エピソード6『偽りの仮面』“Beneath the Surface”
あらすじ
バラードの連続殺人事件の捜査は重大な局面を迎える。捜査が殺人課に移管されるまでの猶予は72時間。チームは被害者たちの関連性を見つけるため奔走する。
ネタバレ感想
未解決班が奔走した成果なのに、後から来て「殺人課の方が資金も人員も豊富だ」とバーチェム警部に担当を外されそうな状況です。
箱の数からして少なくとも14人の被害者がいて、14の家族が答えを待っていると力説している際にバーチェム宛に本部長から連絡があり、「72時間以内に何か発見がなければ殺人課に移管する」と猶予を与えられました。
この逼迫した状況で波乗りする暇があるんかい!と思ったらオフィスで仮眠していたバラードの夢オチか。
検査済みの14の遺留品もオフィスに届き、残り65時間34分で事件解決とまでいかなくても何らかの発見をする必要がある未解決班。
ラボの〈ダーシー〉は2回ずつ調べているのに痕跡が少な過ぎて14個すべてが予想を上回る早さで戻ってきました。
ドリスコルの自宅を一望できる貸物件に目を付けたラフォンは、不動産屋に頼んで借主が見つかるまでの間定点カメラを仕掛けて監視・録画しておく手筈を整えています。
5年も野放しになっていたのだから、期限が迫っているので残り65時間くらいはドリスコルのことよりもマイクの捜査に全集中すればいいのに、と思ってしまいますが、バラードは「警察の汚職と連続殺人よ。どちらもほっとけない」とのこと。
イバラの恋人については名前が分かり、〈アブリル・コルテス〉の家族をメキシコ当局が捜しているそうです。
当時赤ん坊で今は6歳になっている〈ガエル・イバラ〉は彼女と一緒にいるかもしれません。
本部長に連絡を入れて時間稼ぎしてくれたパールマン議員が父親の〈ゲイリー〉と揃ってオフィスに現れて会議室に並べられた14の遺留品を前に複雑な表情。
サラの物があれば捜査に役立つので確認を取るも、兄と父親では分からず。
年老いた父親にとっては遺留品の数々を見るのは酷な時間となっただけに終わりました。
ラボのダーシーから呼び出されたバラードは「ギャリソンの娘のDNAと一致するものがあった」と聞かされます。クレストラインで見たかった身元不明遺体で、1997年に発見されたこの遺体がマイク・ギャリソンだと言うのです。
どの事件よりも前に発見されていた遺体なので、犯人はマイク・ギャリソンではなかったことになり振り出しに。
時間がない中、97年の事件の捜査資料を貰いに〈ホプキンソン警部〉を直接訪ねるバラード。
マイク・ギャリソンが連れていた20代の恋人も行方不明なので同じように遺棄された可能性はないかと聞くと、すぐに別の捜査ファイルを取り出して1999年の冬に16キロ離れた場所で見つかった白人女性の遺体に思い至ったホプキンソン警部。そんなに前の事件をここまで瞬時に思い出せるものですかね。
マイクが何度も刺されていたのに対し、女性は手で首を絞められており、損傷が激しくDNAは採取不能なので「照合するなら歯」だとのこと。
他の被害者と同じ殺され方をしているデニースが標的で、マイクの方は邪魔だったのかもしれません。
被疑者にばかり注目していたけれど、被害者の共通点を探すことが重要だと気付いたバラードは遺留品を徹底的に調べて身元を判明していくようチームに指示を出しました。この時点で残り36時間23分。
パーカーのお手柄で、遺留品6のクリントンの応援バッジが選挙運動参加者だった〈ジョジー・カルヴァー〉のものではないかと判明。
寝室で絞殺されており、常に着けていた応援バッジがないことに母親が気付いていたと記録のある未解決事件です。
フエンテスは厳重警備になり、そのタイミングが刑事が会いに来た直後だったということで刑務所内にいる内通者から報告を受けているドリスコル。
刑事の名前が分かればバラードとパーカーが危険ですよ。
刑務所内は至るところで買収があるようで、警備も助けに入ってくれない状況で襲われてしまったフエンテス。
ドリスコルが自宅に戻ったらしく、バラードとラフォンは張り込みへ。
途中アーロンから差し入れをもらう場面もあり、張り込みは意外も緩いし車で出て行くドリスコルを追跡する尾行はあからさま過ぎてあれでバレないものなのか(笑)
建物の駐車場内に入った車を追うまではできず、路肩で観察していると後を追うようにパトカーが入っていき、今でも警官と繋がりがあることも分かります。
隣の駐車場越しに目視で確認することにするのはいいけれど、それも目立つんだよなぁ(笑)いかにも刑事風の2人ですし。
ハリウッド署のパトカーということまでは分かるも、ここまで見ておいてナンバーや乗っていた警官は特定できていないまま逃してしまいました。
そのままドリスコルは帰宅せず、何かを察知して逃げたのかもしれないと考えるバラード。
翌日、イバラの恋人アブリルを調べていたパーカーからの報告で、彼女がベルガーデンズにいることが分かりますが、警部の期限が今日いっぱいに迫ってるので一旦後回しに。
判明している被害者たちは、年齢も体型も社会的立場も全員違って、共通するのは絞殺という死因のみ。
しかし、一見無作為に選んでいそうでもジョジーのルームメイトが隔週でサンディエゴに行っていた隙の犯行で、ルームメイトの予定まで把握している几帳面さからすると適当に選んだ標的ではなかったはずです。
ダマーニから「情報提供がバレてる」と連絡が。フエンテスが襲われ、今のところは生きているけれど昏睡状態だそう。
どこで情報が漏れたのかはまだ分かっていなくても、襲わせたのがカルテルではなくドリスコルだとあたりはつけたバラード、ラフォン、パーカーの3人。
ドリスコルがフエンテスの生存を知れば姿を消されてしまうので、後回しにしていたが唯一の糸口になるアブリルをバラードとラフォンが訪ねます。
アブリルにイバラの死亡通告をして、ドリスコルの写真を見せて話を聞いてみたところ、「ルイスは信用してた、私たちをカルテルから逃がしてくれる人だと言って。なぜ見抜けなかったのか、私たちを助けるはずの人よ。まさかこの人だなんて……」と愕然としており、当時は〈ヘスース・ベラスコ〉というカルテルにいた男をイバラ殺害犯として疑っていたのだそう。
息子のガエルはアブリルと一緒ではなく、安否を心配する彼女に「これからも我々が捜し続ける」と手を取り希望を持たせたラフォン。
監視カメラに映る最後に目撃されたイバラとガエルの映像を見て涙するアブリルに同情するラフォンはいかにもな人情派刑事といったところ。
バラードはデータベースにあったヘスースの記録を見て、暴行と殺人未遂で3年間で2回の強制送還を食らい余罪も多数ある大悪党だと確認。
カルテルが何度も連れ戻すほど役に立つ男ということです。
そして、イバラ殺害の2年前にヘスースを逮捕したのに釈放した警官、つまりはドリスコルの存在に辿り着きました。
遺留品のサングラスを調べたマルティナは、それが半年前に発売された限定品だというかなり有力な情報を手に入れておりましたが、バラードが電話に出ないことでオフィスまで来た警部がマイクも被害者だと知って捜査の難航を悟り、その場にいた未解決班を帰らせたそう。
殺人課が引き揚げにくるのも時間の問題です。
オリーヴァスの件について目を逸らさず向き合うと決めたらしいパーカーは、インスタライブで居場所を知るとそこに待ち伏せしに行き、「あれはレイプだ。そして何ヶ月も一夜の過ちだと言い続けた。だまされてたけど今は違う。あんたは怪物だ。うまく隠しても私は知ってる、私だけじゃない」と啖呵を切りますが、これは相手に対抗策を講じさせる時間を与えるだけの悪手のように思えます。
ここでも反射的にバラードとの仲良しグループでのでっち上げだと言い返されており、時間を置くほどに周りに根回しされかねません。
去り際には「相棒、家まで送ろうか?」という悪趣味過ぎる捨て台詞で去って行き、こんな下衆野郎が妻子持ちで家庭が上手く行ってるなんて人生は不条理です。
パーカーを帰らせた後も1人残って遺留品を調べていたバラードは、金のブレスレットが未解決事件で絞り込んでも出てこなかったけれど、解決済みで紹介すると該当するデータがあることに気が付き、その足で警部の元へ。
こんなに簡単な条件でヒットするのに、あれだけ調べていたチームのメンバーが無能みたいじゃないですか。もうちょっと何かなかったのか。
2008年に解決済みの事件で消えていた金のブレスレットが今回押収した遺留品の中にあったことを説明。
当時有罪になった恋人は無実を主張しており、再捜査すれば犯人と被害者の関連を探れる上に冤罪を正せるかもしれないと力説して、引き続き未解決班での担当をもぎ取りました。
チームはかなり指揮が下がっていますが大丈夫でしょうか。
自宅に戻ったバラードがソファでうたた寝していると、覆面の侵入者に襲われてしまいます。
揉み合いの末になんとか相手の気管を潰してマスクを剥ぎ取ると侵入者はドリスコルでした。
すぐ通報して救急車も要請しますが、5分かかるそうで息ができない状態でそんなにもちません。
すぐに救命士の研修も受けているアーロンに電話をして気管切開の指示を仰ぎます。
「この男には仲間がいる!死ねば全員逃してしまう!ナイフはある、教えて……」
電話越しに叫んでやり方を教えてもらうバラード。
『ドクター・ハウス』で飽きるほど見た挿管の手順です。
なんとかうまく行き息を吹き返したドリスコルでしたが、自力でチューブを抜いて投げつけてしまい、そのまま死んでしまいました。
ようやく追い詰めたはずが、捕まるくらいなら自害を選ぶとは……。なんというかもうバラードは散々過ぎて、どうしてこうなんだよぉぉ!
▼Amazonプライム・ビデオで視聴できます。
プライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード7
