海外ドラマ≫≫GOOD OMENS グッド・オーメンズシーズン2　5話ネタバレ感想

グッド･オーメンズ - シーズン２:予告編

第５章:舞踏会 “Chapter 5: The Ball”

あらすじ

アジラフェルはウィックバー通り商店会の月例会を主催して、マギーとニーナの恋を実らせようとする。地獄ではシャックスが、悪魔を集めた軍団を率いて書店に全面攻撃を仕掛けることを決意する。書店の窓ガラスは粉々にされ、それと同じようにニーナの心も失恋で傷つく。ガブリエルはミセス･サンドイッチや、ケーキを載せた小さなトレーと遭遇する。

第５章:舞踏会

リッチ･キーブル

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ネタバレ感想

シャックスが1万の悪魔の軍勢を手配しようと動いているなんてつゆ知らず、人間界ではウィックバー通り商店会の月例会開催のため意気揚々と動いているアジラフェルと冷やかし役のクロウリー。

ただ、これまでの月例会が形式的で意義の無いものだったことは間違いなく、参加者を見込めないかと思いきや、あらかじめ奥の手を用意していた周到な天使。楽器屋のオーナーが飛びつくコレクションアイテムをチラつかせて月例会で演奏してくれたらプレゼントすると誘い出します。見せてもらえるだけで十分そうな相手にくれてやるだなんてさすが天使、太っ腹。

その後も、手品用品店のオーナーに貴重なマジック書の初版本かつサイン本を月例会参加と引き換えに貸し出すと約束。自分の大切なコレクションをどんどん犠牲にしだすほどマギーとニーナの案件は重要なのでしょうか？もはやガブリエルの所在はほとんどバレているようなものなのに(笑)

そもそもこのマジシャンに関しては、妻との結婚記念日を祝う愛のための欠席だとからしいので、天使としては送り出してやるべきでは？どんどんアジラフェルが誘惑をしかける悪魔めいてきております。

道中、ニーナから「彼とは長いの？」「もしかして浮気相手？」とアジラフェルと恋仲にしか見えない事を指摘されたクロウリーが言った「あいつは純粋すぎて浮気相手にはなれない、あいつは天使なんだ」はクロウリーからすれば文字通りな表現ですが、ニーナからすればお惚気ぐらいに聞こえたかもしれません(笑)

もはや公式的に2人の関係を推している気配があるシーズン2。記憶を失ったガブリエルのところへ行って「お前は俺の唯一の友達に“黙ってさっさと死ねと”言った、俺はそれが気に入らなかった」と凄むクロウリー。そういえば“顔を使い分けよ”という予言に従って中身を入れ替えていたので、天界からアジラフェルへの仕打ちは本人ではなくクロウリーが間近で体感しているんでしたね。

あの仕打ちだけでも許せないのに、その憎き相手が現在進行形で友達の身を危険に晒しているのですからこの怒りも無理ないかもしれません。

「何かできることはないか？」と聞かれて「窓から飛び降りろ」と言うや否や本当に身投げしようとしたガブリエルを寸前で止めて、本当に演技ではなく中身がガブリエルではないのだと理解したクロウリー。記憶を思い出すことに行き詰まったガブリエルにココアを淹れてやるのは何か魂胆があるのか、ただの親切か。

いくらベルゼブブの許可があろうと、サタンの許可なしに悪魔を1万人も派兵できないと断られて早速計画が頓挫しているシャックスは、「歩兵500人なら？」ととんでもなく要求を下げて交渉(笑)

結果70人の悪魔を獲得しましたが、よく考えてみれば70人も悪魔が集結して書店に押しかけてくるなんて普通に嫌な話です。

下級悪魔の軍団にいち早く気付いたクロウリー。書店に飛び込んでアジラフェルに事態を告げようとするも、優雅過ぎる月例会真っ只中で小忙しそうなアジラフェルには「後で聞く」とあしらわれるだけ。

いくら書店が守られた安全圏だとは言え、70人の悪魔に取り囲まれるとヤバいかもしれません。ずっと商店会の人々と立てこもるわけにもいきませんしね。

『月例会』を何だと思っているのか、舞踏会と化したそこで無邪気にクロウリーをダンスに誘うアジラフェル。

しかし、シャックスも地球に到着しては長くは持たず、物理攻撃で窓ガラスを割られて大天使の引き渡しを要求されてしまいます。要求を飲まなければ、月例会で集まっている人間を1人ずつ殺していくとのこと。

ただならぬ事態を察して、自ら外に出て行ったガブリエルですが、アジラフェルとクロウリーの奇跡が効き過ぎていて大天使ガブリエルだと認めてもらえず書店の中へ返されました(笑)

悪魔のわりに規則や規定に縛られがちな地獄の法を逆手に取ったクロウリーがでっち上げの規則でハッタリをかまし、人間を避難させる時間を作り出します。誰より積極的に人間に怪我をさせないように避難を先導するクロウリー(笑)

アジラフェルを1人残しては行けないと言って書店に残るマギーと、そんなマギーを見捨てきれずよく分からないこの現状を把握したいニーナも避難せずその場に留まります。

クロウリーは監視を続けるムリエルを見つけて自分は悪魔だから逮捕して天国へ連れて行け、と指示して天国行きへのエレベーターへと乗り込みました。