
エピソード18『5つの宝石』“Genesis”
あらすじ
ジュエリーの輸送車が、武装した強盗団に襲われる。運転手が殺され、容疑者たちが逃げ込んだホームレス・キャンプでも犠牲者が出る。輸送車には複数のジュエリーがあったが、盗まれたのは1つだけだったため、盗まれたジュエリーに何か意味があると考えたチームは、それを手掛かりに容疑者を追う。ホンドーの母親のシャリースがニシェルを手伝いにやってくるが、そのことが思わぬ騒動を招く。
ネタバレ感想
ジュエリーの輸送車が爆弾を持った4人組に襲われ、運転手が殺されてしまいました。
パトカーの到着で男達はホームレス街へ逃げ込み、深追いできずに不明な状況でホンドーが産休から復帰した初日のチーム20も到着です。
テントだらけで、警官の避難指示にも従わないホームレスが多く、慎重に手分けして捜していくしかありません。
ストリートはテントの中で撃たれて倒れている男の応急処置をし、相手が同郷で有名なスケーターの〈クーパー・マーフィ〉だと気が付きますが、手当ても虚しく彼は死亡してしまいました。
4人組の方もテントの中で隣の建物と繋がった通路があり、SWAT到着の前には逃げられていたようです。
多くの宝石が輸送車に残ったままで、中東系の犯人達は「あと4つ」と言っていたらしく、人を殺してまで狙っている明確な標的がまだあるということです。
積み荷の中から消えていたのは1つのネックレスで、真ん中には大きなルビーがあしらわれた物でした。
犯人がホームレスに命じて着させた緑のジャケットのポケットには、ウェストハリウッドの店の駐車券が。
こちらの駐車場の監視カメラから4人中2人が割れて、顔認識で照合をかけさせるヒックス。
そして、ビバリーヒルズで同じ連中がカフェを襲って客からサファイアの指輪を盗んだという報告も入ってきます。
盗まれた2つのジュエリーには職人の刻印が入っているという分かりやすい共通点が。
職人が判明したので店に行ってみると既に激しく荒らされた後で、ショーケースは割られているのに多くの宝石は残っています。
壁に貼られていたネックレスと指輪を含めた5つのデザイン画から、残りの3つの標的も確認できました。
奥の部屋では拷問されて殺された〈ハリス〉と、強盗の襲撃で金庫室に逃げ込み難を逃れた弟子の〈ジュリエット・アマト〉がおりました。
盗まれた2つの宝石の画像を見せると、犯人達も同じものを探していてこれは五感がテーマになっているコレクションで、残りはパサデナのサターン・ジュエリーにあると答えるジュリエット。
店の向かいに監視がいるのを見つけて、やや白々しい演技をしながら二手に分かれて逃げ出した監視役を裏口から出て回り込んでいたホンドーがタックルで捕らえます。
監視役はインターポールも追っている〈アドナン・アリ〉というシリア国籍の男ですが、自分達は泥棒ではなく米兵が略奪していったものを取り返しているだけだと主張。
何世紀も受け継がれた国の歴史ともいえる神聖な書物のコーランをアメリカが盗み、表紙の宝石を剥ぎ取ったというのです。
「ヘドが出るね。俺たちの宗教的シンボルをアメリカ人が何も知らずに富の象徴として着けてる。死んで当然」
宗教的な話になると厄介ですし、略奪も事実っぽいのでやり方は荒いけれど完全な悪とするには被害者過ぎるなぁ。
夫の〈ウォーカー判事〉を亡くして随分と経つ〈マギー〉が、子どもたちの勧めでデートサイトを使い始めたはいいものの、1万ドルを持ち逃げされてしまったとヒックスのところへ相談に来ています。
デートで信頼させてから金を奪う典型的なロマンス詐欺で、「マギーの心を踏みにじる奴には罰を受けさせる」とヒーロー心を露わにするヒックスを見たディーコンは、「マギーはデートしてるんですね。お二人は親しそうだし警視
も婚活中なら……」と含みを持たせており、まぁ近いうちにそういうことになりそうです。
一度は黙るも、その後やはり「これは友達以上の親切です。デートに誘っては?」と背中を押してみるディーコン。
アニーと自分の馴れ初めを交えながら、お互いに友達だと思われているからという理由で踏み込まないでいても蓋を開けてみたら惹かれ合っていたパターンがあることを話しました。
ディーコンがそういうなら間違いなさそうだし、ここまで頼りにしてくれている相手なら友達云々より一緒に人生を歩んでいった方がいいでしょう。
クーパーの死をスケボー仲間の1人に伝えるも、悲しむどころか貸した金が返ってこないことに怒っていたそうで、荒れるストリート。
ヒザを壊してスポンサーが離れてから転落人生で友達に金を借りるのも限界が来て盗みも働くようになり逮捕、そしてホームレスになっていました。
歳の近いストリートとクーパーはお互いに施設育ちだったけれど、当時のストリートからすればスケボーチームに所属していたクーパーには“グラビティ・ウェーブ”という家族がいることを羨ましく思っていたそう。
それなのに一度のケガで全て失って独りで死んだという事実はストリートにとってキツい結末で、他にも探してみても誰も居なければ自分がクーパーの葬式を出してやると決めています。
4年前に博物館から盗まれたシリアのコーランの表紙には本当に例の宝石が施されておりました。
サターン・ジュエリーでは宝石を厳重に保管しているはずが、ラッパーのMV撮影で貸し出されていたらしく、生配信で宝石を自慢して提供元の店の名前まで出しているではないですか。
急いで撮影現場に行ってラッパーを探すと、ちょうどネックレスをもぎ取っている男と鉢合わせになり、逃げる男をタックルで倒すタン。
2人目の逮捕ですが、本自体の行方はまだ分からず。
先に逮捕していたアドナンの銃が、3日前にフェニックスで〈カルヴィン・デイヴィス〉というシリアへ行った経歴のある米兵の殺人に使われていたことが発覚します。
恐らくこの米兵がコーランを略奪したのでしょうが、カルヴィンのSNSには彼と一緒に記念日を祝っているジュリエットの姿が。
LAに来る前に別れた恋人がジュリエットだったのです。つまり、彼女がコーランを盗んで宝石を外してハリスに渡し、SWATの取調べでコーランの価値について知ったからにはそのまま本も売るつもりでしょう。
案の定ジュリエットは本屋で買い取りを求めており、容疑者の車も付近で見つかりました。
店の奥に逃げたジュリエットと追っ手の2人を追跡するチーム20。
天井まで届く高さの本棚がひしめく店内で緊迫感のある追跡が繰り広げられますが、わりとあっけなく弾切れになった1人は降参。
ジュリエットに追いついたもう1人はコーランを奪って彼女を人質に取るはずが逃げられて咄嗟に撃った弾はジュリエットの右肩に当たります。元カレを困らせるつもりだったというお騒がせ女にも相応の天罰が下る結果に。
男はコーランを抱えて逃げようとするも、連携を取ったディーコンがしっかり狙っており、手錠をかけられました。
無事にコーランも回収できてシリアに戻されるというのは、容疑者達が望んでいた結末でもあり、皮肉さを感じるディーコン。文化的な代物はあるべき場所に戻るべきなので、この結果しかあり得ないのですが、確かに何とも言えない複雑さも。
ストリートの気持ちを聞いていたタンは、クーパーの逮捕記録を調べて元カノが保釈金を出していたことを突き止めています。
弁護士もスケート場で知り合った友人で、訃報を伝えると2人とも悲しんで「葬儀は任せろ」と言ってくれたそう。
誰も見つからず途方に暮れ気味で、自分もいずれクーパーのように孤独死するかもしれないと不安を抱いていたストリートに口だけでなく、密かに尽力してくれていたタン。
ボニーや停職の件で世話になったし、家族同然のストリートの力になりたかったとは泣かせます。
契約書がなかったので法的に争うことは難しくても、警視の肩書きにビビったのか、ロマンス詐欺の相手からは1万ドルがきっちり戻ってきたようです。
これをマギーに返して、「もし君がよければディナーに誘いたい、友達以上として」と勇気ある前進に踏み出したヒックス。
驚きながらも「イエスよ、行きたい」と応じてくれたマギー。気心が知れた2人ならきっと上手くいくでしょう。
育児を手伝いに来ていたホンドーの母〈シャリース〉が、何の断りや置き手紙もなくヴィヴィアンを連れて家を出てしまい、ニシェルとホンドーは大慌て。
携帯も忘れて出て行ったようで、ホンドーは復帰初日なのに不安がるニシェルをなだめに一度家に帰る事態になり、何事もなく帰ってきて悪びれない母親に「帰ってくれ」と追い出したホンドーでしたが、仕事を終えて帰宅すると戻ってきていた母の姿が。
怒るのも当然だと認めて謝罪し、愛娘への愛情からくる2人の心配に理解を示したシャリース。
ホンドーも言い方がきつかったことを謝り3人は和解。今回の件は親の同意なく新生児を勝手に連れ出したシャリースが完全に悪いと思いますが、意固地にならずそこを分かってくれて良かったです。
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▼次回、エピソード19
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