エピソード12『プロムの夜』“MUTATIONS”
あらすじ
ショーンとモーガンは両脚がむくんだジェームズを担当する。ジェームズのリンパ浮腫の原因は遺伝子変異によるものだと分かり、ショーンはカーリーの協力を得てジェームズの治療に取り組み、無事回復させる。そして2人の間には変化が生じ、ついに2人は結ばれる。一方、ガン治療で知り合った若い高校生カップル、ライアンとアンジーのために病院内でプロムを計画したクレアだったが、アンジーがガンの再発により命を落としてしまい、動揺したクレアは自暴自棄になる。
ネタバレ感想
彼女とプロムに行くために腎臓摘出の手術を早く済ませて欲しいと頼む高校生の〈ライアン・クーパー〉。
元ガン患者の〈アンジー・ヴァレンズ〉が彼女で、化学療法の時にライアンと出会ったのだそう。
幸せ絶頂の若いカップルには若さ故の輝きがあり、クレアも彼らをプロムに行かせてやりたいと感じている様子。
そして、なんと化学療法が効いて腫瘍が消えているという発見が。
喜んだのも束の間で、完治していたはずのアンジーにけいれん発作が起きて脳腫瘍の再発が確認されてしまいました。
ステージⅢで手術が最善らしく、決して手遅れというわけではないけれど寛解までに8ヶ月近くかかるということですが、プロムの夢は諦めたくないアンジーは手術の日をできるだけ遅くして欲しいと頼みます。
ただ、腫瘍がある状態ではいつ発作が起こるか分からないので諦めてもらうほかありません。
それにしても、メレンデス先生がプロムキングだったというのは納得できるし、学生時代から完全無欠の男なのか(笑)
クレアが行く準備をしていたけれど母親が逮捕されてプロムの夜は警察で過ごしたというヘビー過ぎる経験に気まずくならず、「パクに会ったか?」とジョークで返すメレンデス先生は一体何があれば動揺するのでしょう。
ウルトラマラソンが趣味で、半年前に疲労骨折した〈ジェームズ〉が運ばれてきて、また骨折したのかと思いきや、かなりの脚の浮腫みでした。
16歳で持続性抑うつ障害になった病歴があり、走ることが一番の薬で結婚生活の支えでもあるので走れなくなると困るのです。
密かにレズニックのリウマチの診察を続けているグラスマン先生。レズニックは薬の副作用で吐き気が酷いようですが、手さえ動けば何でもいいと平気なフリをしております。
患者のオペ中にも冴え渡っている感じで、今のところは抑えられているのは本当だとしても近い将来に繊細な作業に耐えられなくなる日が来そうで怖いなぁ。
その前に、吐き気があるのにゴマすりのため、アンドリュース先生に奢ってもらったヘビーな朝食を食べ切らないといけないという試練が。
アンジーの手術に向けて、脳外科医のグラスマン先生に相談に行くと治療の指針が決まり、メレンデス先生は「執刀しなくてもいてくれるだけで心強い」から診療所は誰かに任せてオペに参加して欲しいと頼みました。
アンジーの母親は手術を控えた娘に免疫が弱く感染症を移す恐れのあるライアンが近づくことをよく思っておらず、見舞いに来たクーパー親子を帰して面会謝絶にして欲しいと病院側に頼みます。
アンジー本人はライアンが見舞いに来てくれないと思っていて、事実を伝えて母親と喧嘩になることを避けたいパク先生は誤魔化しますが、ずっと離れずガンと闘うと約束していただけに裏切られたとすら感じている様子。
手術によって記憶に問題が出るかも知れず、16歳の少年少女の恋模様を応援したいクレアは、母親を怒らせずにアンジーを喜ばせる方法を考えています。
カーリーの調べによると、ジェームズの浮腫の原因は遺伝子変異によるもので、特効薬を見つけなければ打つ手なしという最悪の状況です。
疲労骨折で免疫システムが暴走した結果の発症で、変異への対抗策はそれぞれに副作用が異なる41種類の候補があるMEK阻害剤。
ここまで説明して後は担当のショーン、レズニック、リム先生に任せようとしたカーリーでしたが、リム先生から「あなたも協力して」とお声がかかりました。
ショーンはカーリーと一緒に仕事ができて単純に嬉しく思って楽しんでいるのに対し、カーリーの方は苦しむ患者を目の当たりにして重積を抱えているし、そもそもショーンとリアのことに関するわだかまりが残っていて、夜に盛り上がってセックス寸前というところでショーンが根を上げなかったのに今度はカーリーの方が気乗りしない状況に。
ショーンからしてみれば「君の望みどおりリアを出ていかせた」のにどうすれば今までのように戻れるのか悩み、それを直接本人にぶつけても「さあ分からない」というカーリーの気持ちもまぁ理解できます。
クレアの計らいで、母親が帰った後に病院でプロムを企画。
ライアンも呼んでおり、正装した2人はクレアやメレンデス先生を始めとする病院スタッフ達に見守られながらロマンティックムード全開でダンスを楽しめました。
しかし、楽しんでいる場面に娘の好きなクマのぬいぐるみを買って戻って来た母親。
さぞや怒るだろうと思いきや、幸せそうな年頃の娘を見て納得してくれたようです。手に持っていたぬいぐるみが、いつまでも娘を小さな子だと思っていた母親の心情の表れのようで、実際には恋人の支えが何より活力になる時期なのかもしれません。
アンジーの腫瘍は想像以上に癒着が進んでいて、無理に取れば死んでしまうしグラスマン先生もお手上げで、そこに腫瘍が見えているのに何もせず閉創することを余儀なくされました。
生身の人間を相手にするのは初めてのカーリーは、患者のSNSを見て彼に生活があることを目の当たりにし、助けられるか分からないことを嘆いて泣いております。
だからラボにいるのが楽なのだというカーリーに、「それはとても愚かな言葉だ。君がラボを出てなければジェームズはもう死んでた。ゼブラフィッシュの実験が彼にチャンスを与えた。とても美しくて完璧なアイデアだ、君も美しくてほぼ完璧。耳たぶの形が左右で違うだけ」と慰めたショーン。
リム先生にせっつかれてショーンの案を差し置いて提案したカーリーが推した薬が無事に効いてジェームズは助かりました。
繰り返し吐いていたレズニックは、仕事中に固形物をやめたそうで、薬を変えるという選択もあるのでさすがにやり過ぎ感が強くなってきました。
アンドリュース先生に誘われた論文の共同執筆は絶対に諦めきれないのに、毎週ランチを食べながら話を進めると言われてとうとう薬を変えるべきだと観念してその旨をグラスマン先生に伝えに行きます。
術後、発作を起こしたアンジーはそのまま帰らぬ人となり、娘の死を告げられた母親の悲痛な叫びが……。
クレアもダメージを受けていて、人一倍彼女達を気に掛けていたクレアを心配するメレンデス先生。
アンジーのことだけではなく、母親の死についても思い出したらしく、長年の怒りを克服するチャンスを奪われたまま気持ちのぶつけどころがないことが問題なのです。
「セラピーと時間が味方になってくれる。もう1つ私のお勧めが」とここ最近クレアと急接近しているメレンデス先生が言うものだから、お?と思いましたが、これはジョギングの提案でした。
理想のメンター過ぎるんだよなぁ、メレンデス先生。
カーリーとショーンも完全に仲直りで、ショーンの表情を見るにとうとうゴールインできたようです。
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