エピソード10『クローザーの条件』“One Last Con”
あらすじ
すべてを失いかねない状況で、パートナーたちは事務所を守るため全員で賭けに出る。
ネタバレ感想
本国では7年にも渡って放送されていた『SUITS/スーツ』もとうとう最終回。
フェイから連絡があり、「サマンサの解雇が正当だと証明できればねつ造は証明しなくていい。無理なら証言しなさい」と迫られるハーヴィー。
ブリックストリート社の件で大敗した相手であるサマンサを弁護しているという不自然な状況も露呈し、マイクを証言台に引き摺り上げます。
当時、マイク自身が証拠はねつ造されたものだと言っていたことを認めさせて勝ちは目前。しかし、フェイは「あなたが証言して。勝てそうだけど名誉が懸かってるの。万一があっては困る。証言を拒んだら適性証人としてら召喚する」なんて言い出し、そりゃ話が違うだろうよ。
ここに来てやっとマイクにフェイとの取引を打ち明けるハーヴィー。
「フェイが言ったんだ。“勝てば出て行く、弁護士なきゃサマンサを追及する”と。共謀がバレれば事務所を潰される。フェイは明日俺に証言させる気だ。何度も考えたが拒む方法はない。残る方法は1つだけだ。記憶にないと白を切る、俺の倫理観が問われるがな。お前はよくやった。もう十分だ。いつでもお前を信用してる」
ハーヴィーは諦めの境地で腹を括っており、ここから持ち直すにはマイクが逆転ホームランの奇策を思い付くぐらいしかありません。
脅しても屈さないフェイ相手に資格は奪えないと思い込ませようと提案したマイク。
「僕らは何年も世間を騙した、最後にもう一度やろう」とは、マイクにしか言えないセリフです。
ハーヴィーから学んだ諦めない精神をフルに使うマイクが皆で協力しようとする姿は最終決戦に相応しい感じ。
事務所を追い出されたカトリーナがゆすりの共犯になることを覚悟で『偽証する』とハッタリをかませばフェイを追い出せる、フェイから不当に扱われた怒りをぶちまけてほしい、と頼み込むのはアレックスです。アレックスも橋渡し的存在として有能だよなぁ。
ブルペンでは、最後の意思の確認で共謀がバレないよう一か八かの策に出ることを話し合うハーヴィー、ルイス、ドナの3人。
初期からの幹部メンバーが気持ちを一つにスタミナ作戦に出る様子はやはり最終回のソレです。
辛辣だけど、忠誠心が強く仲間思いで頼もしいグレッチェンの協力も得られました。
覚悟を決めて、フェイのところに来たカトリーナの捲し立てが最高にカッコ良い。
「明日ハーヴィーに証言させたら私も証言する。マイクたちに呼ばれたの。私の解雇理由を語るわ。私はこう言う、サマンサの件で命令され、拒んだらクビにされたと。不当解雇は3度目。しかも今回は犯罪になる。よく考えて、ハーヴィーが証言したら私も証言する」
これでフェイは追い詰められましたし、フェイ自身が倫理規定を書かせるほど信用していた人物として、客観的に分かりやすい評価もあって陪審員対策も完璧です。
ぐぬぬ顔のフェイは、カトリーナの証言を阻止するようハーヴィーに命じ、ハーヴィーは取引を文書にするからサインしろと要求。
この文書が後々大きな意味を持ちそうです。
翌日、フェイにサインを求めていた会議室に、カトリーナの証言妨害を知った体のマイクとサマンサが怒鳴りこみにきて、手が出るような言い争いになる茶番が繰り広げられます。
フェイは茶番を信じ込み、マイク達との共謀が疑われるような心配はなくなりました。
しかし茶番の目的はそんなことではなく、この騒ぎに乗じてグレッチェンがサインする書類を差し替えて渡し、フェイは『証言の妨害を命じる書類』にサインしてしまったという寸法です。
こんな姑息過ぎるやり方をするとは……!笑てまうやろ。
思わず巻き戻してみたら本当にグレッチェンすり替えてます(笑)
緻密に練り上げたでっち上げでフェイを追い込むハーヴィー達。どちらが悪者か分からなくなってきます。
見守っていた幹部を全員会議室から出し、ハーヴィーはフェイと2人きりで「クローザーとして取引を終わらせ」ました。
フェイに何をしたのか分かりませんが、結果として彼女の追い出しに成功しているし、これがドナに言っていた切り札のこと?
ようやく事務所問題にカタがつき、全員で飲みに行くことになったのにルイスは1人「用がある」とパス。
そんなルイスはリプシッツ先生のところに行き、結婚式で司祭をやって欲しいと頼みます。
医者と患者の関係が崩れてしまうので、もし引き受けるのならセラピーは続けられないのを承知の上です。
ハーヴィーが自分の愛弟子のカトリーナにブチ切れた時、怒らず、事態も悪化させず、ハーヴィーをなだめた自分に驚きつつも確実な成長を感じていたルイス。
「必要な時は他の医者を探す。君とは友達になりたい」とラブコールを送り、リプシッツ先生も引き受けてくれました。
最終話イベントはハーヴィーとドナではなく、ルイスとシーラの結婚式なのか(笑)
シーラの妹が来られなくなってしまい、急遽ハーヴィーとドナが2人で付添人を務めることに。
結婚式の最中に破水するというハプニングがありましたが、臨月のシーラのために念の為に救急車を呼んでおくというルイスらしい周到さ(笑)
ドタバタの結婚式も良いものです。
ただ、主役の2人が病院に行ってしまい、参列者は置いてけぼりの不安な空気感に。
誰一人踊っていないのを見たハーヴィーは、「踊る理由を作ろう」とのこと。おっ?来るか!?
「ドナ、君を愛してる。ずっと結婚したいと思ってた。ドナ・ロバータ・ポールセン。今すぐ俺と結婚してくれ」と跪き、今まで無駄にして来た時間を取り戻したいのだとドナを説得し、母親から送られた指輪を出すハーヴィー。
来ました!!!最終回に!相応しい!!!
主役の座を奪われた感もあるルイスには悪いですが、ドナの待たされた年数を思えばこんなに心躍る瞬間もないでしょう。
合併症で危険な状態となったシーラが手術室に運ばれて行く裏で、ハーヴィーとドナの誓いの言葉が語られます。
愛には不安がつきまといます
人を愛すると失うのが怖くなる
人生時には試練もあります
仕事や自由を失いかけたり、愛する人が命を失ってしまうこともある
だからこそ、限りある人生を1分1秒を大切にし、愛する人と過ごしたい
ドナ、怖くて君への気持ちを押し隠してきたが、やっと勇気を出せた
君は俺のすべてだ
ピンチを救ってくれる
勝てる時も君なしじゃいられない
俺はギャンブラーだ、今までもこれからも
君がいれば勝ち続けられる
一緒にいられる時間は1分か1時間か50年かもしれない
でも100年あってもあなたと過ごすには足りない
私を笑わせ、時には泣かせ、怒らせもする
何より幸せにしてくれる
君が必要だ
1人ではいられない
君が俺の人生を変えた
愛してる、ハーヴィー
愛してるよ、ドナ
2人が夫婦として認められたと喜びはもちろん、シーラも無事で、生まれてきた娘の〈ルーシー〉も元気そうで文句のつけようがないハッピーエンドではないですか。
ルイスもハーヴィーとドナの結婚式に参加したかったろうなぁ(笑)
絵になる2人のダンスシーンは優雅で楽しく、温かさがありました。
病院にルイスの様子を見に来たハーヴィーとドナ。
ルーシーを抱いたドナに、「これからいくらでも会える」とルイスが言ったところで、2人はある事を報告。
「ドナと俺は事務所を離れる。マイクやレイチェルと働く」と言うハーヴィー。まさかまさかの、本当にこうなるとは……!
フェイと闘ったことで、自分がいかにルールを破るのが好きか知ったけれど、同時にマイクのように人助けをしたくなったのだそう。
そばにいてくれとと約束したのに……と泣きそうなルイスですが、「私たちのことが必要ならね。もう必要ないでしょ?それに遠くにいても家族よ」とドナ。
そう、今のルイスなら大丈夫なのです。
ルイスは帰ってきたサマンサに「私のハーヴィーになれ」と言い、サマンサは「あなたのハーヴィーではなく“あなたのサマンサ”になる」と返しました。弁護士らしく、条件付きですが。
これからボスの立場が逆転する、茶番大好きなハーヴィーとマイクは、2人の出会いを再現した面接を行い、思わずシーズン1の1話を見返したくなりました(笑)
ハーヴィーの抜けた穴には、事務所存続に大きく貢献したカトリーナが大抜擢されて念願の代表に。
サマンサの要求した事務所名は、ロバートの名前を戻すことではなく、“リット・ウィーラー・ウィリアムズ・ベネット”だったのか。ルイスではなくサマンサが彼女を推してくれたというのが憎いなぁ。
ここまでの回想シーンは胸熱過ぎる……最終回最高かよ。
いやぁ、『終わりよければ全てよし』とは本当にこのことだな、としみじみ思える最終回で本当に良かった……!
正直、マイク服役編以降はイマイチ楽しめていなかったのですが、後半にかけてググッと盛り返してくれました。
唯一、ジェシカだけがどうなったの?という回収しきれていない伏線もありますが、ジェシカはジェシカだしきっと大丈夫だろ。
とにかく爽やかな余韻が凄い。超人気シリーズに相応しい綺麗なエンディングでした。この勢いでやはりシーズン1の1話だけでも見返してみることにします(笑)
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