
エピソード11『贖罪』“Atonement”
あらすじ
市内でウクライナ人男性の乗った車が爆発する事件が発生した。現場に急行するホンドーたちだったが、一足先に到着していたのが元ロス市警のバスケスFBI捜査官だった。ロシアの過激派テロ組織による犯行の可能性があると言うバスケス。被害者は家族と共に難民支援団体を通じて入国していたことも判明し、SWATとFBIによる合同捜査が始まる。
ネタバレ感想
SWATのチーム対抗“コーンホール大会”が駐車場で行われており大盛り上がりしているのがいかにもアメリカという感じ。警官が賭け事はいいのか?笑
そこへヒックスが慌てた様子で駆け込んできた「エヴァレットて自動車爆弾だ、チーム20は急げ!」と叫びます。署内にいたとしても直接来るより緊急招集をかける方が早いような気も。
現場にはFBIのバスケスも先に来ています。
爆発が大き過ぎて車の周辺は黒焦げだし詳しい情報が何も分かっていなかったものの、バンパーの“FAB”というエンブレムが見つかりました。
“国境を超えた信仰”という難民を支援する団体でディーコンは創立者の神父を知っているそう。
FBIはダークウェブを監視しており、ロシア人がウクライナ難民の攻撃を企ててることを掴んでいるそうで、運転手と最後に話した目撃者の証言で被害者はウクライナ難民だと確定しているし、狙いが難民なら今後もエスカレートする可能性が大きいことから、SWATとFBIの合同捜査になるようです。ただし、FBIの上層部は情報公開を控える、と。
自爆テロなのかと思いましたが、狙われたんですね。
被害者の身元は、支援団体を通して2ヶ月前に家族で入国した〈パヴロ・コズロフ〉だと判明。
妻の〈ボイカ〉と2人の息子を安全のために保護しようとするも滞在先におらず行方不明らしく、最後に取り乱していた様子が目撃されており既に危機を察知して避難したのかもしれません。
ロシア人が使う手口に必要な三フッ化塩素が化学工場から30リットルも奪われるという事件も起き、何百人も殺せる量の化合物で大規模テロ待ったなしの状況。
ディーコンは昔世話になった〈ドーナー神父〉と再会します。
今後の大規模な攻撃に向けて爆弾の威力を確かめるためにパヴロが実験的に狙われたのだとしたら連中と何かしらの接点があったはずで、パヴロの妻と親しかった難民の〈オクサナ・メルニク〉という子を紹介してもらうことに。
それにしても、こんなに品行方正なディーコンに荒れていた青年時代があるとは人生は分からないものです。
イヴァを妹と認めてすっかり打ち解けているルカは予想通り(笑)
弟の〈テリー〉に血を分けた妹を紹介しようと署に2人を呼んでいたルカ。
テリーは突然の妹の出現を聞いてまだ半信半疑な感じだし、遺言状の開封により母親が密かに行っていた親子鑑定の結果を出されて本当に父親は一緒だと分かってもなおイヴァの存在が気に食わない様子。
しかし、なんとテリーは実家に戻っていたタイミングでイヴァの母親が鑑定書を持ってきたらしく、3年前から妹の存在を知っていたそうです。
時期的には病気が発覚した時だそうですが、「謝罪に来たのか金を要求しに来たのかは不明だ。俺は今も昔も両親の晩年を壊したくない」と遠慮なしの態度。
これを聞いたイヴァは「私が間違ってた、全部ね」と隠し切れない動揺と共にその場を去ってしまいました。
イヴァを傷付けた酷い態度の弟に「自分より幸せな人間を傷つけようとするクズ野郎だ!デュラントの方がクズの弟よりも絆を感じる」と激怒。
さっそく家族の絆が壊れかけております。
化学工場の防犯カメラには“皆殺し”と話している犯人達の話す声が入っておりますが、用意周到な過激派と違ってずさんなやり口も映っておりました。
昨夜コズロフ家の一家に会ったオクサナは、砲弾に怯えるように不安そうにしていたと感じたそうです。
盗難車のGPSは使えなかったものの、所有者が車に置き忘れていたイヤホンの追跡機能を辿って2時間前の地点が判明。
付近にいるタンとバスケスが派遣され、応援が到着まで10分近くかかる中、2人は建物内の冷暗所を利用した爆弾工場を見つけます。
奥にいた人影を追ってマスクを剥ぐと、なんとパヴロの妻〈ボイカ・コズロフ〉でした。
一家だと思っていたのはロシア人テロリストの集団で、パヴロは自爆テロではなく運んでる途中に誤って爆発させていた、と。
ボイカ・コズロフ改め、〈ウマ・ペトロヴァ〉は昨年も料理人になりすまして難民キャンプを攻撃しており、他のメンバーも外国人排除を掲げた超国家主義者の“勝利の軍団”に属しています。
ウクライナ難民だと信じて家族の渡米を手助けしたドーナー神父は事実を聞いてかなり動揺し、罪悪感を抱えながらFBIの取調べを受けなければならないようです。
同じく罪悪感を抱えていたディーコンは、荒れていた21歳の頃に酒を飲んでケンカし、女にフラれ、自分とは違って全てが順調だった親友の〈キース〉を無理やり誘ってベガスでのライブに行った結果、運転させていたキースが居眠りで事故を起こして彼だけが亡くなってしまった、という経験をしていました。
その時病院で助けになってくれたのがドーナー神父だったというわけです。
ウマが逮捕の直前に燃やしていたハードドライブの解析が進み、テロの下見らしき写真を発見。
次の標的になる可能性が高いウクライナ領事館にFBIとSWATが急行しますが、ホンドー達の姿を見て逃げ出した男は捕まえてみるとただの料理人で、「裁判所の命令を無視した」から慌てて逃げただけ。爆弾から逆算してあと2時間持つかどうかという時なのに、今はこんな小物に構っている暇はないのです。
写真に映る人物のタトゥーでオクサナだと気付いたディーコン。
彼女もグルで下見を手伝っていたわけではなく、一味の1人〈ドミトリ〉が過激な思想のもとに動いているとは知らずに付き合っていたのだそう。オクサナが18歳になるまでは内緒にと言われていたので、聴取でも「よく知らない」と答えたとか。
ドミトリがよく足を運んで写真も撮っていたという“聖ミカエル・ウクライナ教会”を焦って次のターゲットにした可能性が高く、再び現地へ急行するチーム20とバスケス。
礼拝堂にいた人達を避難させ、地下で残り3分を切っている爆弾のすぐそばで人質を取って立て籠っているドミトリと対峙するディーコン。
もう1人はホンドーとバスケスが挟み撃ちで追い込んで射殺し、一瞬の隙をついてディーコンもドミトリを確保した後、すぐさま人質を逃します。
爆弾解析の専用機器よりもチーム20の閃きと知識で正解の4桁に辿り着けるのがさすが(笑)
爆弾処理といえば間違った線を切ればドカン、というイメージがありましたが、暗証番号は一度間違えても大丈夫なのか。
テリーが3年前から妹の存在を知っていてなお拒絶しているという事実に怒っているルカに、「急に妹が現れたら俺でも困るが、兄に憧れる弟の気持ちは分かる。テリーが家族を守ったのは兄ならそうすると思ったからさ」と諭していたタン。
今日も今日とてチームの良きアドバイザー感が出ています。
大変な1日が終わり、ルカがロッカールームに入るとタンがテリーにルカのロッカーを教えている場面でした。
テリーの届け物はルカ宛てではなくイヴァ宛てで、自分の態度が酷かったことを反省して謝罪の手紙を書いてきたとのこと。
ルカは託された手紙をイヴァに渡そうとしますが、「気持ちは嬉しいわ。でも確かに私は家族の一員じゃない、テリーの言う通り。手紙は持ってて」とやんわり受取拒否。
仕切り直しのコーンホール大会では、リーダー対決で当たり前のようにホンドーが勝ってチーム20の勝利に終わりました。
最後にディーコンは再燃したキースへの罪悪感を懺悔しており、ドーナー神父から「すさんだ若者から不完全な大人になった、君はその価値がないと思うだろうが奇跡は起きた」という言葉を貰い、赦しを得ています。
神父にとってもディーコンにとっても、何年も前から会っていなかろうとお互いに大きな存在なのですね。
とりあえず神父が職場復帰できていて何よりです。
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