることもなかったのに!と文句を言うマイク。

人員を借りれていたのもそもそも事務所的には大した利益もない慈善事業のようなものなのになぁ。そもそもハーヴィーがヴェロシティーを訴えることにしたのはマイクを弁護士にするためでしかないという前提を忘れていないか?

パルマーの弱みを握った話をし、クロムウェルの脅迫にレイチェルを巻き込んだことがバレてマイクは更に激昂。

家に帰ってレイチェルにも怒り、レイチェルも負けじと応戦するどころか「怒るのは分かるけど謝らないわ。夢を諦めた人と結婚したくない」ととんでもないことを言い出しました(笑)

レイチェルが一番ヤバい女かもなぁ。服役で一番懲りたのはレイチェルのはずなのに。

そして現状一番可哀想なのは、事務所のことを考えて駆けずり回っているのにマイク関連の後ろ暗い話があるだけに婚約者にウソをつくストレスを抱えているルイスです。

マイクの秘密を利用して代表にのしあがったことも話せていないんですね。

それが理由でシーラからフラれたことがトラウマにもなっているようで、相談されたレイチェルは「タラが許すか私には分かりませんが、隠していてバレたら終わりですよ」とやや無責任気味に秘密を打ち明けるよう背中を押しました。


完成したザ・ドナに投資してくれる出資者を探すため、ドナ自らが動いてストゥに交渉。

製品の完成度を見て出資を決めたストゥからの条件は「所有権の90%」というなかなかに厚かましい取り分でした。

個人的に全部払うからリスクが大きいと言われれば確かにそうで、しかし開発者ではなく出資者にそこまで所有権を持たせることってあるんですかね?よく分かりませんが。

これをアッサリキッパリ強気で断ったのは、そもそも明日のプレゼンに向けた予行演習のつもりだったからか(笑)

 

〈アンドリュー〉ラッセル〉にザ・ドナの売り込むためのプレゼンをするドナとベンジャミン。

プレゼンをするまでもなく、ドナがドナたる所以である洞察眼としゃべくりが炸裂し、投資部門のトップである2人のポジション争いを言い当てて興味を持ってもらえたようです。

お膳立てのおかげで噛みまくりながらもベンジャミンはプレゼンをやり遂げました。

 

ドナが1人で感想を聞くついでに値段を吊り上げるために会議室に戻ると、アンドリューとラッセルの会話が聞こえてきます。

「彼女には投資できない。会ったのはハーヴィーの顔を立てただけ。2〜3ドルなら払ってもいい。だが弁護士の秘書ごときと取引するつもりはない。笑いをこらえるのに苦労した」とバカにされているのを聞いてしまったドナ。

ドナがここまでコケにされるのってスーツ史上初めてでは……?許せん!


あれほどハーヴィーにも怒鳴りつけておいて、「弁護士になりたい、覚悟はできた」パルマーと会いに行くハーヴィーについて行く気のマイク。

いくらレイチェルに夢がどうのこうの言われたからってこんな手のひら返しするか?なーーんか企んでませんか?

 

パルマーに会いに行き、産業スパイに関与していた証拠を突きつけたハーヴィーとマイク。

ステイモス達とは2億ドルで和解し、事務所やクロムウェルへの報復はせず、約束通りサイデルを引き抜くよう求めます。

なるほど、健康被害を受けた被害者も救済され、サイデルを助けることでマイクも弁護士になれるという欲張りセットか。


自尊心を傷つけられて、本当は自分のせいだなんて認めるのも嫌でしょうに、ウソをつけば自己肯定感の低いベンジャミンが自身を責めることを分かっているドナは正直に「私のせいだったのよ。ザ・ドナはすごい製品よ。私は足を引っ張りたくないから今後は1人で頑張って」と言ったドナに、「君が抜けるならザ・ドナは捨てる。僕たちは相棒だろ?一緒じゃなきゃやめる」と義理堅いベンジャミン。おかげでドナにも笑顔と闘志が戻りました。


「やっぱり適正審査を受けさせて。大変だろうとやればあなたの当社の望みをかなえる。今期末に雇うとパルマーに誓わせた。審査に通るよう妨害は阻止して。どうする?今の会社はじきに倒産する。あなたの仕業だとバレるよ」と裏取引を自らサイデルに申し出たマイク。

えぇ……あの正義感はどこへ??

脅迫はダメで、賄賂を見返りに審査に通すよう強要するのはセーフなの?


条件は悪いけど、自分のことを対等に扱ってくれていたストゥに出資の再検討を頼みに行ったドナ。

これで足元を見て条件を更に上乗せするでもなく、「ビジネスパートナーには好かれたい」から条件は変えずにそのまま受け入れてくれるストゥはビジネスマンとして意外と信用できる男なんだな。


マイクが無資格だと知っていたけど通報しなかったばかりか、その秘密を利用して上司を脅して今の地位に就いていたことを包み隠さずタラに打ち明けたルイス。

「隠し通して欲しかった」と言われて逆ギレしてしまい、「君だって恥ずべきことをしたろ!常識人ぶってるいるが私と寝ておきながら他にも男がいた。何でも話せと言うから話したのに人でなし扱いするな!」なんて声を荒げてしまいます。あ〜〜〜……。

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SUITS/スーツ シーズン6 [ ガブリエル・マクト ]

▼次回、エピソード16

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