
エピソード14『ハード・パンチ』“Gut Punch”
あらすじ
ボニーの裏切りに落ち込んだタンはバーでケンカ騒ぎを起こしてしまい、現場から外される。人手不足となったホンドーのチームにロッカーとアルファロが応援に来ることになるが、アルファロがパウエルに悪影響を与えるのではとストリートは心配する。チームは重大犯罪課と一緒にアルメニア人の犯罪グループのガサ入れに行くことになり、潜入捜査中の刑事を保護するという任務に就く。
ネタバレ感想
家にはいられず、バーでヤケ酒していたタンは絡んできた相手と乱闘騒ぎに。
SWAT隊員が酔っ払いの一般人相手にするのはオーバーキル過ぎるんよ……。
警察を呼ばれてしまい、これは不祥事案件では?
翌朝になってホンドーのところにタンがぶち込まれた連絡がくるとともに、ニシェルのところにも監察総監からメールが。逮捕はさてていないのにSWAT内の処分で済まさず審議するようです。
ヒックスはバーでケンカして手を出すなどSWATとしてあるまじき行為で、現場から外して1ヶ月の内勤処分を命じます。
ホンドーも事情があるのか聞こうとしますがタンはボニーの浮気について語らず、ややふてぶてしい態度で処分を受け入れました。
ディーコンは訳知り顔なストリートに気づくも、プライベートな件だから勝手に話すことを躊躇っているストリートに対してすぐに「そうか、言わなくていい」と言ってくれるホワイト上司ぶりを発揮。ホンドーなら問答無用の圧で吐かせていそうです(笑)
そのホンドーはタンの処分の件についての書類準備やらで忙しく、ルカは出張中。
まともに出動できるのはディーコン、ストリート、パウエルの3人だけで明らかに人手不足なので、休み中のチーム50から〈ロッカー〉が“1人連れて”来てくれるそうです。
S6-ep.4で登場したミゲル・アルファロがピンチヒッターとして再登場。
和解したとはいえ、彼のことを好きになりきれないストリートはせっかく打ち解けてきたパウエルがアルファロのせいでまた以前のように戻ってしまわないか心配しております。
重大犯罪課の〈クラーク巡査部長〉が指揮するアルメニア人の犯罪グループのガサ入れにチーム20も同行することに。
敵は偽札を扱う集団で、リーダー〈ナザリアン〉は市警が長いこと追っていたワルでもあります。
“アレックス・ガスパルド”の偽名を使って潜入中の〈エリック・アーカン〉が証拠を集めたおかげで今回こそ逮捕できる運びだそう。
まだ若い新人ながらもやり手のアーカン捜査官の安全を最優先にして、彼が潜入捜査官だとバレないようナザリアン達と一緒に逮捕して後から秘密裏に保護する作戦です。何やら変なフラグ立ってるが大丈夫か?アーカン。
ナザリアンとアーカンを含めた9人が集まる幹部の会合に踏み込んだはずが、確保できたのは6人で肝心のアーカン刑事もナザリアンもおらません。
防犯カメラを確認すると、SWAT到着の10分前に、アーカンとナザリアンとその側近が車に乗って出て行く姿が映っています。
身分がバレたら即殺されるはずなので、何らかのトラブルがあって一緒に行かざるを得ない状況だったのでしょう。
何にせよ、アーカン保護を急がなければなりません。
会合で使われた店の外のゴミ箱からはアーカンの字で“Nはドル以外もやってる”と書かれたコーヒーカップが見つかります。
つまり、ナザリアンは偽札以外のビジネスにも手を出しているということで、大した隠語にはなっていませんが、アーカンからのメッセージには間違いありません。
アーカンは以前からこの説を主張するも、クラーク巡査部長がこれを信じなかったせいで証拠を掴むために無茶して彼らと行ってしまったのか?だとしたらクラークはあんなに責任を感じているわりに話を聞いてやれよと思いますが。
先月も乱闘騒ぎで警官が問題を起こしており、悪いイメージを払拭するためにも監察総監はタンに厳しい罰を与えて見せしめにするつもりだそう。
風紀課時代も含めて過去に問題は起こしていないタンに対して、今回の件で2週間の停職かつその期間は無給という処分は重過ぎるらしく、ホンドーとヒックスはタンのこともよく知っているニシェルに監察総監を思いとどまらせてもらおうと頼むも、ニシェル自身が「私は重い罰が必要だと思う。タンの停職処分は妥当よ」という考えでした。
たとえ2週間でも停職処分を受ければ今後のキャリアに響き昇進が難しくなることが分かっているのでホンドーは意見を曲げないニシェルに食い下がり、タンらしくない行動だけに何があったのか調べるための時間稼ぎだけは頼めたようです。
ガサ入れで逮捕した中でも1番下っ端の〈アダム・グリゴリアン〉がナザリアンの運転手をしていることに目を付けたストリート。
ストリートとアルファロの掛け合いで下っ端は早々に陥落して昨日ナザリアンが行った倉庫の場所を吐きました。
ディーコン率いる4人で倉庫に向かっている最中に、目的地の倉庫から911に男性が呼吸不全だと通報が入り、アジトだとすれば通報はしないだろうし、むしろ罠かもしれないと考えながらも行くしかありません。
警戒しながらも現場に行ってみると、本当に男性が倒れていて、崩れた荷を片付けていたら咳き込み始めたとのこと。段ボールの中に入ったボトルの中身が散乱していて、中身が粉だったのを見てすぐに麻薬中毒を疑うディーコン。
作業員を外に出して倒れた男性も粉から離し、フェンタニルに効くナロキソンを投与しますが、応急処置も虚しくそのまま死亡してしまいました。
フェンタニルとは別のオピオイド系の薬物だったことが判明し、意図せず吸い込んだだけで死に至らしめるほどの強力な麻薬です。
通称“イソ”と呼ばれるイソトニタゼンで、フェンタニルより強力な合成オピオイドだそう。
倉庫にあったのは昨夜運び出された荷物の積み残しなので、ナザリアンはアーカンを連れて大量の“イソ”を持ち出して姿をくらませたことになります。
イソの精製に必要なフェニル酢酸は規制物質でもあるので、購入記録を辿ってナザリアンの居場所を突き止める作戦です。
購入履歴を調べていたパウエルは、“ゴージャス美容社”の〈エレン・オハニヤン〉という名前に聞き覚えを感じています。
「捜査資料で見たんだよ、ナザリアンの娘だ」とクラークが教え、彼女の会社は調査済みでシロだったし実体がありますが、逆にそれなら怪しまれずにフェニル酢酸を購入できると逆手に取った可能性大。
今度はエレン名義の不動産を調べてアジトがないか確認して行くことに。
チーム50に空きが出るらしく、アルファロがパウエルを誘ったことも指導係をしている自分への嫌がらせだと思っているストリート。
新入りなだけで何の権限もないアルファロが適当に誘っただけかと思いきや、フライングで口を滑らせただけでヒックスからの許可もあるようですし、ホンドーも了承しているということかもしれません。
これを聞いたストリートは色んな意味で愕然としており、やはりカブレラではなくパウエルが肝入りという感じか。
タンが結婚指輪を外していることに目ざとく気付いたホンドー。
ボニーの浮気で自分達は終わったと端的に説明したタンはそれ以上話す気もないといった雰囲気。
タンが悩んでいると気付いてやれなかったことを悔やみ、今のタンをほっとけないと感じているホンドーはヒックスにもこれを相談していますが、捜査に進展があったと報告が入りタンの件は一旦保留に。
エレンが所有する不動産も割れてナザリアンのアジト候補が絞られますし、ゴージャス美容社の金の動きには怪しさが。
部下思いに違いはないけれど無能気味なクラーク巡査部長も、“一見不要そうな”捜査メモを見返してナザリアンの金をエレンが何年も隠していたことに気が付いたそうです。どうして不要だと思ったんだよ。
アーカンは一度、エレンを情報源にしようとして近付いたことがあり、今回も彼女がナザリアンのビジネス拡大に協力する一味だとは知らずに近付いてしまう可能性があるので、早くエレンかアーカンを見つけねばなりません。
実際、一味から裏切りを疑われて軟禁状態のアーカンは部屋に現れたエレンに自分が警官であることを明かしてここから連れ出してくれたら罰を免除できるよう手配すると交渉してしまいました。
エレンが仲間のところへ話しに行った隙にテーブルの上にあったスマホを盗み、クラークに電話。
通話中にしたままスマホを隠してエレンの関与や正体がバレたことを伝えるアーカン。
逆探知でエレンの不動産の中から居場所が特定できたのでヘリで急行。その場で射殺されていてもおかしくない状況ですが、間に合うのか……?
そしてSWATの装備ならヘリの高所からでも熱反応で人数まで分かるとは。さすがハイテク。
ヘリの風なんて半端じゃないでしょうし、あんなロープで降下しただけでも足を挫きそうです(笑)
一味は既にヘリの音でSWATの突入に気付いています。
逃げ出そうとした2人のうち1人を射殺し、もう1人は確保。室内でアルファロが1人確保して残るは車で逃げ出そうとしていたナザリアン、エレンと、人質に取られたアーカンの3人。
しかしナザリアンは娘を置き去りにしてアーカンだけを連れて逃走します。
手下を確保した際に落とした鍵を拾ったディーコンはロッカーを連れて咄嗟に敵の車で追跡。
免許を持たないナザリアンは運転に不慣れでこちらに分があります。
カーチェイスの末にちょうどよく建っていた無人の小屋に突っ込んだナザリアンをしっかり確保し、アーカンも無事に保護されました。
事件にカタがつき、ストリートはホンドーにパウエルの異動について自分の指導のせいなのかと聞き、ホンドーも今朝話すつもりだったのにタンの件があって話せなかったのだと。
ストリートの指導の甲斐あってパウエルの態度は改善したことから、最初につまずいたチーム20よりチーム50でやり直すのもいいかと考えたのだそう。
「追い出す気はない。彼女に選択肢を与えたいんだ」と話し、指導の上で自分で選ばせることや手放すタイミングが重要だとも教えるホンドー。
そういえばストリートはSWATを辞めたりしてましたね。よくもまあこんなに立派になって……。
ホンドーから「彼女が決める」と釘を刺されていたストリートでしたが、やはり残って欲しい気持ちが大きく、ロッカールームにいたパウエルに「決める前に聞いてほしい。チーム20の仲間たちは君が優秀なSWAT隊員だと認めてるよ」と伝えます。
「あなたが口うるさいのは私を鍛えるためよね」
「チームを移っても俺は今後も口を出す、チームが別だとややこしいけどね。時には足を引っ張り時には励ます。でも何とかなる、だって君は友達だし君が選んだ道を応援する。いいね?」
こんな風に言ってくれる同僚がいるチームを離れられるわけがないんですよね(笑)
パウエルはその場でチーム20に残ることを即決してくれてこれにはストリートもにっこり。
タンには停職処分が下ってしまい、銃とバッジを預かるヒックス。
投げやりと言ってもいい態度のタンが心配です。
ホンドーはタンをディナーに招き、責任感が強く1人で抱え込みがちな完璧主義のタンに「チーム仲間は家族同然だ。二度と一人で抱え込むな、いいな?」と寄り添うのはいいとして、タンの処分に賛成したニシェルがさも味方風に隣にいるのはちょっとどうなんだ?
いや……ニシェルだって決してタン憎しで処分を求めたわけでもないし、プライベートでの仲の良さに引っ張られなかったことは監査役として重要な素養ですし、それとこれとは別なのでしょうけど、ここでタンに寄り添う風のアピールをされると何とも言えない矛盾を感じてしまいます。
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