
エピソード13『因縁』“Lion's Share”
あらすじ
コンサート会場の建設現場で着工の日に襲撃事件が起こる。その現場は、過去に立ち退きを拒んだ一家が自宅に立てこもり、その結果、父親がSWATによって射殺されるという痛ましい事件が起きた場所だった。その事件に責任を感じているヒックスは、働き詰めで休みを取るように周囲に促されるも、事件に没頭してしまう。ホンドーたちはヒックスの暴走を止め、事件を解決すべく奮闘する。
ネタバレ感想
LAで最新のコンサート会場“クレセンタ・アンフィシアター”の着工記念の建設現場に乗り込んできて銃乱射する武装集団。
「同意もなく土地を奪うとこういう結果になる!」と動画で声明も出されます。
50世帯以上が違法なやり方で追い出されたとの主張です。
これはかつてヒックスが人質になった事件のその後か。なかなか因縁が深く、タイトルも納得です。▼S3-ep.8
建設現場をぐるりと取り囲むような砦をコンテナで築き、近付くと容赦なく攻撃してくる立てこもり犯達。
さすがに装甲車なら撃たれようと火炎瓶を投げられようと大したダメージは無さそうで安心感が凄い。
配置されたコンテナもブラックベティの前では無力です。徐行運転レベルのスピードでもあのコンテナを動かせるだけの力があるものなのですね。
中の様子はドローンで確認しながら装甲車の陰に隠れて少しずつ進んでいくチーム20。
高性能ドローンの圧倒的画質の良さで、3人の人質に爆弾が巻き付けられているのも確認できました。このために時間稼ぎをしていた様子。
4人組はバギーに乗って逃げて行くも、人質優先で後は追えません。
タイムリミットが30秒に迫る中、2手に分かれて大勢の人質を逃しつつ、トラップも無さそうなので巻き付けられた爆弾を外してなんとか犠牲は出さずに済みました。通報中に見つかって既に殺されていた警備員だけは、犯人達の主張とは関係がないのに貧乏くじを引いた形に。
爆発が起こるときは「口を開けて耳を塞ぐ」というハックを覚えておこうと思います。思わず歯を食いしばりたくなりそうですが、口を開けることで爆風によるダメージが減らせるそうです。
事件現場が当時立ち退きを迫られていた〈フエンテス〉の家があった3年前の現場と同じ場所だということで、別件で徹夜明けだったヒックスも本部に駆け付けております。
人質の1人が撮影していた覆面姿の立てこもり犯を見たヒックスは、目と声で犯人の1人は3年前にSWATに父親を射殺された〈ミゲル・フエンテス〉だと確信。
3年前の事件で少年院へ入ったミゲルは18歳になってからは暴行で服役し、以降は不明だったようです。
ミゲルの祖父と話そうにも先月獄中死したそうで、だから係争中だった建設が始まったという因果も。
ルカが疲労困憊の状態を気遣うのも無視してヒックスは居残って指揮を執る気満々です。
まぁ、あまりにも関係が深過ぎて一旦帰っても寝られなさそうではありますが。
ミゲルの母親〈ルーペ〉を連れてくるようルカに頼みます。
恋愛でなかなかいい相手に巡りあえないでいるカブレラに軽口を叩きながら、自分は結婚してよかったと話すタンですが、そんなタンが出て行った直後に暗い表情のカブレラはストリート相手に「タンの奥さんが別の男といたの」と告白。
食事中にもベタベタしていてどう見ても仕事の顧客ではなかった、と。
その後、カブレラとストリートがタンに話すかどうか迷っている中でボニーが車を交換するため署に来てしまい、2人とも渦中の人物の突然の訪問に動揺気味。
妻の姿を見るだけで笑顔がはじけ、「売れっ子エージェントさ」と妻自慢をするタンが気の毒でなりません。
タンがボニーにぞっこんだと知っているストリートは話してしまって結婚生活を壊すことを恐れていて、対してカブレラは仲間に隠し事はできないと考えています。難しい状況です。勘違いならいいのですが、さすがにそれは無さそうな感じですし。
連れて来られたルーペは、いくら赤ん坊だった娘を救ってもらったとは言え、幸せだった家庭を壊して夫を射殺され人生をめちゃくちゃにされたことを恨んでいる様子。
怒りを抱えた息子に、娘に悪影響だから家を出るよう頼んだそう。
3人の仲間について心当たりを聞くと、「前に住んでた地域の子たちかも。大勢が立ち退いた」とは教えてくれました。
そして、夫を亡くした自分から息子まで奪わないでくれ、これ以上罪を犯す前に止めてくれ、とヒックスに頼みます。
ミゲルの恋人と思われる反体制派の〈ロクサナ・ピネダ〉をまずは突き止め、彼女を連行してきて取調べをするのですが、情報提供は得られません。
残りの2人はミゲルのいとこで仮釈放中の〈アイバン〉と、同じ地域出身で爆弾処理班で従軍歴のある〈ネスター〉でした。
セラピストから休めと言われても休もうとせず、やはり3年前のあの事件に関しての責任は自分にあると考えているヒックス。
今回こそミゲルを思いとどまらせる形で解決できれば、後悔がある過去の事件についても多少は前向きに折り合いをつけられそうですが……。
気まずい思いでボニーの浮気を切り出したカブレラとストリートでしたが、ボニー命のタンには受け入れられず、「人のことはいいから自分の恋愛下手をどうにかしろ」とほとんど八つ当たり状態です。
いつも冷静に周りに的確なアドバイスをしているタンも、妻の浮気疑惑を指摘されると心穏やかではいれません。
それだけボニーのことを愛している証拠でもあり、クロ確定っぽいのが不憫だなぁ。
ロクサナの携帯からミゲルに電話をかけるヒックス。
「君には妹とお母さんがいる。出頭しろ、家族を失う前にやめるんだ」と説得を試みるもミゲルはこれに応じず電話は切られてしまいました。
アイバンの携帯の位置情報も調べがつき、この2週間で何度も建設現場を下見していたことが判明。
他にも3年前に抗議者達を説き伏せただけでなく、建設のために立ち退きを推し進めた張本人である市議会議員の〈チップ・ジェンキンス〉の自宅周辺に行っていた形跡が。
チームが議員宅に急行すると、既にミゲル達の車が停まっています。
ガソリンをまかれて火を付けられようとしている中、交渉している暇もなく隠密で中へ入ったチームがアイバンを制圧し、逃げようとしたネスターの後を追って発砲してきたので射殺。
残るはミゲルのみですが、母親へのメールを最後に仲間を見捨てて町を出たかもしれず、とは言え見つかるのも時間の問題だということで36時間働き詰めのヒックスを家に帰したルカとホンドー。
自宅に戻ったヒックスが、帰宅中のホンドーからチーム50に引き継いだと連絡を受けていると待ち伏せしていたミゲルに銃を突きつけられました。
「ダニエル、去年の7月ぶりだがかけ直す」と、普段呼ばないファーストネームと、ミゲルの父親を射殺に追い込んだ“7月”という緊急コードを持ち出してSOSを伝えたヒックス。
これで瞬時に侵入者を悟ってUターンし、躊躇なく応援も要請できるホンドーはあっぱれです。
ヒックスは銃を突きつけられながらも、「3年前にやり損ねたことをさせてくれ」として、土地を失ったこと、悲惨な光景を見せてしまったこと、そして心のケアができなかったことを謝罪。
隙をついて逃げ出し、銃ではなく警棒を取り出して応戦するヒックスに、ミゲルを決して殺すまいとしている後悔からの決意が見え隠れしています。
ほとんどヒックス優勢の状況でホンドーと応援の警官が踏み込んできて無事にミゲルは命を落とすようなことがないまま逮捕となりました。
なんだかんだで帰るのが怖くなっているタンは、「前からボニーとはうまくいってなくてさ。でも大丈夫なフリをしてた。当たって悪かった」とストリートとカブレラに打ち明けて謝罪しています。
仲間がこんな嘘をつくはずもなく、ボニーを問いただしても嘘をつかれるか辛い事実を話されるかの二択で、タンからしてみればどう転んでも傷付くのです。
それでも逃げてちゃいけないと自分に言い聞かせるタン。チームの存在が支えになるといいのですが……。
自宅に戻っていつも通り自分を迎え入れるボニーに昨夜はどこで誰といたのか、その相手とはいつからなのかを端的に問いただすと、なんと不倫は半年前からのことだそうで、想像以上の裏切りを目の当たりにして「出てけ、行ってくれ」とボニーを追い出すことになってしまいました。
1人になり、思わず壁を殴って穴を開けてしまうタン。ありがちながらも今後この穴を見るたびに妻の裏切りを思い出すことになると思うとつれぇなぁ。こりゃタンは荒れるぞ……仕事に支障まで出そうです。
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▼次回、エピソード14
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