エピソード5『暗躍』“What's Done in the Dark”
あらすじ
チームはサラ・パールマン事件で不穏な新情報を発見し、新たな容疑者に焦点を当てる。
ネタバレ感想
クロ確定なドリスコルの差し金で未解決班の情報を得るためにあの汚職警官がマルティナに近付いているようです。
ドリスコルはサイコパス感があって真っ当な悪党よりもよっぽど非情そうなヤバさがあります。
ネルソンは非効率な捜査状況を見て「バンに労力を割いてるがそれだけに絞って平気か?」とバラードに嫌味を言いますが、今最も有力な情報で尽力すべきは青いバンの手がかりを深掘りすることなのです。
彼は側近というかパールマン議員の選挙コンサルタントなのか。投票前までにサラの事件解決をストレートに求めてきますが、バラードの方も「あいにくだけど捜査は選挙日程に沿ってない」と喧嘩腰。そりゃそうですけど(笑)
今後は週一での経過報告を求められ、パールマン議員のおかげで未解決班が成り立っていることを考慮するとノーとは言えません。面倒なしがらみだな。
青いバンの調査は50台すべてが空振りで、コリーンの根拠のない直感をアテにするしかなく、車自体は2009年に解体済みですが名義人〈ジェニー・ギャリソン〉をバラードとパーカーが訪ねてみることに。その間にオフィスに残ったメンバーは既に解体されている他の3台を調べます。
ラフォンの自宅の間取りは、同じくLAPDが舞台である『S.W.A.T.』のホンドーの自宅と似ている気がします。
出勤せず、恋人がミニバントケーキを作る自宅のリビングで何やら作業中のラフォン。
班のメンバーにも内密に進めている汚職捜査のため、ドリスコルの動きを退職日からさかのぼっているのです。
ただ、ある時を境に足取りが消えており、そう簡単には尻尾を掴めるわけでもなさそう。
そう言えばパーカーはオリーヴァスと元相棒関係だったことをすっかり忘れていました。
しかもその関係はかなり良好な上司と部下の関係でもあったようで、バラードから性的暴行について明かされてさぞや複雑だったことでしょう。
ギャリソンさんを訪ねると、30年ほど前に元夫の〈マイク〉があのバンで消えたのだと聞かされます。彼女は元夫が愛人の〈デニース・マッケンジー〉と駆け落ちしたと考えており、例のバンがいくつかの事件で目撃されていることを話すと、「それってレイプ事件?まさか殺人?殺したのね?やっぱりね」と1人で納得。
DNA鑑定できそうな物は全て捨てており、唯一の手段は娘の〈トリッシュ〉なのですが、父親に捨てられてこれまで苦しんできて、やっと断酒してコストコで何とか働いているデリケートな状態だから刺激はできない、と。
その場は食い下がるも、なんとしても娘のDNAを採取する気満々のバラードとパーカー。そもそも正規の手順を踏まずに権限のない捜査も厭わないわけなので、コストコで働いているという情報と名前だけで十分何とかなりそうです。てっきり使い終わった紙コップでも拾ってくるのかと思えば、見つけたトリッシュをオフィスまで呼び出して正面から捜査協力を依頼しました。母親の分も必要だからでしょうか?
トリッシュがパーカーの説得に応じてくれたおかげでギャリソンさんも協力してくれることになり、また証拠品が消されないようDNAサンプルは直接鑑識に届けに行くつもりのパーカー。
ギャリソンさんから“泥棒猫”呼ばわりされていたデニース・マッケンジーは親が捜索願を出していて28年前から行方不明だと分かり、マイクとの関係も不明だし駆け落ちではなく、彼女が最初の被害者だったという可能性が出てきます。
マイクとサラの接点を探っていたコリーンによれば、サラとの接点どころか97年以降マイクには通話、カードの利用、納税の記録がなく完全に消えた状態でやはり頼りはバンだけということに。
ラフォンのドリスコルの足取り調査も進んでいて、休んでいたように見える空白の3ヶ月と麻薬組織の大規模摘発の時期が被っており、『作戦部隊の主力はLA市警の潜入捜査官で麻薬取締局が指揮した』という記事もあわせると、ドリスコルと裏の取引相手、汚職警官がその中に居たのでしょう。
当時の指揮官〈トレハーノ捜査官〉に会いに行き、2018年の“ホホジロ作戦”の部隊について話を聞くバラードとラフォン。
ドリスコルは主要メンバーで、皆で13人を逮捕して麻薬も押収したのだそう。
「上出来だが惜しかった。LAの大物は倒したがメキシコのサメは逃した」と話してくれて、当時狙っていた本命のボスどもにはドリスコルが手懐けた情報屋の裏切りで逃げられたそう。作戦名になっていたのはホホジロザメの“ホホジロ”か。
この時裏切った情報屋こそが、長年身元不明遺体として扱われてきた男ルイス・イバラです。
イバラは怖気付いてメキシコに逃げたと考えられており、それを確認したのはドリスコルだそうで、恐らく裏切る前にドリスコル自身がイバラを始末したのでしょう。
パーカーはオリーヴァスの件をしばらく考えて、バラードからの話を聞いた上で振り返ると「いろいろ違う風に見えてきた」と話し、バラードは自宅に招いて話の続きはトゥトゥの手料理の後ですることに。
オリーヴァスと2人きりになった経緯について聞かれて打ち明け始めるバラード。
友達が刑事になったお祝いにみんなでバーで飲んでいたところ、オリーヴァスが効率的に酔えるからとダブルの酒を持ってきてそれを飲んで酔っ払ってしまい、顔を洗いにトイレに行くと大丈夫か見に来たそう。
ウーバーを呼ぼうとすると携帯を取り上げられて自分が車で送ると言うオリーヴァス。
わざわざマリブまで送ることないと断り、向こうも無理だと分かった途端に態度が豹変してドアに叩きつけられ、必死の抵抗でようやく振り切って逃げ出し相棒のチャスティンの元へ行くも彼はその場で信じず、それ以降はすべてが崩れていった、と。
バラードが話した内容のほとんどにパーカーは心当たりがあったようで、オリーヴァスにとってはいつもの手口だったのに今までずっと気付かなかった自分に愕然としています。
涙を流しながら「こう思ってたんだ。自分が甘かったと。それか私が誤解させたかもって。よく分からないけど自分が悪いと思ってた」と打ち明けるパーカー。
バラードはカウンセリングで聞いた『他人に襲われたら人を信じなくなる。でも知人に襲われたら自分を信じなくなる』という言葉を教えてやりました。
バラードとパーカーで違ったところは、そのままオリーヴァスに家まで送らせたという点で、その後どうなったか明言はされなくても、さも合意の上のような状況を作ってしまったのか。それについて自分の詰めの甘さを今まで責めてきたからこその涙だと考えると納得がいきます。
麻薬捜査課の記録によれば、イバラが死んだ日にドリスコルは裁判所の第106法廷におりました。
ただ、これは“サボりの定番”らしく、本当に出廷していたかを内密に調べるため、フエンテスの弁護士に証人リストを出させて証言の裏付けに使います。
ドリスコルの名前は出廷日の証人リストに載っておらず、アリバイ偽装は決定的。
ラフォンに電話をかけて「ドリスコルはクロよ。こいつがイバラを殺したのよ、間違いない」と確信を持って言い切ったバラードでした。
保険犯罪局からギャリソンさんのバンは2009年にR&Tスクラップが解体しているという問い合わせの返事が来ており、エンシノに出向いてマイクの手がかりを辿るコリーンとロウルズ。
杜撰な管理がなされている書類の山から自分達で該当の書類を見つけ出す必要がありますが、コリーンはとにかくやる気満々でいつもポジティブ一直線です。
探していた青いバンの書類を引き当てたコリーンは、確認して「大した情報はない」と難しい顔をするロウルズのマイナス思考が健康に悪いとチクリ(笑)
オックスナードの貸倉庫からレッカーされてるという情報を辿って今度はそちらへ向かうことに。心底楽しそうです。
普段は一緒の2人がオフィスから出てしまって1人留守番のマルティナはなんと刑事志望の新しいボーイフレンドが汚職警官とも知らずに未解決班のオフィスに連れ込んでしまいました。
捜査状況が書かれたホワイトボードには身元不明事件についても記されており、「実は私のアイデアで身元が判明したの」と漏らしてしまうマルティナ。
「でも行き止まりだった、銃は見つけたけど持ち主には完璧なアリバイが」と付け加えたことで意図せず敵に安心を与えるも、報告を受けたドリスコルは全く油断していません。
貸倉庫の名義はマイク・ギャリソンになっていて、今も契約したままになっています。
倉庫の賃料は毎年現金投函されており、30日分残る監視カメラ映像とマイクが借りっぱなしにしている36番倉庫の中を確認するために令状を取って駆け付けるバラード。
お楽しみを逃すまいとラフォンやマルティナも集まっていて、オリーヴァスとの件について自分が食い物にされたのだと気付いてしまい、自宅で荒れに荒れていたパーカーも連絡を受けて何食わぬ顔でやって来ます。人前では抑え込んでいる感じが心配になります。
いざ貸倉庫を開けてみると、棚に並べられたいくつもの靴サイズの箱が。
その中には鍵やぬいぐるみ、ローラの名札が入っており、小さな棺のようなこれらは明らかに犯罪の戦利品です。
よく連続殺人犯は被害者にまつわるものをコレクションするという癖があると言いますが、まさにそれか。
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▼次回、エピソード6
