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海外ドラマ≫≫Suits SUITS/スーツ シーズン7 2話ネタバレ感想

SUITS/スーツ シーズン7 バリューパック [DVD]

エピソード2『理想像』“The Statue”

あらすじ

ハーヴィーの大胆な行動が、パートナーたちの反感を買ってしまう。同じ頃、マイクは無料弁護活動に力を注ぐ。ドナの行動に疑問を持つ者が事務所内に出てきて…

ネタバレ感想

〈シャノン〉を事故死で失い、保険会社には妻がノンスモーカーだというウソの申告をしていたことを理由に支払いを断られ、保険金がなければ幼い子供を1人で抱えて家を失うことになってしまうカースト

実際には5年前に禁煙していましたが、フェイスブックに載せていた8ヶ月前の親戚の結婚式の際にタバコを持っている写真を送ってこられたのだそう。事故死なので喫煙おの因果関係は無さそうに思えますが、たとえこの1回きりでも契約は契約なので、無効にできて支払いを拒否できるのか……アメリカの保険会社ではよくあることなのでしょうか?

 

彼の依頼を受けたマイクは保険会社に出向き、担当者に裁判になっても引き下がるつもりはないことを伝えたところ、何やら手強いらしい外部の〈アッカーマン弁護士〉に引き継がれます。

訴え棄却こそ許されなかったものの、“不誠実”さについてマイクの経歴詐称の話を引き合いに出されてしまい、ここから裁判になると陪審員の心証が心配です。


ジェシカの上得意だった顧客と同業にあたるファイザーを顧客に持つ昔馴染みの〈アレックス・ウィリアムズ〉を顧客ごと引き抜くつもりのハーヴィー。

もともとはジェシカの元夫の会社のことですか?そちらを切るつもりでアレックスに声を掛けたようですが、それならば代表にしろと条件をつけられました。誰もが代表の座を狙うんだなぁ。

アレックスが譲らないと分かったハーヴィーは、ルイスとドナを呼び出してファイザーを顧客にする代わりにアレックスを代表にすると宣言し、ルイスから猛反発を受けることに。

ルイスに対していつもの余裕から来る丸め込み方ではなく、高圧的に抑え込もうとするハーヴィーは実際、まだ代表の器ではなかったのでしょうか?

その場では引き下がったルイスもやはり自分とは縁もゆかりもない余所者にいきなり事務所を乗っ取られるのは避けたいようで、グレッチェンにアレックスの汚点を探すよう命じたところ、要はファイザーさえ顧客にできればアレックスに用はないはずだと気付かされています。

ハーヴィーがファイザーと引き換えに切ろうとしていたのは、ジェシカとは一番長い付き合いの顧客だったジム・レイノルズのことで、事務所から人っこ1人いなくなったあの大ピンチの際にも助け舟を出してくれた存在です。

いくら10倍の規模になるとはいえ、そんな恩人とも言える相手を切ってしまおうなんてハーヴィーはどうしてしまったのか。ドナからも「ジムを切ってはダメ。焦ってるんでしょ、ジェシカに一言断って」と言われたのに「テーブル席が欲しいという度胸があるなら意見は会議で言え」とこれまた高圧的で、メンタルがダメな時のルイスに近いものを感じます。

 

翌日、アレックスからの怒りの電話で事務所の人間がファイザーを盗もうと動いていることを聞かされてルイスの勝手な行動を知るハーヴィー。

ルイスとは言い合いになって酷いことも言うのに、その直後マイクのプロボノを引き継ぐ許可を貰いに来たレイチェルには「あいつが簡単に諦めるはずがない、何があった?」と聞いたり、レイチェルへの引き継ぎは許さず、マイク本人には「また同じ目に遭うだけだ。記者を利用してアピールするんだ、改心して闘ってるとな」という具体的なアドバイス。扱いの差が凄まじいな。

ただ、捨て台詞のように言った「レイチェルがいないと勝てないならお前を雇い直したのは失敗だな。俺の判断にケチをつける部下にはウンザリだ」は余計なひと言でした。

 

定款には代表を決めるならジェシカかルイスの許可がいるとあるためにシカゴに飛び、ジェシカに会いに行ったハーヴィー。

至極真っ当なアドバイスで焦りは禁物で後々に響くと言われているのに受け入れられないハーヴィーの暴走は続きます。


マイクとレイチェルは結局ハーヴィーのもっともなアドバイスを受けて、このままマイク続投で経歴詐称の過去を乗り越えざるを得ません。

勝つためには、保険会社の『極力保険金を支払わない方針』を証明したいということで、マイクが思い付いたのは以前に脅迫した相手でもある企業スパイのクロムウェルを利用することでした。

どこまでいってもやることがグレーでそれで根本的な解決になるのかと疑ってしまいます。

今は足を洗って普通のヘッドハンターとしてやってるクロムウェル「3人の子供の母親が事故で死んだ。まだ39歳だった。アキュメン保険が保険金を払わず夫は子供を養えない。払い渋りの常習犯なんだ」「あなたの人脈を使って証拠を掴んで」と2人で畳み掛けるように情に訴えようとしているマイクとレイチェル。

5万ドルを前払いで要求され、マイクは払うんだろうなぁ。


ドナがシニアパートナーになったと聞いて、昇進に異論はないけれどパートナーの地位はもっと特別なものではないのか、という疑問を抱いたカトリーナは恐らく他の人間もそう思っていることをハーヴィーに警告。

確かに今のハーヴィーは私情を挟みまくった職権濫用に近い行動の連発です。

 

さすがのハーヴィーも数々の声で考え直し、アレックスに「代表の件は白紙にしたい。代表の地位は重い。目先の利益で代表にするわけにいかない。すまない、でも君には来て欲しい」とキッパリ断りを入れると、今の事務所で1年以内に代表になれると言っていたのは交渉のためのハッタリで、ここでは多分永遠に代表になれないアレックスは「行くよ」と応えてくれました。ハーヴィーもここでは無理だと分かっていて黙っていたようです。

晴れやかな表情に戻ったハーヴィーはいいとして、仕事上の地位を追われることよりハーヴィーの友達としての自分が用済みになるのではないかという点を最も恐れていたルイスにとっては脅威が続くのか。


クロムウェルは無事に、保険会社の上層部が部下に“徹底的に理由を探し支払いを拒め”と読み取れる方針を伝えたメモを持ってきてくれたようです。

マイクはアッカーマン弁護士にこれを見せて集団訴訟をチラつかせることで5000万ドルの和解金と、記者から電話があった際には「相手方の弁護士を甘く見てたら完全に打ちのめされた」ことを正直に答えるよう要求。

出世のためではなく、自分の過去を利用して依頼者を傷つける奴をこれ以上増やさないためだと捨て台詞を残しました。


ハーヴィーに素直に謝り、「アレックスに嫉妬したが能力を恐れたんじゃない。君はからかうのが好きだろ?私の一方的な思いかもしれんが私たちは友達だ。友達の少ない私には大切な人だ。自分の行動のせいで友情を壊したくない、だから彼を代表として認める」と決断を明かすルイス。

「アレックスは来るが代表にはしない。君が言った通り、事務所の名は大事だ」と返答があり、ようやくワンマンで踏ん張ろうと焦っていたハーヴィーも角が取れた感じ。

 

そしてハーヴィーは、まだ契約書を作っていないから出資金は返すと言ってドナにパートナーがいかに特別な地位かを話して聞かせ、シニアパートナーへの昇進を撤回しました。

代わりの肩書を『人事部長』にするフォローを考えていましたが、ドナは「パートナーでなきゃ実力を世間に示さないわ」と取り乱します。

事務所内ではあんなに自他共に認める最強の“ドナ”だったのに……ドナがこんな風にコンプレックス剥き出しで必死になる姿はあまり見たくありません。

ただ、こうなるのも想定済みだったそうで、他の事務所ではパートナーと同列の最高執行責任者“COO”なら弁護士資格がない人間も採用されていることを調べており、さすがのハーヴィーもCOOの地位を与え、投票権にオフィスとテーブル席も許可しました。

確かにドナがシニアパートナーというのは完全に歓迎されるものではないな、という予感がありましたし、これで落ち着くなら良さそうです。

 

ハーヴィーもすっかり代表としての心構えができてきた感じ。

アレックスの引き抜きにあたってファイザーからジムを切れと言われ、ジェシカの許可を得るのではなく、切ると決断したことをジムより先にジェシカに伝えておくために連絡。

「それでこそトップね」ジェシカも認めてくれました。

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SUITS/スーツ シーズン7[ ガブリエル・マクト ]

▼次回、エピソード3

axxi.hatenablog.com

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