あらすじ
ホグワーツ魔法魔術学校の卒業生ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)は、シャイでおっちょこちょいな魔法動物学者。世界中を旅しては魔法動物を集め、不思議なトランクに詰め込んでいる。そんななか、イギリスにもどって来たニュートは、捕らえられていた“黒い魔法使い”グリンデルバルド(ジョニー・デップ)が逃げ出したことを知る。魔法界と人間界の支配を企むグリンデルバルドを追って、ニュートは恩師ダンブルドア(ジュード・ロウ)やニュートの仲間、魔法動物たちと共にパリへと向かう……。
予告動画
映画『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』本予告【HD】
『ハリー・ポッター』シリーズのJ.K.ローリングが原作・脚本を手がけ、魔法使いの青年ニュートの活躍を描く、人気ファンタジーの第2弾。魔法界と人間界を脅かす黒い魔法使いグリンデルバルドにニュートが立ち向かう。ホグワーツ魔法魔術学校の恩師ダンブルドアをジュード・ロウ、グリンデルバルドをジョニー・デップが演じる。
ネタバレ感想
ファンタビ二作目見てきました。正直なところ「期待外れ」な感じです。
ハリー・ポッターシリーズは大好きで、ファンタスティック・ビースト前作も個人的にはかなり楽しめたので今回もかなり期待していたのですが…これは「う~ん…」という感じ。
全体的にとても暗く、シリアスな調子で進んでいき、前作のような明るいテンポだからこそ愛くるしい魔法動物達のコミカルな動きだとかそういう良さが引き立っていたのに今作は中途半端な印象です。
もちろん、迫力や臨場感は満点でさすがの大ヒットシリーズの貫禄ですし、出てくる魔法が馴染みのある呪文だったりと楽しめる要素も多いのは確かではありますが。特にオープニングのBGMでハリー・ポッターのあの曲を使うあたりはワクワク感が凄かったです。
物語の中で成長していき、ここぞという場面では力を発揮し選ばれし勇者感の強いハリー的ヒーロー像とはまた違い、そもそもが有能でサラッと日常的に使う魔法がとても爽快で気持ちのいいニュートも文句無しでとても好きです。
ストーリーしかり、登場人物しかり、前作からの繋がりが大いにあるのでしっかり復習してから見ないとなんのこっちゃ分からないような構成になっていて不親切といえばまあそうでしょうけど、ファンの多いビッグタイトルですから前作は見ていて当然という前提が感じられました。
若き日のダンブルドアをジュード・ロウが演じるということで話題となっておりましたが、台詞回しは脚本なので良しとして、雰囲気や立ち振る舞いにダンブルドア感があまりなく、個人的にはなんだか違うなーという印象。
話題といえば同じくジョニー・デップが悪役グリンデルバルドを演じる事も期待値を高くしていた要因になっていたのですが、こちらも一見ハマリ役に見えて、不気味さとか全能感が全く感じられずなんだかすぐにでも倒せちゃいそうなチンピラのようにしか見えないんですよ!
《兄弟》がキーワードとしてよく使われていましたが、ニュートも兄も、クリーデンスもダンブルドアも全体的にパッとせず、最大のボスであるグリンデルバルドさえも薄い印象でなんだか勿体ない感じがしてしまいます。
途中出てきたマグルとの戦いになった未来のイメージとして突然核爆弾の戦争シーンが入ったのもなんだかなぁ…と苦笑いで興醒めしてしまいました。
何より終わり方も、さぁこれからというところでそんなに「乞うご期待!」みたいなエンドロールの入り方するんかい!と、これまでの微妙な2時間強があった分ズコーッとこけたい気分です。決着を引き延ばすのは構いませんが、もう少しこの作品の中での見せ場とか熾烈な戦いとか山場のシーンがあってからのこのエンディングだともっと次回作に向けて期待が膨らんだと思います。
「アクシオ」が使われるたびに心の中で「アクシオファイアボルト」と唱えてしまうのは自分だけではないはず。
評価(平均点高めの設定です。)
4.0 /5 点!
ストーリーは盛り上がりに欠けイマイチでしたが、映像のクオリティがとても高く音響も凄かったっです。前作とはかなり雰囲気が変わりますがシリーズのファンでしたらそれなりに楽しめる作品だと思います。
概要
監督:デヴィッド・イェーツ
時間:2時間14分
配給:ワーナー・ブラザース映画
公開日:2018年11月23日
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