エピソード5『冷たいプール』“The Coping”
あらすじ
ボッシュは失意の中で苦しみながら、マディと2人、絶望からなんとか遠ざかろうとする。特捜班は容疑者の2人を追跡する。警部代理を務めるグレース・ビレッツは署内の反発に遭い、つまらない嫌がらせを受ける。誰もがもはや良い関係ではいられないのだった。
ネタバレ感想
母親の死を受け入れ切れていないはずなのに、早くも登校しようとするマディが心配です。
そしてもちろん、母親の死を報告された過去のトラウマの瞬間を思い返しているボッシュのメンタルも。今後、母親の死の真相を追いながらエレノアを殺した犯人への復讐劇も始まるのでしょう。
逃亡中で銃撃の被害者がボッシュの前妻だと知らたいであろうシーアンが電話をかけてきており、そんなことする暇があるのならさっさと出頭してくれよ、という感じです。
一応ロバートソンに連絡して連絡があった公衆電話付近の監視カメラを調べてくれと頼みますが、ロバートソンの言う通り相手も警官だけに本気で逃げ隠れようとするなら足がつかない方法は熟知しているはず。
プライベートの判事のところまで出向いてエライアスに呼び出しのメールを送った番号の契約者を特定するための書類にサインを貰ったエドガーはその足で分析官のところに行き、該当のプリペイド携帯の履歴を調べて貰うよう頼んでおります。車椅子の弁護士もエドガーと同じく職務中の負傷で年金を貰いながらも仕事に復帰した同士のようです。
エレノアが撃たれた現場に行って呆然としていたボッシュにチーフから連絡が入ります。
ウォーカーが、彼の運転手が車内に保管していた登録済みの銃を金曜に盗まれ、土曜に被害届を出したと連絡してきたそう。念の為運転手から話を聞いてくれとのことで、いくらウォーカー絡みとは言えマージョリーの件に全く関係がなさそうなのに身内の死で休職している部下に頼むことですかね。
とりあえずボッシュにとってはエレノアの死の真相を探ることの方が優先で、警備員に頼んで監視カメラの映像を見せてもらっておりますが、バイクに乗った二人組のパッセンジャーの方は髪が靡いていますがまさか女だったのか?
ウォーカーの運転手に詳しい話を聞きに行った感じ、彼に過失はなさそうで、話に割り込んできたウォーカーはそんなことよりシーアン捜索はどうなっているのか報告しろ、とこっちが本当の用件だったようです。つまりはエライアス事件を早く解決させねば権威が失墜するという保身で特捜班の捜査を最優先で急かしたかった、と。
特捜班の女性陣はドレイクの監視をしており、大した収穫無しだと嘆くも、質屋にPCを入れに行ったと聞いたロバートソンは、機械音痴のドレイクがPCを持っているはずがなく、質屋が逃亡中のシーアンとの受け渡し場所だと瞬時に理解。
すぐに質屋に戻って話を聞いたところ、ドレイクの30分後にシーアンが現れたそうで、ロバートソンとしては、元相棒の逃亡幇助が決定的なものとなり複雑そう。
エドガーはグリフィンにボッシュが渡し忘れたエレノアの携帯を返しましたが、きっとボッシュとエドガーの事なので少なくとも中身はコピー済みでしょう。
臨時警部を務めるビレッツに対する同僚の風当たりは強く、嫌味の連発で胸糞が悪い。特にあの〈ソーン〉という初老の警部補はあからさまに態度が悪過ぎませんか。そんな中、マンクだけは相変わらず空気の読める良い奴で泣かせます。
改めてデモ対策における各チームのトップであるソーン含めた〈オーキン警部補〉と〈カラス警部補〉に対し、自分を指名したのはチーフで、指揮系統を無視して互いの足を引っ張り合うような態度はデモ隊と変わらないとズバリ指摘し、自分の配置につかない者は命令違反とみなすと釘を刺したビレッツ。さすが。
学校に迎えに行くと約束していたマディがいつまでも校舎から出て来ず、見に行っても誰もいないので自宅へ行ってみるボッシュ。
まさかマディまで連れ去られたのかとハラハラしましたが、ボーイフレンドの〈カイ・ハートマン〉と一緒だったようです。
ベッカのところに行って部屋で見つけた写真に娘と一緒に写っている男は誰か、住所も聞き出してカイの自宅へ。問答無用でマディを連れ帰るボッシュの気持ちもよく分かります。
そして全てから逃げ出したかったというマディの気持ちももちろん分かるのが辛いところ。
とうとう検視局に行って母親の遺体と対面したようですが、マディは落ち込みつつも芯が強い部分もしっかり持ち合わせており、父と母の最後の会話がどんな風だったか話すようボッシュに頼んでおりました。
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▼次回、エピソード6