エピソード7『結婚式』“The Wedding”
あらすじ
アルマは父を殺した犯人の調査を続けつつも、ベッカとリードの結婚式に出席する。一方ジェイコブはアルマに、現在での調査をやめ、過去に戻って自分を救う方法を探るよう促す。
ネタバレ感想
ベッカとリードの結婚式前夜の食事会ではアルマが饒舌にスピーチしており、カミラは娘がちゃんと薬を飲んでいるおかげだと思い込んでおりますが、実際には飲んだふりを続けているだけです。
アルマは持っていた偽アカウントを使ってチャーリーとコンタクトを取り会う約束を取り付けており、結婚式数時間前の写真撮影を抜け出して行くというぶっ飛んだスケジュール。いくらなんでも妹の結婚式の日にそんなダブルブッキングは避けるだろ。
偽アカウントの“アンバー”の名を騙ってチャーリーのような経営者を夢見ているという設定で助言をもらうため近付いたアルマは、チャーリーと出会って早々GCAでどんな仕事をしているのか探りを入れます。
退屈してきて酒を煽り、切り込んだ質問をしたアルマに対しチャーリーは「静かなところで話さないか」とバーを出てホテルの一室へ。良からぬ空気が漂ってきました。
その後もジェイコブ・ウィノグラードの名前を出したりと毎度毎度ストレート過ぎるんですよ。そこはもうちょっと慎重に行かないと。
ベッカとの約束の11時にも遅れて、彼女からの着信が入ったスマホには【ベッカ・ウィノグラード=ディアス】の名前が表示されてしまい、それを見たチャーリーに怪しまれるや否や、またしてもストレートに「ジェイコブの娘。父の殺害に関与してるよね」と問い詰めます。
ただ、チャーリーの反応的に殺害には関与していないような。
急いで撮影に戻るアルマですが、ここで悪い癖が出て結婚式の日にまで遅刻するというやらかしを棚に上げて、ベッカからの当たり前の文句に対して「婚約した途端に彼から逃げ出して浮気したくせに!」と大勢の人の前で怒鳴り付けてしまいました。
ちょうどアルマが来たことで席を外していたリードも呼び戻されており、このアルマの爆弾発言を聞いてしまいます。ウェディングドレス姿のベッカの言い訳も聞く気になれず、その場を去ってしまうリード。最悪です。妹の人生を潰す気かと言われても否定できませんよ。
ここでようやくやっちまったと狼狽えるアルマは自分が遅刻してきた場面に戻り、会話をやり直してベッカとリードは仲睦まじいまま写真撮影に入りました。
時間軸は変わっていますが、世界線の概念はないのでしょうか?アルマがやらかした世界線では過去は変わらずそのままなのではないかと不安になります。
また現れた父親はアルマが時間軸を変えられたことに興奮気味で、やはり父親としてどこか欠落したものを感じます。アルマも同じように喜んでいるし、もっと反省とかないんか。
とにもかくにも自分のことしか考えていない父親は「これで準備はできた、お前は過去を変えられる」と言い、「式の後にね」と言ったアルマに「今すぐだよ!自信もついたし勢いが大事だ。式の前に戻ってくればいいだろ」と嫌な予感しかしない無茶振り。さすがに有り得ない提案ですが、「私も戻ってこれるかもしれない」という言葉に、妹が結婚式で父親とバージンロードを歩けるかもしれないという可能性を見出してしまい、アルマはこれを承諾。なんでだよ!父親に対して盲目的過ぎませんか?
正直ジェイコブはベッカの結婚式なんてほとんど興味なさそうだぞ?娘をいいように利用しているようにしか見えません。
実際、一度父の死に際に戻ったアルマですが体の半分しか向こうに行けずリスクがありそうな感じで、もう無理だと怯えるアルマに対して「もう一度試せ、成功するまで繰り返すのが実験だ」と押し付けが酷い上に、アルマから結婚式に興味ないのかと聞かれて「この現実は一時的なものだ」と答えてしまう屑さ加減。
式の直前に消えてしまったベッカを探して裏階段に行くと彼女は泣いており、浮気を繰り返していることを打ち明けられます。
罪悪感が募っているベッカは式の前にリードに話すべきか悩んでいるのです。そういえばうまく嘘をつけないタチでしたね。
浮気を知ればリードがどんな反応を示すか身をもって知っているアルマは「式の前に話して彼まで苦しめることはない」とベッカを止めます。
式場のホテルで出し物が行われており、先住民のダンスを見かけていたアルマはダンスをしていた女性のタバコ休憩に出くわして少し話をし、何時間も何日間も踊り続けて無になることで自分たち自身を未来に明け渡す特別な儀式を見にこないかと誘われました。
その後、女性が言っていたように遺伝子に刻まれた踊りがアルマの中で自然と始まり、数日に渡って踊り続けます。
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▼次回、エピソード8