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海外ドラマ≫≫House M.D. Dr. House/ドクター・ハウス シーズン6 9話ネタバレ感想

Dr.HOUSE/ドクター・ハウス:シーズン6 バリューパック [DVD]

エピソード9『平凡な天才』“Ignorance Is Bliss”

あらすじ

チームが物理学の天才を診断する。

ネタバレ感想

最年少でMITを卒業し、IQ178で18歳までに本3冊と論文35本を発表した天才〈ジェームス・サイダス〉

32歳になった彼は、華々しい経歴からは想像ができないパートタイムの配達員という道を選んでおりましたが、運動失調、貧血、セキの症状が出ているらしく、ハウスはカディからカルテを預かりました。

チームメンバーが出揃い、カディとも世間話を楽しもうとしてみたりして上機嫌のハウスのそれは空元気というやつでしょうか?

 

そして、チームはチームで、13番がフォアマンの意見に賛同しただけでハウス、チェイス、タウブが3人止まって時が止まったかのように彼女を見て変な空気が流れています。中学生か(笑)

結局、チェイスも賛成したところで、タウブの反対の声に被せるように「満場一致でTPPだな」と宣言して血液塗抹検査で確認させるタウブ。

昔ならチェイスがこのポジションになりそうですが、実年齢が上でなおかつちょっとやそっとの扱いでは意に介さないだろうタウブが蔑ろにされているのは見ていて面白い。


ジェームスが配達員をしているのは考えなくて済むからで、学歴なんて気にしないタイプの妻〈ダラ〉に救われて、「賢さより幸せを選んだ」のだそう。

 

検査結果では早速破砕赤血球が見つかりTTPが確定しますが、「こんなに簡単ならハウスは引き受けない」というタウブの意見はごもっとも。

アレルギーがあるから血漿交換ができず、脾摘手術が必要だと報告してみると、あっさりその通りにしろと言うハウスはチームを試していたわけではなく、カディから感謝祭の食事会に誘われたいがためにこの診断を引き受けていた、と。

ルーカスとカディの仲を引き裂く計画に移るらしく、カディの妹の家で開かれる食事会をぶち壊そうというのです。

そのためにウィルソンを手駒として引き入れる必要があり、「協力しないなら非道な手を使うぞ」と脅しにかかるも適当にあしらわれるハウス。

結局、自ら45分間の外来診察をこなすことでカディの方から感謝祭に誘ってくれる流れに持ち込み、自力でなんとかしていましたが。長年の付き合いで慣れているカディはともかく、巻き込まれる妹に同情します。


脾摘手術自体は成功したのですが、意識が朦朧としているのか会話がままならない状態で、そもそも脾摘はムダだった様子。

症状も検査結果もTTPなのにTTPじゃないのです。

フォアマンと13番が非標準の毒物検査を、チェイスとタウブが自宅の捜索に行くことになりました。

キャメロンから捨てられたチェイスに「感謝祭はうちに来ないか?同じチームで働き始めたしね」と誘うタウブ。

やさぐれチェイスはこの誘いを断り、「僕はカトナーの代わりになれない」と嫌な感じで拒絶して敢えて距離を置こうとでもしているかのよう。

クローゼットには原子構造のスケッチや数学の証明がびっしり書き込まれたノートがあり、明らかな熱量で情熱を捧げていたのに急にやめてしまったのは、結婚が原因か、はたまた換気口に隠されていたウォッカの酒瓶が原因か……。


感謝祭当日、13番とタウブの2人に検査を託してハウスはカディから渡された妹宅の住所へ。

入念にネクタイを選び3時間かけて向かった先で食事会をぶち壊してやろうという目論見がどこまで本気だったかは定かではありませんが、辿り着いた先の家族はハワイ旅行に出かけており、カディからことづかっていた女性が1人でハウスを出迎えて七面鳥を用意してくれているという少しやるせない状況が。

カディが何度も時計に目をやり、騙したハウスに罪悪感を抱いていそうなのが余計に痛々しさを倍増させます。

 

その後、ルーカスの自宅のキッチンの窓を割って不法侵入した上にワインセラーにあった酒を煽って飲んだからながら彼を待ち伏せたハウス。

「カディに釣り合わない」とくだをまかれてもコーヒーを入れてやろうとするルーカスは優しいな?笑

ハウスはこれまで832回もカディからチャンスを貰ってきながらことごとくダメにしてきたそうで、この回数を覚えている女々しさが何とも言えませんし、「俺は情けない男だ、彼女に相応しくない」と悟りながら倒れ込み、「彼女を愛してる」と愛する相手の現在のお相手に訴えかけてしまいました。


脾臓から肝臓、そして腎臓に原因があるはずだと二転三転しながらも今度は確信を持つチームはハウス不在の中で透析を開始。

 

13番はチェイスにカウンセリングを勧め、ここでも「僕は人に構われたくないだけだ」とバッサリ。

早いところ立ち直らないとどんどん嫌な奴になって取り返しがつかない関係性になってしまいそうです。


二日酔いで寝込んでいたハウスを訪ねてきたカディは「ルーカスに別れたいと言われたわ。私とあなたの関係を知らなかったって。私たちの邪魔をしたくないそうよ。もうウンザリよ、だましたのは悪かったわ。でもあなたは想像以上にひどかった。何も期待しないで、今後一切ね」とお怒りですが、これに対してハウスはウィルソン相手に嬉々として2人が別れたことを報告(笑)

しかもあんなに怒って呆れて拒絶されたカディ相手にまだ脈アリだと思っているようです。


透析中のジェームスに、必要以上にバカなDXM依存症だと告げるハウス。

自宅にあったセキ止めシロップに配合されているデキストロメトルファンのことで、大量に飲めばIQを下げて脳損傷を起こす“バカ薬”になるのだそう。そして、それを防ぐには1日1杯の酒が必要なので、アルコール依存症だったのではなく、鎮咳薬を乱用して酒で中和させていたのです。

天才には色々と分かりすぎるが故の苦悩があるようで、鈍くなることで解放されたかったとか。

DXMを排出したジェームスは才能が爆発したかのようになり、IQに91もの開きがある妻を置いてけぼりにしてしまい、「彼女は俺よりサルの方に近い」と嘲笑し、付き添っていたフォアマン相手に彼女と一緒にいたいけど頭が冴えると無理なんだ、と話しました。

離席していたダラの方も、別人のようになってしまった夫に愕然としており、自分への愛もなかったのだと考えています。

ジェームスは脚の感覚がなくなり、DXMを身体から出したことが問題だったのでしょうか?


開業していた時はボスだったのに、40歳にもなって感謝祭にも働かされるような下働きに戻ったことが不満なタウブの妻。

そんな話をしている最中にもポケベルが鳴り緊急の呼び出しがかかるのが皮肉です。

遅れてやって来たタウブですら嫌味を言われながらも案を出そうと努力しているのに、チェイスは考えることすら放棄しているような状態で、「元妻に電話するぞ?君よりは役に立つ」と怒鳴るハウスに対し、チェイスは立ち上がって思いっきり顔面にパンチを繰り出して無言でその場を去ってしまいました。

手当てを受けたハウスは病院の責任者としてのカディ相手に「ソファに躓いた」で通そうとしますが、最低でもチームの3人が目撃者です。

どさくさに紛れて食事や映画に誘ってもカディは応えてはくれません。


医学の知識はなくても天才の患者相手に症状の分析を頼むハウス。孤独な天才同士、お互いにシンパシーも感じていたようです。

ジェームスの抱える絶望感は大きく、12年前に即死を狙ってビルの8階からゴミ置き場に飛び降りたのだそう。

そして、そこで麻酔を打たれて幸福感に包まれていた時に出会ったのが今の妻でした。

「彼女は幸福でバカだった。一方の俺は頭がよくて不幸だった。天才はどっちだ?頭が鈍ってる時に彼女に恋した。一生そのままでいたかった」と語るジェームスにセキ止めシロップを手渡すハウス。

病室を出る直前、飛び降りた時に左の肋骨を折ったか尋ねると、下の3本が折れた、と。

臓器は見分けが付きにくく、摘出したと思っていた脾臓は12年前の飛び降りで損傷して別の場所にくっついていたのです。

確かに原因はTTPだったけれど、まさか脾臓が16ヶ所に散らばっているだなんて思いもよらず、手術で取りきれなかったというオチ。

チェイスはぶっきらぼうながらもハウスに謝罪し、何故殴ったか聞かれると「みんなの心配がうっとうしい」とひと言。

自分に話しかけてくる相手がいなくなるように殴ったという理由は、殴られた側からするとたまったものではありません。見せしめか?まぁ、ハウスも大概なことを言って怒らせていて非が無いわけでもないけれど。

 

そして、タウブは殴られたハウスの顔をデジカメで撮って、自分が殴ったことにして妻に見せて気概を示しました。小賢しい計画は大成功。

タウブの逆襲です(笑)


お詫びのチケットをカディが受け取らなかったことで、「俺が引き下がるように別れたと嘘をついたんだ」と悟ったハウスは今度こそ足掻きをやめることにしたようですが、本当かどうか、続くかどうかはさておき、これまでしつこかったハウスから急に引かれたことで一番心がザワついているのはカディなんですねぇ。

これもまた女心なのか。

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▼次回、エピソード10

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