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海外ドラマ≫≫The Night Manager ナイト・マネジャー シーズン2 1話ネタバレ感想

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エピソード1

あらすじ

2026年。ジョナサン・パインがエジプトでリチャード・ローパーをだまし、シリアの捕獲者に引き渡してから9年が過ぎた。ローパーは死に、ジョナサン・パインはアレックス・グッドウィンとしてMI6の下級職員として働いている。しかし、パインがロンドンでローパーのかつての雇い兵を目にしたことで、彼が築いた新しい生活は崩れ始める。

ネタバレ感想

シーズン1を観てからかなりの月日が経ち、観ていた『ドクター・ハウス』が感動の最終話を迎えたので遅ればせながらナイト・マネジャーのシーズン2を観ようと思ったら!

悪の親玉リチャード・ローパー役がなんとドクター・ハウスで主役を務めていたヒュー・ローリーだったことに前回までのあらすじを見て気が付き、思わぬリンクに二度見してしまいました(笑)

それにしても、シーズン1からシーズン2までに10年も経過するなんてむしろよく実現できたな、と。


シーズン1で闇武器商人の組織へ潜入したホテルのナイト・マネジャー〈ジョナサン・パイン〉が、裏社会の大物〈リチャード・ローパー〉の排除に大きく貢献した一連の捜査から4年が経ったシリア。

ジョナサンは明日に控えるローパーの遺体確認後について、焼くだけで正式な検視は行わず写真も死亡記録も残さないし家族にも知らせない、あくまでも行方不明で処理し続けることを〈アンジェラ・バー〉から伝えられています。

ローパーの幼い一人息子〈ダニー〉にも父親の死は知らされることなく、そもそも「ジョナサン・パインは来なかった」ことになるのです。

翌日にはシリア軍と取引をして見せてもらった遺体が確実にリチャード・ローパーのものだと確認したアンジェラ。

こうして事件は幕を閉じ、そこからさらに数年後のイングランドはロンドンがシーズン2の舞台になります。

ここでのジョナサンは〈アレックス・グッドウィン〉という偽名を使って生活している様子で、隣人の〈テリーサ〉からお誘いをかけられているほどには一般人を装って生活しているし、猫の“コーキー”まで飼っている様子。

そんなアレックスことジョナサンは秘密情報部“MI6”でナイト・アウル班長を務めており、四半期評価を受ける場面で、あと3年アウル班で所属することへの希望を出します。

ナイト・アウル班では高級ホテルでの夜間の監視を担っており、現場諜報員を上回るほどの情報量で、街の危機管理に大きく貢献しているという評価。

実際に敵対組織への潜入やテロ回避を可能にした功績があるチームらしく、華やかさはないもののジョナサン自身はこの役割に満足そう。いかにも“暗躍”といった感じです。

リバーハウス監理委員会の委員長〈マイラ〉からグッドウィンつまりはジョナサンの指揮と〈レックス・メイヒュー〉の監督の下で3年間の活動延長を承認されました。

組織付きのセラピストからは地味な仕事に徹して昇進も外国でのポストも拒否して淡々と穏やかに過ごすことを心配されても、「僕は爆発したりしない人間です」と答えるにとどまり、しかし自身の手を痛めつけている様子を見るにメンタル的には相当キテいそう。


アウル班の同僚〈バジル〉から要監視者リストを受け取って夜な夜な画面の前で監視映像と睨めっこ。

同じくチームメンバーの〈マイク〉〈ワリード〉と共に高級ホテルの監視カメラ映像を使ってブルガリア・マフィアで児童売春もしている監視対象の〈カダロフ〉が動くのを遠隔で追跡。

そして、現場に派遣されている諜報員〈サリー〉に無線連絡を入れてカダロフが行くであろうホワイトルームに向かわせます。

ホワイトルームで行われているポーカーに参加し、対象の監視を続けるアウル班。

ジョナサンはその中にかつてローパーのところに潜入していた際顔を合わせた傭兵〈ヤコ・ブラウアー〉がいることに気が付きました。

レックスに話そうとするも彼の妻〈シーリア〉から雑務を頼まれて足止めされたジョナサンは、レックスが女性諜報員相手に他言無用を伝える場面に遭遇。

その後レックスに死んだと思っていたローパーの傭兵が偽名でロンドンにいることを報告しますが、まともに取り合ってもらえずアンジェラと話したいと伝えても「彼女は引退して関与してない。フランスで隠居生活だ。傭兵など気にしないだろう」とやんわり拒否されており、まるで嗅ぎ回られたくない何かがあるかのよう。

引退して優雅な年金生活ができたのに残りたいという本人の希望を叶えるためにレックスが出した条件は『ジョナサン・パインを消す』ことだったそうで、ローパーが死んでから5年かけて創り上げたアレックス・グッドウィンという人物像を傭兵を見たくらいで台無しにするんじゃない、という100%親心のような気持ちからの揉み消しだったならいいのですが。

実際に、アレックスがジョナサン・パインだったことを知っているのはレックスだけで、MI6内では監理委員長のマイラですらその過去を聞かされていないようです。


その後も恩人レックスの忠告に反してローパーのところで過ごした日々をフラッシュバックさせて、どうしてもヤコのことが気になってしまうアレックス。

結局ヤコについて調べて、ここ6年は南アメリカで麻薬密売をしており、“ミシェル・エベール”として偽旅券で入国し、リッチモンドの安ホテルに宿泊中ということまではすんなり突き止めましたが、それでもあの高級ホテルでポーカーをしていた理由が分かりません。

アウル班のメンバーにそれを話し、どこで彼を知ったのか聞かれると「前の人生で。言えないし彼を追跡する権限も俺にはない。みんな次第だ」と正直に話せる範囲で最低限のことを明かし、正式な任務ではない調査への協力を得ました。サリーとバジルはかなりアレックス寄りで全幅の信頼がある感じだったのに対し、マイクのやや不安げな表情は気になりますけどね。

リッチモンドで実際に標的に近付いて尾行するのは〈グレアム〉とサリーです。

ヤコは待ち合わせをしており、会話を盗聴すると「積み荷は3日後にカルタヘナ港へ。税関を通ったら作戦開始だ。記念日までに」という会話が。

途中音声が乱れますが、マイクが処理してクリアにした部分を聞き直すと、「一流から学んだ、リチャード・ローパーの真の弟子だ」というひと言が入っており、葬ったはずの過去が一気に甦るアレックス。死んだと思っていたはずのローパーはまさか生きて潜伏していたのか?とにかくアレックスのストレスは限界を超えていそう。


その後、ヤコの会話の相手が英国企業と外国顧客を陰で繋ぐ仲介人で、“もう1つの外務省”を自称する〈アダム・ホリウェル〉だと割れます。自称な上にわりとダサい通り名では?笑

この男が誰と組んでいるのかが分からず、アレックスが自ら尾行してみますが、建物に入ったきり出てきません。

本部でサリーが調べて判明したその建物の所有者はなんとMI6でした。しかも入れ違うように出てきたのはマイラで、彼女の関与を疑いすぐにレックスに話がしたいから明日訪ねると連絡を入れると、レックスの方も見せたいものがあるからバレないように書斎へ来いとのこと。


翌日、アレックスが約束していたレックスの所へ行こうと車を走らせていると、けたたましいサイレンを鳴らして追い抜いていくパトカーに嫌な予感がし、シーリアからは大層狼狽えた様子で電話がかかってきてなんと「レックスが死んだ」と言うではないですか。

消されてしまいましたか……。

先に到着していたバジルからは、「レックスは妻に隠れて持っていた薬をウイスキーで飲んだ」と聞かされ、自殺を疑っている様子で動機を知らないかと聞かれるアレックス。

誰が敵なのか分からない状態ですし、会う約束をしていたとは不用意に言えず、バジルが去ったのを確認してからシーリアに何があったのか聞きに戻ると、「あなたが言ってた男の件で何か見つけたようだった。その後私は飼い犬の薬を取りに出かけてたの。戻ったら物置のドアが開いてて嫌な予感が……何に巻き込んだの?」と泣きながら状況を話してくれました。

書斎に入って彼が残したものを探していたアレックスは、以前会った時に新しい携帯の番号を書いたメモを覚えて飲み込むよう渡されたことを思い出し、その番号に連絡。

すぐ後ろの本棚で着信音が鳴り、隠されていたスマホにはアレックスの番号が捨てたはずの名前“パイン”で登録されているではないですか。

ロックを解除するパスコードのヒントもしっかり残してくれており、まるで自分が消されることが分かっていたかのよう。

スマホの中には“全記録”のファイルがあり、タップしてみると“チーフ”の文字。

自宅に戻ったアレックスは、「5年かけて君を創ったんだ。傭兵を見たくらいで台なしにするな」というレックスの言葉を思い出しながらもスマホに入っていたデータを自身のパソコンに転送します。

そこには残虐な拷問や処刑を思わせる数々の写真と、男が写った写真には『なぜマイラは彼と仕事を?』という手書きの書き込みが。

そして、レックスのスマホには“仲介人”と登録された相手からの着信があり、無言で出てみると女性の声で「約束どおり電話した」とのこと。

番号の所有者を調べたサリーによれば、相手はコロンビア出身の海軍仲立人〈ロクサーナ・ボラニョス〉でした。

ヤコ達との接点はないようなので、まずは彼女に接触してみることにしたアレックスですが、さすがにアウル班の仲間からこれ以上目立つ行動をすべきではない、一体何があったのかと問われ、迷いながらも「レックス・メイヒューが殺された、MI6が関係してる。ロクサーナと話さなくては」と真実を明かします。よほどアウル班の仲間のことは信頼している見えます。

意外にもロクサーナはすぐに見つかり、彼女に声をかけてレックスは死んで危険な状況だから話をしようと畳み掛けるアレックス。

最初は不審がられていましたし、それも当然です。むしろ、レックスのスマホを持っていたのが効いたのか、あまりに必死な様子で事実だと悟ったのか、人が1人死ぬようなことに関わっているにしてはあっさりと車に乗って案内されたホテルの部屋に入り何が入っているか分からないような飲み物を口にするロクサーナは素人なのか?

レックスと知り合ったきっかけはシティーでの食事会で話が弾んでそれ以来連絡をとっていたのだとか。

カルタヘナの輸入会社が石油パイプライン用の機械を英国から買う時の仲介をロンドンの業者経由、つまりはホリウェルの“バルケロ商会”を通して請け負っていたらしく、積み荷の中身を隠されているのではないか、と思い始めた時にレックスに相談したのだそう。

それだけ聞くと、安全のためにこの件が片付くまでは警護をつけて彼女をそのままホテルに閉じ込めるアレックス。

会話の内容を全て盗聴していたアウル班は同時進行で輸送中の積み荷を調査しており、フェリクストウを1ヶ月前に出航して明日カルタヘナに入港予定のアルケスティス号を特定。

バルケロ商会の経営者も〈テディ・ドス・サントス〉と判明。データの中でヤコとも写っていたあの男です。

約6年前に突然コロンビアで合法ビジネスに参入し、貿易会社の設立と本拠地をメデジンに置く慈善団体“アウローラ財団”を立ち上げています。

「内戦で苦しむ多くの若者に希望を与えること」を使命に掲げたアウローラ財団の広報動画を見たアレックスは、同じく「難民キャンプ事業は世界に貢献したいという私の信念の現れです」と発表しながら、慈善事業を隠れ蓑にして武器の闇取引をして稼いでいたローパーのことを想起。

船が着いたら積み荷を港から下ろさせないよう時間稼ぎを頼み、グレアムにはヤコの監視を指示して自分はローパーの押収品が納められた倉庫へ。

見つけたアルバムの中には封筒に仕舞われたいくつかの写真が入っていて、その中の1枚、ダニーの写真を見て彼に会いに行ってしまうアレックス。

すっかり思春期の青年に成長したダニーに写真に写った男が誰だか知らないか聞きに行くも、家族を引き裂いた裏切り者扱いで相手にされず。

去り際に父親が処刑されたことを教えると、ダニーの抑圧されていた怒りは爆発。ダニーとの関係は今後も続くのか……?


トニーに監視されながら閉じ込められていたロクサーナもそれなりの自衛手段は持っており、取り上げられたスマホとは別の物を隠し持っておりました。隙を見てどこかへ連絡してしまったか?

 

ヤコがホテルでブリーフケースを受け取ったこととバルセロナ行きに搭乗予定だということを確認し、チームでスペイン入りすることに。

普段の仕事は完全にほっぽり出しておりますが、その辺りは大丈夫なのでしょうか?

空港ではサリーがヤコと接触してブリーフケースに追跡装置を仕込み、アレックスもヤコの後を追ってスペイン入りしますが、諜報員でもないチームのメンバーに銃を携帯させるという穏やかでない状況は死亡フラグにも感じます。絶対に犠牲が出るやつだろ。

そもそもヤコに顔が割れているアレックスが行くべきではないのでは?

 

スペインはカタルーニャ州。

ルシニョール・ホテルに到着したヤコとアレックス達。

ヤコが取っていた249号室の部屋に忍び込んでの捜索を任せ、すぐにホテルへ到着したテディとヤコがロビーで落ち合うのを監視するアレックス。

しかし、テディは249号室のすぐ前でヤコに銃を向けてブリーフケースをあらためようとしたところ、追跡装置が仕込まれているのに気付いてしまいます。

追跡装置の反応が切れてバレたことをサリーから報告されたアレックスはすぐにロクサーナの移動を命じ、249号室の中で捜索中のワリードに「すぐ逃げろ」と電話をかけるも時すでに遅し。

ロクサーナを監視していたトニーは部屋の扉を叩いた刺客に撃たれ、249号室にいたワリードとグレアムもまた、テディに撃たれてしまいました。

アレックスは駆け付けて止血するも目の前で仲間を失くしてしまうという大惨事。

しかしその場で嘆いている暇はなく、冷静を装ってホテルのフロントからテディの部屋番号を聞き出し銃を手に乗り込みます。

410号室の前で電話が鳴り、出てみると「誰だ?」と聞こえてきたのはテディの声。

そのまま部屋に踏み込めば、ベッドに転がっていたヤコの死体に爆弾が取り付けられていて、慌てて部屋から逃げ出すアレックス。

4階の部屋の爆発を背に優雅な足取りでホテルを後にしたテディの姿も。


1話にして怒涛の展開ですし、テンポが良いというよりも急ぎ過ぎなくらいのスピード感があります。恩人は殺されるわ、無理を言って協力させたせいで既に3人も仲間が死んでしまうわでとんでもねぇな。

10年経ってやや老けてはいるものの、トムヒのシュッとした華やかさは健在です。

ナイト・マネジャー/ジョン・ル・カレ/村上博基

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▼次回、エピソード2

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