エピソード1『エンジェルズ・フライト』“Ask the Dust”
あらすじ
驚くべき手がかりを得てから3カ月後、ハリー・ボッシュは今もまだ母の未解決事件の真相を追っている。市を窮地に立たせていた注目の弁護士が殺害され、チーフのアーヴィン・アーヴィングがボッシュを中心に特捜班を編成する。ボッシュは過去に敵対した2人とともに事件に取り込むハメになる。
ネタバレ感想
シーズン3のラスト、チーフことアーヴィン・アーヴィングが正式に本部長に昇進したあの日から3ヶ月後。
8歳の女の子が失踪し、誘拐容疑で逮捕された〈マイクル・ハリス〉は無実を主張した上で、強盗殺人課の刑事たちから自白を強要するための拷問を受けたとしてLA市警を訴えており、42万ドルの示談を蹴って法廷で戦う意向を表明しました。
この件は“ブラックガーディアン”と呼ばれ、市警を相手取り好戦的に勝つ気満々だった弁護士〈ハワード・エライアス〉でしたが、乗車したケーブルカーで何者かによって射殺。
エライアスが乗っていたのは、LAにある世界で一番短いケーブルカー“エンジェルズ・フライト”で、『ラ・ラ・ランド』を始めとする数多くのハリウッド映画に出てくる観光地でもあります。
母親を殺した疑惑のあるウォーカー警察委員長を探るため、ホームレスのための住宅支援パーティーに忍び込もうとするボッシュ。
マディの友人ベッカの父親で、違反切符の揉み消しをボッシュに頼んできたフィル・ジェントリーがこんな形で再登場するとは(笑)
ウォーカーと癒着のある〈スティーブン・クラーク市議〉に接触しようとしたところで、チーフから殺人事件発生の連絡が。
現場には〈テリー・ドレイク〉を含む殺人課の刑事が集っており、警察を敵に回していたエライアスの死を喜ぶ者が多いようです。
ブラックガーディアンに関与していた警官とは利害関係があるため、この件で特捜班を作るつもりのチーフはグレイス・ビレッツ警部補に話をつけてボッシュを特捜班に入れる手筈を整えておりました。
他のメンバーにはロバートソンにピアス、監査課でボッシュの内務調査も行った過去のある〈スナイダー〉と〈リンカーン〉がいるそうで、この濃いメンバーをボッシュに仕切れというのです。
エライアスから二度も標的にされていたドレイクには捜査で待てがかかったそうですが、なんとこの男、ロバートソンの元相棒だそう。
現場を検証した〈ポッター〉によると、財布と腕時計を盗まれた形跡はあるのに、ポケットの中に車の鍵と玄関は入ったままで携帯はどこにも見当たらないとのこと。
強盗を装った怨恨だろうと考えるボッシュとロバートソン。ハリウッド署のNo.1、2のベテラン2人とペーペーなピアスの絡みも見どころになってきそうです。
特捜班として仲間になった女性陣2人については、さすが監査課だけあって規則には厳しく厄介払いしたいというのが本音のボッシュ。
同じ考えのロバートソンと協力し、まずは2人を別々に引き離すためボッシュがスナイダーを、ロバートソンがリンカーンを引き受けて側に置きつつ彼女達を黙らせようと画策しております。
現場付近のゴミ箱に刑事風の男が何かを捨てるを見たという匿名の通報があったそうで、やはり強盗の線はないも同然です。
翌朝、エライアスの妻〈ミリー〉に訃報を伝えに行くとともに何故職場とも自宅とも近くない場所でエンジェルズ・フライトに乗っていたか心当たりがないかと聞けば、近くに別宅があり裁判前はそこに泊まるのがルーティンだったそう。
息子の〈マーティン〉はブラックガーディアンの警官の犯行だと疑わず、話を聞きに来たボッシュに対しても敵対心剥き出し。
再び現場に戻ったボッシュは、ケーブルカーの路線内に落ちていた携帯を発見し、『10時にエンジェルズ・フライト』というメッセージを見つけました。
レジーは行方が分からない状況らしく、FBIとエレノアが調べておりますが、どうやら中国マフィアの標的にされていたようです。エレノアもFBIに協力する形でポーカーを続けてマフィア一掃の手助けをしているようで、大丈夫なのでしょうか。
他には、休職中に前妻の〈ラトーニャ〉と元鞘になりつつあるエドガーの身の振り方も気になるところです。
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▼次回、エピソード2