エピソード8『イントゥー・ダスト』“Dark Sky”
あらすじ
ハリウッド署では特別警戒態勢が続いている。アーヴィングは次の動きを画策する。新たな証拠が見つかったことで、エライアス事件は予期せぬ展開となる。マディは思い出の中を巡る。ボッシュは特捜班に疑いの目を向け、新たな容疑者に話を聞く。
ネタバレ感想
証拠品保管庫から消えたシーアンの銃弾についてスナイダーにズバリ聞いてみると、見たこともないしリストが間違っているから映像を確認してみろとのこと。
内務監査課のスナイダーだからこそ、一般的には知られていない箇所に監視カメラを付けていることも知っているのですね。となると、彼女の名前を使って証拠品を掻っ払ったのはやはり同性のリンカーンでしょうか。
ボッシュはすぐにチーフにもこれを報告し、証拠保管室に入れる警察内部の人間の仕業に違いないだけに慎重な対応が求められそう。監視カメラ映像を手配してビレッツ警部補と一緒に確認してみると、案の定そこにはリンカーンの姿が。彼女も内務監査官なのに監視カメラについては知らなかったのですね。
ボッシュは 特捜班の男性陣を集めてこの事実を報告。シーアンが撃った弾を証拠品から回収し、エライアスの遺体から出た弾とすり替える、その動機は監査をすり抜けたシーアンに対する復讐か何かかと考えますが、それにしてはやり方が回りくどい。ウォーカーの差し金で昇進でも約束されたか?
すり替えを証明するにはエライアス事件で巻き込まれた駅員を撃った弾が必要になってくるので、ピアスは再度弾を探しに。
ボッシュとエドガーは、残ったロバートソンにエライアスの隠し玉だったであろうハリスを拷問した証拠映像が入ったマイクロSDが存在するはずだとも報告。
とりあえずリンカーンの件は男性陣で内密に調べることとし、詳細が分かるまではスナイダーにも隠しておこうということになりました。
ただ、リンカーンを調べれば調べるほどキレイな経歴で、キャリア15年でシーアンとの接点もゼロに等しくハメる動機も見つかりません。
一方スナイダーも誰が自分になりすましたのかを判事の令状までとって独自に調べており、リンカーンの財務調査も頼んで結果を持ってきます。
2年前、娘との共同口座を開設しているリンカーンの口座に入金があったのは2回だかで、その2回のどちらもがエライアスの訴訟で示談金を受け取った時期と被っていることが判明。
つまりウォーカーの呼び出しはミスリード?で、リンカーン自身が内通者でありブラックガーディアンにも関与していた可能性が高くなってきました。拷問の証拠映像をエライアスに売ったのだろうと推測する男性陣に対し、スナイダーは何とも言えない表情を浮かべております。
ゴールデン・スープの支配人に話を聞きに行くと慌てた様子で、あの男についても〈シウェイ・チェン〉と呼ばれていたことしか知らず二度と会いたくないとのこと。
エレノアの家に行った際に届いていた大学からの通知をマディが捨てていたのをこっそり回収していたビレッツ警部補はこれをボッシュに渡しています。
マディ本人は学校をサボって車を走らせ、かつて親子3人で行ったことのある荒野を不穏なピクニック中です。
轢き逃げ遺体の指紋を照合した結果、コリアンタウンキラーだと判明した際の凸凹コンビのリアクションが平和でいいですなぁ(笑)
上層部が半年も手こずっていた連続殺人事件がこの2人によって解決されるとは。
リンカーンに悟られる事なく聴取を取って自白させるロバートソンとスナイダーの立てた計画が始動し、まずはシーアンの相棒〈ルカー〉を味方に引き込んだボッシュとロバートソン。
適当な用件で署から遠ざけていたリンカーンに「ルカーがシーアンの共犯だった線が浮上した」と言って尋問を頼む体で呼び戻します。
ルカーが捕えられている姿を敢えて見せることで信憑性を出し、リンカーンにはスナイダーが証拠品を持ち出したのだと伝えるボッシュ。
監視カメラがあるとも知らずに、その日は令状申請と検視局に行っていたから自分は関与していないと主張した上で、相棒であるはずのスナイダーを「彼女は野心家よ」と評価するリンカーン。
更にボッシュの誘導に乗って、エライアスに拷問映像を渡したのは誰だと思うか問われてドレイクに罪を被せようとしております。
追い込みをかけられてようやく自分がハメられたと気付いたらリンカーンは苦しい言い訳をするも、勝手にスナイダーの名前を使ったことは言い訳しようがないほど怪しさしかありません。
これまで二度、エライアスは示談を飲んで示談金の一部を情報提供者のリンカーンに見返りとして支払うも、今回は示談を蹴ってリンカーンを内通者として暴露しかけたことで殺された、というのも動機に辻褄が合いますが、まだ彼女が殺人犯かどうかは怪しいところ。
抗議運動を計画中のジーリーをわざわざ見つけ出して、LA市警監督委員会に欠員が出たから推薦したいと持ち掛けるチーフ。
敢えて集会中に顔を出す敵である警察のトップが会いに来るという状況による仲間割れが本当の目的だったのでしょうか?
エドガーがコンタクトを取ろうとしていたサンガブリエル署の〈モイ刑事〉とようやく会える運びとなり、ボッシュと現場へ。
シウェイ・チェンは追っておらず、ゴールデン・スープはBBという暗殺にも手をかけるマフィアのシマだそう。
シマに情報筋が何人かいるから、まずカラオケ店の〈テディ〉に聞き込みをして情報があれば教えると言われ、聞き込みに同行することにしたボッシュとエドガー。
カラオケ店の受付でシウェイ・チェンの写真を見せたテディには見覚えがないと言われてしまうも、客にも聞き込みしたいと半強制的に中へ。
団体客の部屋でモイ刑事がシウェイ・チェンの写真を見せているのを部屋の外で待機するボッシュ。
そこへ偶然現れたアジア系の二人組が、ボッシュを見るなり発砲。
すぐさま応戦したモイ刑事が一人を仕留め、逃げるもう一人を追ったボッシュでしたが、バイクに乗って逃げられてしまいました。
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▼次回、エピソード9