エピソード7『7年前の借り』“Full Disclosure”
あらすじ
ハーヴィーはアレックスが刑務所の案件に深くかかわっていると知る。一方、マイクは訴訟を維持しようとあがく。嫌なことから目を背けていたルイスに、リプシッツは現実と向き合うよう促す。ドナは仕事とプライベート、どちらを優先するかで悩む。
ネタバレ感想
7年前、既に検事局から事務所に移るも、パートナー昇進の件でルイスに出し抜かれた頃のハーヴィー。
アレックスとはこの頃から既に友人関係で、ハーヴィーの愚痴を聞いて「ブラットンが人材を探しているから紹介しようか?シニアパートナーを1人雇うより僕らをジュニアパートナーにする方が得だと勧める」と、ルイスと同じような提案をしています。もちろんルイスに裏切られたばかりのハーヴィーはこの話に乗るはずありません。
民事しか禁じていない念書には反さないから、「今度は刑事訴訟を起こさせる」作戦を思案中のマイク。とんだ揚げ足取りのようですが、弁護士ってそもそも法の抜け道を駆使するようなところごありますしね。
ハーヴィーには聞かれたら話すし、レイチェルも何か聞かれたら全て話していいということでマイクとレイチェルは和解。刑期を延長されることの苦しみは待つ側だったレイチェルも重々理解しているので、「もし僕だったら?」と言われてしまうと賛成せざるを得ません。
マイクが訴追するよう頼んだのは、因縁の相手でもあり、マイクの弁護士資格取得の際に土壇場で賛成票に変えてくれた相手でもあるギブスです。
大企業2社が不正に関与していて、その内1社は自分の事務所の顧客だからマイク自身が訴えを起こせない事情を話しますが、ロクな証拠がないので突き返されてしまいました。
ただ、顧客から入手しても証拠にできないので、リフォーム社側から手に入れろというアドバイス付きで、一応は応援してくれているのでしょうか?
ハーヴィーを出し抜きパートナーとなって早々にアソシエイトいびりが始まっていたルイスにセラピーを勧めたのは、当時のジェシカでした。
ジェシカはハーヴィーの忍耐力を試すためにも敢えてハードマンの采配に意見して表立ってハーヴィーを守ることはしなかったものの、ルイス本人にはきっちり「ハーヴィーに威張り散らすようなら黙っていない」と忠告していたようです。
ジェシカからもルイスと一緒に案件をやれと言われて最初こそ歩み寄ったハーヴィーでしたが、上司風を吹かすルイスに反撃して内緒で出廷日を早めて自分1人で法廷へ。
ドナから聞いたのか、ブチ切れのジェシカが来て「案件は私が引き継ぐ。あなたは命令に背き私を侮辱した」とバッサリ。
弁護士の交代ってこんな急に認められるものなのか。
まだまだ青臭い頃のハーヴィーはアレックスの所へ行って、「まだ引き抜きは有効か?ただしそっちに行くには条件がある。いいオフィスとどのジュニアパートナーより高い給料をくれ。俺に便乗したければボスを説得しろ。敬意が感じられない場所では働けない」と偉そうですし、まさか恩人のジェシカを切り捨てて他の事務所に本気で移ろうとしていた時期があったとはなぁ。
ドナのことは連れて行く気ですが、ドナにだって選ぶ権利があるし、ジェシカに対してもドナに対しても話し合いが足りていません。
法廷から戻り、結局ハーヴィーに威張り散らしたルイスに説教するジェシカはセラピストの名刺を渡して予約も既にとっています。
「これ以上口答えしたらクビにする」と言われてルイスも大人しく診療所へ。これが〈リプシッツ先生〉との出会いだったのか。
一悶着ありながらもリプシッツ先生はルイスを見下さずにいつでも味方になると言ってくれて、その後何年にも渡ってルイスが頼りにすることになるわけです。
マスターソン建設の〈パット〉にマイクが念書を破ったお詫びの小切手を持参するハーヴィー。
しかし、以前にももう大丈夫と言っておきながら、ハーヴィーの腹心の部下によって集団訴訟が仕向けられたことを指摘され、金ではなく利害の一致が必要だと言われて賄賂は突き返されました。
実際、今この間にもマイクは諦めておりませんしね。
ギャロから、前の刑務所では建設会社が“社会復帰支援”の名の下に囚人を使って堂々と刑務所を造らせていたと聞いたマイク。
調べてみると、5年前にアレックスが州に認可を取り、刑務所建設の補充要員として合法的に認められていました。
しかしマスターソン建設の予算案を見ると、人件費は州に申告した5分の1の額で、補充要員どころか労働力そのものの扱いで囚人を働かせていたのです。
リフォーム社は州を欺いてマスターソン建設と結託し、儲けを山分けしている証拠ですが、これはベンジャミンに頼んでハッキングにより手に入れた書類か……。
「マスターソン建設の名前を黒塗りにしてギブスに渡す」ことで本当にセーフなのでしょうか?どの道事務所はクビになるような裏切り行為です。
散々約束は守れとハーヴィーに念を押した上で、ブラットンを説き伏せたアレックス。
こうしてアレックスもパートナーの地位に昇進したわけですが、「話が流れたらタダじゃ済まんぞ」と言っていたブラットンは、結局ハーヴィーが約束を反故にしたせいでアレックスはマスターソン建設の不正に加担することを余儀なくされたというわけか。
ハーヴィーがマイクの意に沿わないと分かっていながらアレックスを守るための策に打って出ることをドナとルイスに相談したのも納得の経緯です。
ギブスから聞かされて初めて、事務所がリフォーム社の顧客にもなったことを知るマイク。
つまりはピアソン・スペクター・リットに在籍するマイクが得た証拠は、どちらの会社から手に入れたものであろうと法廷では使えないのです。
マイクはハーヴィー相手に怒鳴り込み、ハーヴィーも毅然とした態度で、今後少しでもこの件に関わったらクビにすると伝えます。
あれほど必死にマイクを雇い直したのになぁ。飼い犬に手を噛まれる状態です。
ハーヴィーが事務所を辞めると知り、「私が彼を認めなかったせいで辞められたら私は自分を許せない。引き留めてください」とジェシカに頼んでいたルイス。
この時、ルイスの成長を感じたジェシカは、新人いびりではなく正式にアソシエイトの教育係を任命していました。
ジェシカ自身は、ハーヴィーを次期パートナーにしないのなら自分が辞めるとハードマンに交渉したことを本人に伝えて最大の賛辞を送りながら引き留め、これが効いてハーヴィーは思い留まることになったのです。
アレックスに謝り、この時に「今は信じられないだろうが、いつか君が困った時は絶対に助けてこの借りを返す」と交わした約束を7年越しの今守ろうとしているハーヴィー。
この時も渋々許してくれたアレックスはやっぱりめちゃくちゃ良い奴なんだよなぁ。
マイクとハーヴィーが言い争っているのを見ていたアレックス。マイクの自宅を訪ねて「全部話す。ハーヴィーには止められたが君には知る権利がある」と男気を見せてくれます。
ハーヴィーが約束通り転職しなかったせいでその後のアレックスの事務所内での立場はかなり悪くなり、ロクな仕事が来なくなったのだそう。
そんなある日、貰った挽回のチャンスは建設会社の顧問となること。
最初はアレックスも受刑者を働かせるのは賢いアイデアで合法だと思っていたから引き受けたものの、ある看守から現場で受刑者が死に隠蔽されたことを手紙で知らされ、その看守も受刑者に殺されてしまい、その時に初めてアレックスは結託に気づいたのです。
ブラットンにこれを報告したら「君も仲間だ」と言われます。用意周到に、認可の日、着工日、殺人の日にそれぞれボーナスが出ている記録が。ハメられたと気付いた頃には遅く、家族を守るために加担してきた、と。
しかもこの間、ブラットンから事務所を守るために自分に全責任があると文書にしてしまっております。どう考えても訴追されるわけにはいかないのです。
ただ、マイクがこれで諦めてくれるかは別の話。
マイクよりもよほど根は善良な男に感じますけどねぇ、アレックス。アレックスが捕まらずに済む解決策……また何かしらの情報提供で司法取引でもするしかないのでしょうか?
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