エピソード6『サマー・タイド』“Summer Tides”
あらすじ
カズンズ・ビーチのチャリティ・バレーボール大会に参加するため戻ってきたテイラーは、コンラッドとジェレマイアに挟まれ悩むベリーを助ける。デビュタントの友人と過ごした船上パーティが大惨事に終わり、2人の間で揺れ動いていたベリーは心を決める。スティーヴンはシェイラの裕福な友人とトラブルになり、クリーヴランドは感情的になるコンラッドを支える。
ネタバレ感想
イケメンvsイケメンの構図に決着は付くのでしょうか?
昔からベリーの王子様はコンラッドだと知っているスザンナは、ベリーのデビュタントデビューを完璧な物にしてやりたいという気持ちが先走り、「舞踏会ではベリーにエスコートを申し込んで欲しい」と長男に懇願。
まさか次男が既に綻びを見つけて掻っ攫ってるとは思いませんしね。
一度手を出してしまえば、善を急げでもあり、勢いに乗ったままモノにしたいと思うのも当然で、ジェレマイアは昨日のキスの件について話そうとベリーに持ちかけています。海外勢、とにかく何でもかんでもすぐ話し合いますよね。今更ながら、この辺りの話し合い精神はいつも文化の違いを感じます。
とりあえず、テイラーも島に来るし、寄付金集めのバレーボール大会もあるしで全てが終わってから話し合おうという事で合意した2人。
実は母親が隠したがっている病気の事を知っており、それが原因で酷く悩むコンラッドはクリーヴランドの前でパニック発作を起こして、こちらも話を聞いてもらっています。今や、実父よりも父親のような存在に。
自分が知ってしまった事を隠しているせいで、たった1人で近い将来母が死んでしまうというこの重い事実を抱え込んでいるのです。
クリーヴランドに話を聞いてもらい、「君が背負うことはない」と言われて少し前向きになったコンラッド。
ベリーにキスしかけたことを覚えてないフリをした事を謝り、「遅すぎるけどエスコートさせて」と申し込みます。
これに揺らがないはずがないんですよねぇ。
到着したテイラーから「もちろん断るんだよね?先週彼に酷いことされたでしょ?」と念を押されても、やはり6年間の恋焦がれた相手を簡単に突き放せるわけがありません。
テイラーは完全にジェレマイアとの仲を応援するスタンスですが、ジェレマイアとしては急に距離を詰め始めた兄の存在に気が気じゃないと言ったところ。
そして、計算上手なテイラーを味方につけたおかげで、自然な流れでベリーとペアを組んで大会で盛り上がる弟を見てこちらも気が気じゃなくなっているコンラッド。
コンラッドの悪手は、潔くキャムと別れたベリーと違って、あくまでも母親の頼みだからベリーをエスコートするという言い方をしてニコールに予防線を張ったところでしょうか。これは後々響くぞ〜。
寄付金ガチ勢のベリーは、強敵ペア相手に手も足も出なくなったジェレマイアを見限り、代打の代打でコンラッドをコートに招き入れます。
コンラッドはバレーでも強いのか。チート級の追い上げを見せるベリー・コンラッドペアはコンビネーションも抜群です。
決勝に勝ち進み、対する相手はスティーヴン・シェイラペア。狭い世界で何かにつけてトップレベルの集団に属している彼ら(笑)
白熱の試合展開を見せた末に、ベリーとコンラッドのペアが僅差で優勝。大盛上がりで抱き合う2人がお互いの相性の良さを再確認したかと思われたところで、スザンナは「エスコートの件は聞いた?なかなか決めないから私が頼んだ」と最も言わなくていい一言を悪気なくぶち込んでしまいました。ニコール経由じゃないんかーーい!
コンラッドに続き、ジェレマイアまで悶々として塞ぎ込み始め、もはやスティーヴンだけが無邪気に1人リア充です(笑)
コンラッドのことが心の片隅にあるのにジェレマイアを好きになれるのか……と贅沢な悩みを持つベリーに、テイラーは自分だってスティーヴンにまだ未練があるけど他の人を好きになったっていいんだ、と後押し。まだ好きだったとはなかなか健気な……これは上手くまとめるにはやはりベリーとコンラッドがくっついて、“ジェリー”推しのテイラーとジェレマイアがくっつくのが安易ながら一番良いのでは?なんだかんだベリー達に良くしてやっているニコールだけが置いてけぼりになってしまうのも後味が悪いのか?
ジェレマイアの彼女がベリーだという噂があると聞いたコンラッドはようやく弟の気持ちに気がついて焦ってきたのか、その場でベリーに「エスコートを申し出たのは俺が一緒に行きたいからだ」とメール。
ニコールのクルーズ船に招待された流れで裸になって泳いでいたところを、着るものもないまま置いてけぼりにされてしまうベリーとテイラー。ベリー宛に来たコンラッドからのメールが見えてしまって反感を買ったようです。
ひと足先に車で帰ってきたニコールは、想像以上に強めな女で、ベリーへのメールを見たこと、自分を騙してキープした事をコンラッド本人にブチ切れております。しかも傷付いたわけじゃなくて時間を無駄にしたという怒り方は強いよなぁ(笑)
素直に非を認めて謝られるのも腹立つでしょうが、特に言い訳もしないコンラッドに、置き去りにしてきたベリーとテイラーの服を押し付けて去って行ったニコール。
同じ頃、ボロ布にくるまって3キロも歩けないとゴネるテイラーに負けたベリーからSOSを求められたジェレマイアは車を飛ばして2人を迎えに行っています。
なんと兄弟揃って車2台で駆け付けてくるという珍事態(笑)
ベリーはジェレマイアの車に乗り、チーム・ジェリーのテイラーを助手席に乗せたコンラッドは「あなたがベリーを解放してたら楽しい夜だった」とストレートな嫌味を言われる羽目に。
一方でベリーはジェレマイアと向き合い始め、2人は2度目のキスをし、ベリーの方からジェレマイアにエスコートを頼むことに。
しかしその夜、コンラッドから呼び出されてあの無限大ネックレスを渡されるベリー。
「お前のことだと変になる」「好きにしていい、要らなければ捨てても燃やしてもいい」「ただ……お前を失いたくない」とズル過ぎるセリフ付きでしたが、ベリーはよくここで「もう遅い」と言えましたね。素直に凄い。
ただ、この調子じゃどうせコンラッドが気になって仕方ないだろうし、期待を持たされて落とされるであろうジェレマイアも今から不憫に思えて全てが最悪。
本物のボンボン揃いのパーティーでシェイラの男友達からポーカーに誘われて案の定破滅しかけているスティーヴンも心配です。
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▼次回、エピソード7