
エピソード3
あらすじ
ロクサーナの助けを借りたパインはさらに深く潜入し、テディの信頼を勝ち取り、カルタヘナの積み荷がイギリスの諜報機関の利害に結び付いている証拠を手に入れる。しかし事態は悪い方向に進み始める。
ネタバレ感想
あれだけのハメの外し方で実際には正気を保っているパイン。これも特殊訓練の賜物なのか……?
エリスの金が必要なテディは、自分の駒なはずのロクサーナに一晩彼を見張らせることにしてホテルに送らせています。
2人きりになり再度積み荷の中身について問うと、英国製の武器を密輸しているという言質がようやく取れました。
テディとの取引に応じることにするからリストの入手にも協力するよう言うも、「あなたに主導権はない」と強気な態度を崩さないロクサーナ。とは言え、彼女もここまできてマイアミに帰るチャンスを逃すわけにはいかないでしょう。
スパイものに強気な美女な付きものなので、こういう不敵さも必要ですしね。
ロクサーナから監視カメラと警報だらけで警備が厳しい事務所の別館にリストが保管されていることを聞くパイン。
彼女に別館へのコードと監視カメラの番号を調べておくよう指示し、サリーとバジルも遠隔で全面協力してくれています。
投資の契約が正式に決まり、正面から事務所に通されるマシュー・エリス。
アウローラ財団へ2000万ドルの寄付金を送金するとその場で銀行に連絡を入れ、受付係を装うサリーがこれに応対。
一緒に来ていたロクサーナは監視カメラや入力コードを盗み見しており、ちょっと遠目で見たくらいで分かるものなのかは疑問ですが、守備よく潜入できている感じはします。
新金融規制で追加の確認が必要なので送金まで12時間以内の猶予があると説明を受け、着金までコロンビアにいるよう言うテディはロクサーナをもてなし役に任命。
ジャングルに潜伏中のロセ・カブレラの捜索でヘリが飛び交い慌ただしいコロンビアはメデジン。
アレハンドロの自宅はテディの手下に見張られており、リストの入手まで24時間は待つけれどその後は積み荷を引き渡す旨をサリーに連絡しています。やはり命は惜しいですからね。
用意されていたホテルではテディの警備〈ヴィクトル〉が見張っており、私物は漁られロクサーナとデートに繰り出してもピッタリ後ろをついてくるあからさまさ。
彼を撒くためにはロクサーナと盛り上がって寝るシチュエーションを作り出す必要があり、起訴の免除と匿名の証言で彼女も手を打ちます。
ホテルの部屋で彼女と2人きりになれる時間を作り、時間稼ぎしている間に本館のパスを借りて出入り口を避けて密かにホテルを出て事務所へ戻るパイン。
同時にカメラ番号をメールで伝えられたバジルは監視カメラをハッキングしています。
監視カメラを遠隔で切ってもらっても武装した警備がいる中、ロクサーナの安全のためにも誰にも見つかってはならないので気は抜けません。
彼女が盗み見ていた別館コードを使って中へ入り、ブリーフケースを見つけるも中身は空っぽ。
テディが部屋に戻ってしまい、咄嗟に隠れたパインはアルバレスを始末する承認を取るためどこかへ電話をかけて〈ギルベルト・ハンソン〉に伝えてくれと頼んでいるのを聞くことに。
そして、テディがクリップを使って手慣れた手付きで自傷しているシーンも。この男もまた、裏社会を牛耳りながら実のところ精神的に追い詰められているようです。
ここで得た情報を使って、サリーにテディよりも上の存在であるギルベルト・ハンソンを捜すようメールで依頼し、何食わぬ顔でロクサーナが待つホテルの部屋に戻るパイン。
積み荷のリストがあれば彼らの計画を暴けたのに空振りに終わってしまったこともあり、仲間を失う原因にもなったロクサーナにウソをついていると詰め寄りキツく当たり散らしますが、ここから生き残るためにはお互いに必要な存在ではあります。
パリ行きの航空券を渡され、着金後は消えろと言われてしまいますが、今あのリストが必要なので刑事免責をエサにしてロクサーナに協力を求めることに。
このままでは追い払われてしまうエリスは不自然に居残りを求めるよりは全てを知っているんだぞと暴露してしまい、その上で弱みに漬け込み金を巻き上げようとしていた男を演じる即興劇を始めました。
積み荷のことを知っていると話すとテディはその場を去り、警備から銃で脅されるエリス。
エリスを保証したロクサーナもカラスカルから疑われていますが、彼女の父親は相当な大物だったようです。
エリスの話で不安になったカラスカルは、金庫にしまってあったリストを自分の目で確認するためにロクサーナを連れて事務所の別館へ。
取り出した書類をバッグに入れた状態で警備室に監視カメラの確認へ行ったカラスカルの隙をついて、海上貨物目録を抜き取り急いでその場にあった印刷機でコピーを取ったロクサーナ。見つかれば間違いなく殺されるという裏切り行為です。
バジルはマイラからリバーハウスに呼び出され、戦々恐々。
彼女はレックスが削除したメールを復元していたらしく、「9年前彼はバーチという男とやり取りを。ルクセンブルクの銀行口座に3億ドルあるらしいわ。知ってる?口座にアクセスできる?レックスは隠し事をしてたみたい」とのこと。
バジルは一旦書類を預かりその場を去りましたが、これをどう誤魔化すのか。既に2000万ドル使ったばかりで芋づる式にバレかねません。
「資金に問題。回収する」とすぐサリーにメッセージを飛ばすバジル。
着金しなければ潜入中のエリスが危険です。まぁ、それ以前の問題で既に小舟に乗せられ連れ出された上に縛られ、海に沈められる寸前という危険が迫っているのですが。
テディから殺される寸前でも軍の情報部にいてから人の弱みが分かるだけで、カネは本物だと言い張るエリス。
バジルはマイラに9年間3億ドルが入りっぱなしの不可解な口座情報を見せて、「技術班が持つベリーズの隠し口座に送金してみよう」と提案。
マイラが相談に行き、ダミー取引の許可が出てようやく送金に移るバジル。
今まさにヴィクトルから海に沈められようとしていたパインでしたが、テディに着金の連絡が入って何とか命が繋がりました。
疑心暗鬼で相手を殺しかけて初めて友情が生まれ始めるという歪ながらも疑いを払拭した関係となったテディとエリス。
これまでカネのために戦い続けてきた自分の苦悩を少しずつ話し始めるまでには気を緩め、きっかけについて「生まれながらだ。母親はメキシコ人だった。ここに来て早死にした。だから俺は修道院で育った、信心深い」とこちらも裏の取れている事実を明かし、父親について聞くと6年前に死んでおり、英国人だとのこと。
父親がしていたのは今の自分と同じことだと言う彼はぼかすことはしてもウソをつく気はないようで、どんな事をしていたのか話すよう促すと「軍を作ってる、カネで動く兵士だ。国中にいる貧しくて若い連中を使う」と。軍を何に使うかまでは言わなかったテディですが、アウローラ財団が関与している孤児達を兵士として利用していることは認めました。
友人としてホテルまで送ってもらい、その場でテディと別れたパインはホテルのバーにいたサリーと落ち合い、トラブルでリストは未入手だから見張られ続けているアレハンドロを宥め、乗せてもらったヘリで盗み見たIDを教えて追跡を指示。
今日の会合に黒幕のギルベルト・ハンソンが来るはずだと伝えるのですが、サリーは「疑わしい」と懐疑的。
彼女は見つけた記事をパインに見せ、そこにはハンソンが17年前、武器を密輸中に事故死してその死を隠されたという内容が。
サリーはマルティンの事務所に行って5000ドル出して数日専属の探偵となり人捜しを頼んでおりましたが、進捗はどうなのでしょうかね。
話しているとこちらを見ている人物に気がついたサリー。
視線の先にはロクサーナがおり、テディの別荘を抜け出してきた彼女は武器の詳細が載った貨物リストのコピーを持ってきていました。その中には“戦略防衛局”の文字が。
カラスカルからロクサーナに父親について聞いてみろと仄めかされていたパインはそれをそのまま伝え、「6歳の時に死んだ。ゲリラに用心棒代を払わず誘拐された。身代金の要求もなく田舎の別荘に遺体が届けられた、門の前に放り出されてね」と過去のトラウマを聞くことに。
それがきっかけで渡米したそうです。
別れ際、2人がいい感じのムードになっているところへサリーが入ってきてテディの出発を報告されます。サリーもここまで命を張って協力するからには、死んだ仲間の敵討ちというだけの動機ではなく、少なからずパインに心を寄せているのでしょうか。
マルティンと落ち合い、最後に確認できた座標からギルベルト・パレーデス・ハンソンの名で所有者登録されている大きな家“ラ・エスタンシア”に辿り着いたパイン。
近くのレストラン“ラ・ローマ・デル・ヤルーモ”に移動し、かなり手前で車を降りて茂みから密会現場を覗き見に行きます。
ギルベルト・ハンソンは既に店の中に居ると話しているし、逃亡中のホセ・カブレラも到着。
パインからは死角になっていたハンソンにドス・サントスは信用できるのかと話が振られ、「もちろんだ、ホセさん。テディは昔から知ってる、あなたくらいにね」という聞き覚えのありすぎる声に愕然。
特徴のあるその声の持ち主も、姿を見せたその顔も、間違いなくリチャード・ローパーその人でした。やはり生きておったか!
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