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エピソード24『幻覚』“No Reason”
あらすじ
ハウスはかつての患者に銃で撃たれて、撃った犯人と病室を共にすることになる。
ネタバレ感想
ハウスが面白がって色々と話させた舌の腫れた外来患者が今回のチームの担当になるのかとまんまと騙されました。
いきなり入ってきた元患者を名乗る男に、これまたいきなり銃で撃たれるハウス。夢オチかと思うほど鮮やかに撃たれて吹き飛んだな…。
トドメの1発は入れられずに済んだようで、昏睡状態だったハウスは徹夜で付き添ったキャメロンの隣で目覚めます。
弾は胃を貫通して腸をかすめ肋骨で止まり、首にも弾があると聞くも、“どうせろくでもない”犯人の動機は知りたがらず、自分のことよりも舌の腫れた患者の原因を気にするハウス。
しかし、ベッドに手錠で繋がれた自分を撃った男が同じ集中治療室内の隣に運ばれて来たのを見るなりモルヒネの点滴を押しながらカディのオフィスに向かいました。
「病室は変えないわよ」と先手を打つカディに対し、ハウスは自分で手元の機械をいじりモルヒネ量を変えていますが、増やしたのではなく減らしてみたようで、なんと、首や胃は痛むけれどいつもの脚の痛みが感じないのだそう。
執刀医の〈ギリック〉が手術中に末梢神経系に何か余計なことをしたに違いない、と考えるハウス。単純に不幸中の幸いとはいかないのか。
集中治療室に戻り、眠っている犯人を起こして自分を殺そうとしたのか問うと、「殺しはしない。生かしておく。苦しむ姿が見たいんだ」と静かに言われてしまいます。何やら根深い恨みを買っているようですが、身に覚えがあり過ぎるのではないでしょうか。
自分を撃った男と隣同士で同じように患者として扱われるという複雑な状況ですが、ハウスはいつも通りのハウスらしさで眠っている男を嫌がらせで起こしたり、話したがる男に「人を撃ったヤツに話す資格なんかない」と一蹴したり。
そして、ハウス以上にマイペースなところがあるらしい犯人はその返事も無視して勝手に自分語りを始めています。妻が原因不明の病気だったけれどハウスのおかげで命は助かった、しかし原因を探る途中“隠し事があるなら打ち明けろ、嘘はつくな”と言われて浮気を認めたのに、その浮気は妻の病気とは何の関係もなく、浮気を知った妻は自殺したのだそう。とんだ逆恨みな気には違いありませんが、思い詰めるのも納得か……?
一応舌の腫れた患者はチームの担当には変わりないようで、最近ではすっかり元の調子に回復したフォアマンと、患者と距離をとりたくてERに行くも心が折れていたチェイスもしっかり戻って、キャメロンは特にこれまでと変わりなく…という3人が必死に色々調べています。
舌を生検したり、舌の腫れが更にひどくなり軌道が塞がれて挿管したり、腰椎穿刺をしたり。
挙げ句目から出血まで出て、充血した片目がどんどん膨らみ眼球が飛び出す大惨事に。
それと同時に、ガラス張りの病室の外から彼の妻と一緒に様子を見ていたハウスの傷口も開いてその場で倒れてしまいました。こんな時に何ですが、生足がややセクシーな倒れ方です。
倒れた場所が病院というだけあって、結局すぐに治療されて回復しておりますが、忠告も聞かずに動き回るから傷口が開く原因になるので、ハウスまで手錠で繋がれてしまいました(笑)
結局うまく抜け出して部下に見守られながら外でタコスを食べるくらいやりたい放題ですが。タコスと相まってサングラス姿のキャメロンが刑事のように見えてきます。
彼の妻の話を出したところ、キャメロンから「彼は妻に先立たれています」と聞かされ、調べてみると実際に妻は亡くなっているし看護師に聞いてみると面会に来たのは年老いた母親とおばだけ。3人も廊下でハウスと妻が話している姿は見ておらず、手術の影響で幻覚が見えていると自己診断するハウス。
カルテを調べると普通の麻酔ではなく解離性麻酔薬のケタミンが使われており、その理由をカディに問い詰め、埒があかないからギリック本人を問い詰めに行こうとしたところ、杖無しでスタスタと歩くハウスを見たカディは「効果ありね。ドイツでは慢性痛を治療するため全身麻酔で精神状態を変えるの。5割の確率で痛みが再発するらしいけど完治する可能性もある」と喜んでいます。
勝手な指示で脳に障害が出たことを怒るハウス。ウィルソンが言っていたように幻覚症状は大量出血のせいで時間の経過とともに収まれば万々歳なんですけどね。
ハウスにしごかれてきた部下達が優秀過ぎて意思疎通に問題はないものの、指示がいちいち回りくどい比喩表現になっているのも脳の機能の問題なのか。
検査の結果腫瘍はなく、発熱や舌の腫れの原因は不明。
しかし、術後にチェイスに付き添われてトイレに行った際、股間の痛みを訴え、そのままどんどん膨れて血飛沫を飛ばしながらタマが破裂。ひぇ。
それでも動脈が破裂した形跡もありません。
フォアマンが「睾丸ガンかもしれません。検査したのは胸で、処置に追われて手術中に気付かなかったのかも」と言い、ハウスとしては言われて初めて基本的な疑いなのになぜ思いつかなかったのか、と自分自身に愕然としております。
ウィルソンの口ぶりからもカディが自分に施した治療法について聞いていただろうことを悟り、脚と引き換えに思考力を失ったことに激怒するハウス。しかもこの激怒シーン自体が幻覚ときました。
結局睾丸ガンではなく、他の可能性も潰していくも一向に原因は突き止められません。
3人と歩きながら治療方針について話していたはずが、ふと集中治療室にいたはずなのに今いる場所までどうやって来たか記憶がないと自覚してしまい、とうとうカディに「主治医を降りる」と伝えるも、これもまた幻覚。
度々起こる幻覚を認めて開き直ったハウスは、幻覚の中で自分を撃った男にアドバイスを求めます。
「間違った情報を頼りに現実世界で行動すると結果は予測できない。情報自体は何の力も持ってない、問題はどう使うかだ。結果につながるものは行動だけだ。君は意見を言うだけで行動しない。もし間違った意見なら部下が指摘してくれる」
SFチックになってきていますが、いかにもハウスの深層心理が言わせていそうなセリフです。
出血が多くて危険な患者の病巣を直接見てみるため、大きな傷をつけずに手術をする方法として人間の手ではなく、機械に手術させる案を思いつきました。
不安がる患者を納得させるために機械を見せて実演するのですが、キャメロンへの無駄なセクハラは逆に現実なのか?笑
「これは幻覚だ。幻覚の世界の現実味をなくせばそこから抜け出せる。過去に戻ってやり直せるかも。俺はもう死んでるのかもしれない。これは幻覚だ、何をしても大丈夫」
3人に止められながらも力づくで機械を奪い、患者の腹を割いて腸を引き摺り出したハウス。
眼球といい、腸といい、今回はまるで悪夢を見ているかのようなグロシーンが目立ちます。
そして、相当な無茶をしても幻覚から目覚めないことに最悪の事態を予感させましたが、死んでしまった患者が握っていた手から銃弾が滑り落ち、ハウスの首にあった弾が摘出されることを暗示しています。
長い夢を見ていたような状態のハウスですが実際に過ぎた時間は一瞬で、現実には撃たれた直後の時系列で運び込まれるところで目覚めたハウス。
「カディに伝えてくれ、ケタミンをくれと」
そう言い残して意識を手放しており、臨時状態での閃きで脚が治る見込みはあるのでしょうか?
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▼次回、S3エピソード1
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