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海外ドラマ≫≫The Summer I Turned Pretty 私たちの青い夏 シーズン1 7話ネタバレ感想

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エピソード7『サマー・ラブ』“Summer Love”

あらすじ

デビュタント舞踏会当日。母親が夏の間ずっと隠してきた秘密をジェレマイアが知ったことをきっかけに、ベリーの大切な夜が台無しになりかける。しかし、ダンスフロアに1人でたたずむベリーのもとにある人物が歩み寄り危機を救う。みんなにスザンナとローレルの秘密が知られるが、スザンナの約束と、ベリーが夏じゅう待ち続けたコンラッドの告白とともに夏が終わる。

ネタバレ感想

王道な少女漫画展開を見せてくれる『私たちの青い夏』シーズン1の最終話はデビュタント舞踏会の当日です。

 

ボンボンとのポーカーでカモられたスティーヴンは、せっせと働いて貯めた金を全部スッてしまったらしく、エスコートのために必要なタキシードのレンタル代すら残っておらず、「舞踏会に行けない」と当日の朝にシェイラに伝えに行く大失態。

シェイラには呆れてキレられながらも、彼女からお金は貰えないと拒否するスティーヴンに対し、父親の古いタキシードを貸してくれる事に。

とりあえず別荘に戻ってきたところで、妹とジェレマイアがキスするのを見て何も知らなかった兄貴は大騒ぎ(笑)

何気にシスコンなところがあるスティーヴンですが、そんな彼がお熱なシェイラはベリーと同い年ですか、そうですか(笑)

10歳の頃からベリーがコンラッドに夢中だったのは周知の事実で、まさか突然弟の方に行くとはベリー本人も含めて思ってもいなかった展開なのでしょう。

 

本当に着たかった方のドレスを身に纏い、ヘアセットに化粧でキマっているベリーは上品で美しい佇まい。

コンラッドは王子顔のわりに正装よりラフなスタイルの方が似合うタイプなようでかなり意外。

タキシードに関しては長身で王族のようなジェレマイアやシュッとした黒髪イケメンのスティーヴンの方が似合っておりました。

ベリーの隣に立ってエスコートしていたのは自分だったのかも……と考えずにはいられないであろうコンラッドの複雑そうな視線が何とも切ない。

 

金持ちのお嬢様シェイラに庶民の自分は釣り合っていないのではないかとついに不安を吐露したスティーヴンですが、シェイラにとってもスティーヴンにとってもお互いの生まれや育ちに関係なく相手のことが心から好きなようです。この2人にはこのまま上手くいって欲しいばかり。

 

お披露目が済み、スザンナと過ごせる夏もこれで最期かもしれないという気持ちが昂ってしまったであろうローレルが席を外し、エスコートダンスのためにベリーに代わってローレルを呼びに来たジェレマイアは、ベリーの両親が自分の母親について余命が短いと話しているのを聞いてしまいます。

半信半疑で母親のスマホをくすねて、ガン治療センターから治験の案内メールが来ているのを見てしまったジェレマイアは舞踏会の場に戻って来ません。

ダンスの時間になってもジェレマイアは姿を消したままで、パートナーがおらず惨めな状況になりつつあるベリーを救う王子様はやはりコンラッド

ダンスが得意なコンラッドは流れるようにベリーをエスコート。ようやく戻ってきたジェレマイアは最大のライバルにベリーの隣を託してしまった光景を黙って見るしか出来ません。

もちろん母親に全てを知ってしまったことも言えるはずがなく、ダンスが終わったと同時にコンラッドに「母さんのことで話がある」と詰め寄りますが、その反応から既に兄が事実を知っていた事を悟って、知ってて黙っていたことに激怒し、その場で取っ組み合いの喧嘩に。

割って入ったスザンナに息子達は『知っている』ことを打ち明け、その流れでベリー達も隠されていたスザンナの病について知らされました。家族同然のスザンナの余命が短い事で、コンクリン家にもかなりの動揺が。

治験を受けて欲しいと頼むジェレマイアに、コンラッドまでもが頼むから自分達のためにも可能性のある道を進んで欲しいと言われたスザンナは断りきれずに治療を頑張るよう考え直してくれました。

色恋どころではなくなった若者達の結末は保留になるのかと思いましたが、コンラッドがずっと1人でこの重荷を抱えていたからこそのあの態度だったと納得がいったベリーはやはりコンラッドを選びます。

その後のジェレマイアに関しては完全に放置で終わるとは……逆に潔いな?笑

ただ、物語はシーズン2に続くので面白いのはここからなのかもしれません。

 

こちらのシリーズ、ヤングアダルト文学作家のジェニー・ハンによる「The Summer」シリーズを実写化したものだそうで、多少の相違点はあれど、ベストセラー小説が基になっているならまぁ間違いないのも当然なのでしょう。

ところで、見始めた当初から気になっていたのですが、垢抜けない女子が大変身という点で共通する『クルーエル・サマー』のジャネット役のキアラ・オーレリアとベリー役のローラ・タンの演技にどこか似通っている部分があって、という事はアメリカの〇〇デビュー系の女子は大抵こういう感じでこれはリアルな演技なのかなぁ、と思ったり。キラキラ系の女子に囲まれて話している時の空気が読み切れていないというか、どこか鼻につく部分を残したあの感じ(笑)

コンプレックスと虚栄と育ち始めた自己肯定感みたいなものが入り混じった独特のあの感じ。伝わるでしょうか?

ベリーも含む女性キャスト陣はともかくとして(シェイラだけは際立って目を引く存在感がありましたが)、メインを張る青年キャストがただ顔が良いだけじゃなく、それぞれ違ったベクトルで有り余る魅力に溢れており、正直もっと若い女性を中心に爆発的な人気になってもおかしくないような青春恋愛系のドラマでした。

“エモい”とはこういう事を言うのだろうなぁ……としみじみ思うような作品で、たまにはこういうのも良いよなぁ。浄化された気分です(笑)

The Summer I Turned Pretty

The Summer I Turned Pretty

  • 作者:Han, Jenny
  • Simon & Schuster Books for Young Readers
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▼次回、S2エピソード1

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