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エピソード13『彼と家族の事情』“Needle in a Haystack”
あらすじ
ハウスとチームはロマの若者の治療にあたるが、患者の家族は現代医学の治療法をすべて拒否する。
ネタバレ感想
恋人〈リア〉とのカーセックスが始まろうとしているタイミングで、16歳の青年〈スティービー〉が呼吸停止して搬送されてきます。
ERの検査結果では血性胸水で、腫瘍も肺炎もなく、ドラッグは陰性です。
静脈が破裂したと考えたハウスは静脈造影で確認させ、やたらとドラッグ推しのチェイスには自宅捜索が命じられました。
新たに赴任して来た車椅子の〈J・ウィットナー医師〉に身障者用駐車スペースを取られたハウス。
早速本人に自分がこれまで利用していたスペースを返せと直談判に行きますが、見るからに聡明そうな女医のウィットナーの方が口が上手くてまさかの敗北です(笑)
スティービーの両親には連絡がつかず、治療の同意が取れない状態が続いておりましたが、彼の容態も急変したことでやむを得ず静脈造影に入るフォアマン。
科学が好きで本を読んで知識をつけているらしいスティービーは、「出血してないのに血性胸水だなんておかしいよ」ともっともなことを言っています。
スティービーの自宅は劣悪な環境で、寝室にいた親は不倫中というややこしい状況かと思いきや、彼が伝えた住所や親の連絡先はデタラメなものでした。
というのも、単純に親に搬送の経緯を知られたくないだけではなく、彼の両親がロアで、非ジプシーである“ガジョ”とは関わらないのだとか。
「汚れるから家には行かないで、両親に怒られる。精神上の問題なんだ」
苦しみながらも自宅には絶対に行かないでくれと懇願するスティービー。
こんなにも賢くて科学的知見がある青年なので、医者からどう思われるかも分かった上で頼み込んでいると考えると家庭環境の理不尽さを感じます。
カディに直談判して鼻で笑われ、「ならあなたも車椅子に乗れば?どうせ1週間ともたないわ」と言われて賭けに乗るハウス。
行商をして回っている父親のトラックで1週間前にシカゴへ行っていたと聞き、長距離移動によるエコノミー症候群で深部静脈血栓が肺へ流れたのでは、とフォアマンは疑っており、ゆっくり進行しているから再度静脈造影をしろと指示が出されました。
肝静脈は完全に血栓で塞がっており、肝臓が危ないことが発覚。
肝臓内の何かが血管を突き破って穴を開け、流れ出た血液と共に塊になった可能性が考えられ、CTスキャンとMRI、痰採取が次の課題です。
ウェゲナー肉芽腫が見つかったと同時に、スティービーの両親が検査室に駆け込んできました。
ハウス曰く肝生検して確実に特定している時間もないので、そのままシクロホスファミドを投与することに。
両親は治療中でもお構いなしに持参した衣類や寝具、持ち込んだ食事をスティービーに与えているだけでなく、これまでずっと付き添っていたリアを汚れた人間扱いで病室から締め出そうともしております。
両親と恋人が問答を続けていた場面でスティービーはうめき出し、布団をめくってみるとかなりの出血が。
肝臓は回復しているのに今度は膀胱から大量出血したのです。胸水を治したら肝臓が、肝臓を治したら膀胱がやられるといういたちごっこ状態。
過剰な抗体反応で出血と血栓が起こっているので、免疫システムを修正して抗体の働きを正常化できるように、免疫システムを抑制しすぎない免疫調整剤FT-28の投与を指示するハウスですが、すかさずキャメロンが「FT-28は未認可の薬剤だわ」と反論。
アウシュビッツでの人体実験の二の舞はごめんだと賛成しない両親にはお手上げで、今度はスティービー本人に「両親に内緒で薬を飲むんだ。俺を信じて。君が両親に話せば俺は職を失う」というフォアマンの説得力のある言葉でうまくいきかけますが、また別の箇所の痛みにうめくスティービー。
緊急手術をしてみると、今度は脾臓からの出血です。
取り出した脾臓をその場で確認してみると、破裂こそしていたものの血栓、出血、内部組織に異常はなし。肉芽腫も見つかりません。
「腸も調べろ!肉芽腫があるはずだ」と、曲芸並みに乗りこなしつつあった車椅子からとうとう立ち上がって自ら腸を調べ始めたハウス。
危険を冒してカディとの賭けも放棄したはずが、確信を持っていた肉芽腫は見当たらないという結果に。
ICUにいて両親の面会時間は限られているので、ハウスが病室前にいる両親の気を逸らしている隙に3人が結腸鏡検査で見逃している部分がないかを調べます。
その結果、腸を突き破った爪楊枝を発見。
スティービーの父親は常に爪楊枝を咥えており、恐らくは自分のクセのせいだと多少思っていながら「君が無理に襲わなければ何もなかった」とリアを責める両親。なかなかとんでもないな。
CTやMRIに映らなかったのは、体内の水分を吸って周りと同濃度になっていたからだそうです。
死にかけたというのに、「最高だよ、こんな小さな物のせいで大ごとに」と楽しんでいる様子のスティービーを気にかけているフォアマンは、研究室が募集しているインターンの面接を手配できると伝えますが、スティービーは家族との時間を失いたくないから自分には無理だと諦めており、その意思も固そう。
手術室で立ち上がったことをカディは知っており、1週間の車椅子生活は無駄に終わったハウス。
元からカディに譲るつもりなど無かったと分かったハウスは「守れない約束など最初からしないでくれ」とシリアスに伝え、通りかかったウィルソンに小声でカディの反省度をはからせて、8割という答えを聞いて駐車スペースを取り戻せたと確信しました(笑)
家族に歓迎されながら退院していくスティービーを複雑な表情で見送ったフォアマンは、色々と思うところがあるような感じ。
彼に言われた言葉を受けて独り身でいる侘しさが出てきたり……?
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▼次回、エピソード14
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