エピソード2『謎だらけの地球』“Earth Skills”
あらすじ
ジャスパーが生きていることに気づき、クラーク、ベラミー、オクタヴィア、フィン、モンティが彼を捜しにいく。だが、ジャスパーの痕跡を追いながら進む彼らの目の前に、想像を絶する恐ろしい光景が突然現れる。その頃アークでは、アビーが地球に行くことを決意していた。
ネタバレ感想
まさかこんな初っ端から仲間が1人消されるとは…という波乱の幕開けです。
槍を喰らったジャスパーを置いて逃げたクラーク達は、逃走中に躓いてこけた〈モンティ〉の目の前に人間に近い形ではあるものの宇宙人的な骨格の骨が転がっているのに気がつきます。
そこでジャスパーの悲鳴が響き渡り、彼がまだ生きていると分かり慌てて戻りましたが姿はなく、何者かに連れ去られたのだろうと判断。
地球に取り残された生き残りの末裔なのか、はたまた新たな生命が誕生したのかは謎ですが、使っていた武器が槍というところから見ても文明は発達していない部族のような人達が暮らしているのでしょうか?
拠点の方では、妹思いの頼れる年長者かと思われたベラミーは一夜にしてロクでもない支配者になってしまい、ウェルズだけがまともに立ち向かうも周りが敵だらけという厳しい状況です。
意外と簡単に行って帰って来れたクラーク達は、道中襲われ、地上人“グラウンダー”が絶滅したとされていたのは誤りで、地上に関するすべての情報が間違っていたけれどつまり汚染もなくこの先も暮らしていける環境だと報告。
ジャスパーについて槍で突かれて連れ去られたことも話していますが、皆もうちょっと動揺してやれよ。
クラークはウェルズがリストバンドをしていないことに気付き、アークが限界だから自分達が派遣されたのに、地球が安全だと示すことができずにアークの助けを得られなければ自分達もアークの人々も死ぬことになると声を荒げます。
そんなクラークに対して、リストバンドを付けていてはいつまでたっても囚人のままで特権階級の娘のクラークと違って自分達の扱いは変わらない、自分達だけで生き延びグラウンダーをも蹴散らせと囚人連中を扇動するベラミー。
どことなくお坊ちゃん風な顔にやや騙されていましたが、アークでは底辺の扱いっぽい清掃員だそうですし、そもそも庶民階級の出なのか。
ケイン議員が人口削減案を出そうとしていることについて反対派のアビーは最高議長の〈セロニアス・ジャハ〉に意見を求めています。
二酸化炭素削減装置が壊れて一刻も早く人口を減らさねばヤバいという状況で一か八か地上に送り込んだ100人の生体データは一気に76人までに減り、死亡したと思われる24人の中には自分の息子までいるしで地球に降り立つことはもはや諦めてケイン議員と同じく人口削減が妥当な策だと考えている議長。
アビーだけは決して希望を捨てず、地上に降りた娘の無事を信じたい気持ちも相まっておりますが、頼みの綱のクラークはなけなしの準備を整えてジャスパー捜索に出るようです。
親友のジャスパーを助けに行く気まんまんだったモンティには、農場出身で将来は技術者なのだから食料と通信の知識を使ってみんなを助けて、と居残りを命じ、同行を志願するウェルズにはただただ「あなたが嫌なの、来ないで」と仕切り屋のくせに無茶苦茶なクラーク(笑)ウェルズは良いことなしにも程があります。
もちろん行くと思っていたフィンは槍投げの正確さを見て行く気はないし誰も行くべきじゃないと止め、聞くはずのないクラークは1人で出て行き、結局彼女を守るためにウェルズも独断でついていくと言う流れに。かなり酷いこと言われてたのになぁ。
水中生物に噛まれて足を負傷しているオクタヴィアには足手纏いになるとバッサリ拒否し、「銃を持ってるなら代わりにあなたが来て。連中を従わせたいんでしょ?来なければ臆病者だと思われるわよ」と挑発したベラミーを誘うクラーク。ベラミーもわりと単細胞なのか、この挑発に乗るらしく、〈アトム〉に妹の世話を、マーフィーにはついてくるよう命令しています。行くんかい(笑)
一応、なんとしてでもアーク側の希望を断ち切るためにクラークお嬢様のリストバンドを取ることが目的のようですが。
誰に罰せられるわけでもないんだから力ずくで殺してでも奪ってしまわないのが不思議で、囚人と言えども無駄な殺生は避けたいと思うくらいの倫理観はあるのか。道中、早速リストバンドを外す外さないの言い合いになって、やはり追いかけてきたフィンの登場で有耶無耶に。
今度はウェルズのフィンに対する嫉妬心を煽って仲間に引き入れようとするベラミーですがどうなることやら。
アークの整備士〈レイヴン・レイエス〉は勾留中の彼氏と会える日だとワクワクしておりましたが、勾留施設はウィルス発生で隔離されていると聞かされます。誰の彼女だ?
アビーにどんなウィルスなのか、空気孔は開いていたのはおかしいと尋ねてはぐらかされるも、議会がこそこそ何かしていることを突き止めるつもりだと宣言。
宣言通り、アビーとジャクソン博士のやり取りを盗み聞きしていたところを見つかっております。
生体データリストを見て地球に送られた100人のことやリストバンドから死亡と確認されたものが多いことを知り、リストバンドの現物を見たレイヴンは「死んでないわ、外したのよ」とひと言。いや、ドヤ顔で言うようなことか?
アビーもアビーです。普通に考えて誰でも気づきそうな可能性です。
結局、削減案の多数決は3対3で議長次第となるも議長は棄権。実質的に、再投票までの10日の猶予をアビーに与えたということか。
アビーはレイヴンを呼び出して、100名が地上に送られた理由はアークの生命維持装置が限界に達しそうだから地球住めると10日間で証明できなければ人口削減案により無実の300名以上が殺されると極秘事項を教えました。
と言うのも、レイヴンは52年ぶりの最年少無重力整備士だそうで、自分を地上へ送れるよう古びた脱出ポッドを整備してもらおうという思惑があったのです。アビーが行くんかーい。
レイヴンからの交換条件は、自分も一緒に地球に連れて行けというもので、2人は利害が一致して手を組むことに。
アークでは追跡術の学科まであるらしいのですが、きっと学んでなくても辿り着けたであろう血痕や呻き声伝いに、クラーク御一行は森の中で木に縛り付けられている瀕死のジャスパーを発見しました。
罠や獣に忙しかったものの、グラウンダーは姿を見せることなくジャスパーの回収に成功して拠点に戻ります。
留守番組のオクタヴィアはいかにも反抗期の不良少女風な立ち回りを見せておりましたが、なんだかんだで盛り上がってきてアトムとキス。
ジャスパーとなんかいい感じだったのかと思ってましたが……ジャスパーの立場は?
ジャスパーがあまりにも可哀想ではないですか(笑)
帰って来たベラミーに森の中でオクタヴィアとキスしているのを見つかり、「俺に背いた罰だ」と夜中に木に吊るされ置き去りにされるアトム。オクタヴィアとかかわるとロクなことがないな。
今は全体をまとめ上げて有無を言わさない雰囲気のあるシスコンベラミーも、そのうち凄い勢いで転落しそうです。
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▼次回、エピソード3