エピソード13『危険な賭け』“Big Baby”
あらすじ
出来過ぎの教師を治療するチーム。ハウスの無理難題にキャメロンの忍耐が試される。
ネタバレ感想
特別学級を受け持つ29歳の女性教師が吐血して倒れてしまい、カディの代理を務めるキャメロンがハウスにカルテを持ってきます。
キャメロンとの縄張り争いがどうなるかは見ものですが、当たり前のように13番とフォアマンが寝たことを見抜いて指摘するハウスはやはり曲者です。
そんなハウスとは対極に位置する、生徒想いでポジティブな〈サラ〉。
一時的な措置とは言え、病院とハウスをキャメロンに任せてまで育児に専念しているにもかかわらず、赤ん坊に愛情を持てず、何も感じないことに罪悪感を募らせるカディは、見舞いに来たウィルソンに本音を打ち明けています。
もちろん育児放棄なんてことはしていませんが、これも一種の育児ノイローゼなのでしょうか?
血小板減少症の患者に放射線の全身照射をしたいという“軽率で無鉄砲で危険”な提案を完全なダメ元で頼むハウスに対し、キャメロンはまさかの二つ返事で許可。
一度自分の申請を却下すればキャメロンは満足して次にバカな申請をした時の許可が簡単に出ると思っての提案だったので、これにはハウスも想定外でハッタリがバレることを焦ります。
13番が「フリをしたら?検査室を予約して書類を出すけど実際に照射はしない」という案を出して即採用されました(笑)
ただ、この“フリ”の最中にトイレ休憩を挟もうとしたところ、サラは倒れて脈がない状態に。除細動器でなんとか脈は戻り、血小板減少症ではないことを前提に改めて議論が始まります。
低温によって体内で寒冷凝集素が増加したと考える13番にフォアマンも賛同し、「イチャつくなよ」と嫌味を言いながらもハウスは氷風呂での検査を命じました。
キャメロンに翻弄されながらも実施した検査では寒冷凝集素症ではないという結果です。
特別学級の担任になった経緯にあたる、6年前に教室を間違えた話を聞いたハウスは、数字を混同したということは脳の左海馬に損傷があるのだという考え。
これだけではうっかりミスへのこじ付けでしかありませんが、“フリ”であることを知らなかったのに検査途中にトイレに行こうとしたのは事前に済ませておくべきという予測能力がないからで、それも同じ左海馬辺りの問題だそう。
脳生検をする前に本当に脳の問題かどうかT2強調MRIで証明するようキャメロンの条件が付けられ、ハウスはこれに対し「断る」とひと言。
患者そっちのけの権力争い駆け引きをする2人ですが、キャメロンは頑として譲りません。
13番が偽薬の対象群に組み込まれていることを本人に話すつもりはなくても、なんとか治験薬を投与したいと考えるフォアマンはチェイスに相談。
さすがにフェアではないのでチェイスからは反対されますが、フォアマンとしては仕方ないで済む話でもないですよねぇ。気持ちは分かります。
チェイスから話を聞いていたキャメロンにも相談する以前にバカはやるなと牽制され、とうとう倫理的な問題なのにハウスにまで相談するフォアマン。
「治験薬を与えれば発症が遅れて3年ほど寿命が延びる。でも死ぬことに変わりはない。その3年のために医師人生を棒に振れるか?」という端的な質問にフォアマンの答えはノー。
意外にもハウスが解決の道標を示してくれたのですが、真剣に考えて引き下がったフォアマンにハウスは続けてこう言います。
「愛してないのか?愛してたらバカをやるものだ」
まさかの形の後押しになりそうです。フォアマン……どうするんだ!そもそも付き合っていて病気が発覚したのではなく、不治の病だと分かっていながら付き合った相手ですよ?運命を受け入れた上で一線を越えたのではないのか?いや、でも愛してたらバカをやるものと言われればその通り……。
「親子の絆に関する本を読みあさったけど、家より病院の方が居心地がいいの」と本心をウィルソンに明かすカディは、親として犠牲を払うのが嫌なのが本音で、そんな自分のことを情けなく感じており、それと関係なく赤ん坊は愛されて育つべきなので正式な養子縁組をしないつもりです。
ウィルソンも何とも言えない空気感で、あれだけ我が子を待望していたし、レイチェルを見ていた母性溢れる目つきを思い返すに、カディは慣れない育児に疲れているだけだと思いますがねぇ。
根負けしてキャメロンの指示したMRIを撮ると、左脳に病変はなく、拡大しても海馬には何も写らなかったので生検は中止し、代わりに内視鏡検査を行うことに。
検査中にハウスが言っていた通り、肺の症状が出てしまいました。
頭蓋骨を切って露出させた脳表面の神経伝導検査で脱髄部を確認するそうです。怖い響きだな。
証拠を出せというキャメロンと、証拠は検査で見つけるものだというハウス。どちらも正しいように思えます。
フォアマンと13番を学校に調査へ行かせて、鼻風邪の生徒とハエの死骸を持ち帰らせて証拠に仕立て上げようとするハウス。
これだけでキャメロンは納得しませんが、言い争いの末、キャメロンは半ば諦めの境地の表情で検査に同意。
局所麻酔で意識があるまま頭を開いて脳に電極を刺されているサラに、ハウスがカードを使った質問をして伝導が遅い脱髄部を探します。
他に考えられる可能性があるのに危険な検査を強行することにずっと異議を唱えていたカトナーはとうとうカディに連絡。
電話越しに、手術室と繋がるマイクを通して患者から離れるよう命じるカディ。
もはや開いてしまっているので今すぐ辞めさせるより検査を終わらせた方がいい気もしますが。
泣いているレイチェルをあやしながら電話を繋げている状態で、赤ん坊の泣き声に不快感を示すサラ。
カディの方も精神的にいっぱいいっぱいで、泣きながら「どうして泣くのよ!お願いよ、私のために泣き止んで!」と叫ぶのですが、その瞬間レイチェルが願いを聞き入れたかのように泣き止みました。
心が通じ合ったことに驚き喜ぶカディには母性が戻った感じがします。
さて、閉頭したサラの方です。彼女は愛情に満ち溢れて何でも受け入れるのに赤ん坊にだけ不快感を感じたことが気になってしょうがないハウス。
これからレイチェルを育てることに決めたカディが、赤ん坊を連れて晴れやかな表情でハウスを訪ねてきて、ゲロをかけられ話しているうちに閃いたハウスはすぐ病室へ。
調べるべきは脳ではなく心臓でした。
動脈管開存症でストレスを感じると血圧が上がり動脈管が開き、血液が迂回して鼻や胃や肺に漏れ出て右脳ばかりに流れ、左脳が血液不足になる、つまりストレスを感じるほどにリラックスするという反転現象が起こっていたから特別学級の生徒たちと上手くやれていたのです。
血圧が下がるとストレスがそのままストレス反応として現れるので、検査中に血圧が下がった時にはカディに不快感を覚えた、と。
動脈管の治療は生徒達にとっては困る結果になるだろうと考えていたハウスでしたが、いざ治療した後に生徒が面会に来ても温かく迎え入れるサラにとって、今の仕事は病気の影響ではなく天職だったことが証明されました。
医学的根拠もないのに危険な検査を許可した自分は相応しくないと、院長代理を辞退したキャメロン。
結果的にはうまくいったわけですが、「私は何でも許可する。ハウスの下で学んだんです。でも他の人なら何でも却下してしまう、ハウスはまともじゃないもの」とのこと。
やはりハウスの上に立てるのはカディしかいないというわけです。そして、ハウスの子守りを続けてきたカディなら子育てと仕事を両立してくれるはず。
フォアマンと付き合ってから、遺伝性の病気を持っているがために諦めていた子どもを持つことを考え始めたという“13番”こと〈レミー〉。
そんな彼女を真剣に愛し始めているフォアマンは治験薬をすり替える『バカ』をしたようです。
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▼次回、エピソード14
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