エピソード10『陥落』“Fallen”
あらすじ
ジャハは恐ろしい方法で、アビーを仲間に引き入れ、計画を推し進める。ケインは空の民を連合に復帰させるため任務を遂行し、ベラミーはつらい事実を知らされる。一方モンティは微妙な立場に立たされ、ジャスパーはレイヴンを救おうと奔走する。
ネタバレ感想
ベラミーがインドラに拘束されていた洞穴に辿り着いたミラー、ハーパー、ブライアン、ケイン、シンクレア、オクタヴィア。
新総帥誕生の合図を聞いてベラミーを置いてその場を後にしてしまったインドラはおりませんが、リンカーンが居ないことに気付き、オクタヴィアから「頭をぶち抜かれた」と聞かされるベラミー。
オクタヴィアにこれでもかとボコボコにされ、止めようとする周りを制止して甘んじて受け入れていますが、オクタヴィアの闇堕ちはもはやとどまることを知らないレベルです。しかしここはさすがにベラミーに同情はできません。
パイクの首を取るのはオクタヴィアなのか?
何故かオンタリに生かされているマーフィーは総帥の部屋で鎖に繋がれております。あまりにも運が悪すぎるのにいつもギリギリのところで命は繋がっているマーフィー(笑)
何度も死線を潜り抜けてきただけあって肝も座っており、今回は大使に即位の問題を疑われたオンタリを機転を効かせて守ってやり、意外と世間知らずな彼女を助けると言って取り入ることに成功しております。
アリーを頭の中から閉め出そうとと全力で他の刺激を自分に与えるレイヴン。チップを口にした上で、アリーの存在が危険だと気付けるのも、それに対抗しようとする行動力や並々ならぬ精神力はさすが。
どれだけパイク派でアンチグラウンダーだったとしても、やはり息子が一番だったハンナに少しホッとしました。
モンティの裏切りがパイクにバレたらしく、自室に戻らずここから逃げろとこっそり伝えるハンナ。
そのままキャンプを出て無線で暗号を使ってベラミーに連絡を取ろうとするモンティですが、ベラミーはオクタヴィアにボコボコにされた後もパイク派の人間として信用されておらず拘束されている状態。
モンティからの無線に応じたケインは、パイクにバレて逃げていると聞いて罠かもしれない線を考慮し自分達が今いる洞穴ではなく昔の船で落ち合う約束をしました。
危険だから自分一人でモンティに会いに行くと言ったケインに、モンティに命を助けられたミラーもついていくと志願するも罠だった場合のことを考えて却下するケイン。
もし罠だった場合パイクへの復讐が果たせるし、人質交換に使うからベラミーも連れて行くと非情なオクタヴィアだけは止めても聞かなそうですし、ケインとオクタヴィアの二人はベラミーを連れて昔の船へ。
辿り着いてみると、モンティも尾行されておりパイクから銃を向けられている状態で脅され、自身の武器を下ろすケイン。オクタヴィアは抵抗して兄にナイフを突き付けるも、このままでは妹が危険だと悟ったベラミーが動いてあっという間に形成逆転です。
他の者は洞穴に居るから案内すると言って先導するベラミーですが、パイクの隙を狙っている感がムンムンしております。
というか、ハンナは結局息子をハメていたのか……?
レイヴンの自由意志を書き換えて任務を遂行しろと穏やかでない案をアリーに出すジャハと、自分にしか見えていないアリーの存在と自分が考え出した科学的な退治方法をアビーとジャスパーに対して必死に説明しているレイヴン。
レイヴンが考え出した地球に送り込まれた100人が付けていた、生体データを電気信号で送るリストバンドの送信機の流れを逆転させエネルギーパルスを脳に送り込むという方法は間違いではないようで、アリーはジャハを始めとするチップを口にした信者達に予備のリストバンドがあるならレイヴン達より先に見つけるよう指示。
アビーはジャスパーにリストバンドを探しに行かせましたがジャスパーがリストバンドの入った箱を手にしたところでジャハと信者達が乗り込んできて箱を奪われ中のリストバンドも破壊されてしまいます。
その頃、レイヴンに痛みの記憶だけを返すことによって発狂させ、痛みを消すのと引き換えに完全な服従を誓わせ、レイヴンの神経回路を完全に支配したアリーは彼女の身体を乗っとることに成功。
ジャクソンもアリーの支配下だと知らずに油断していたアビーは薬を打たれて拘束されてしまいました。
目覚めるとジャハ、ジャクソン、レイヴンの身体に意識を移したアリーの3人が目の前に。
鍵は絶対にのまないと断固拒否するアビーに対し、アリーはレイヴンの両手首をメスで深く切り付けてレイヴンを救いたければ鍵をのめと要求。
選択肢はなく、自ら口を開いて鍵をのんだアビー。
やはりベラミーはパイクを裏切り、グラウンダーに囲まれていることが分かるとパイクに銃を向けて身柄を引き渡すと宣言してオクタヴィアに通訳させます。
拘束されていたケイン、オクタヴィア、モンティとパイクに銃を向けたベラミー以外は次々と矢で射られてあれよあれよという間にパイクの身柄引き渡しに成功。
ケインは自分も新総帥のところへ行くと言い、13番目の一族の証を見せるとグラウンダーも納得。しかしオンタリの前にノコノコ姿を表すのは危険そうだなぁ。
マーフィーの協力でオンタリは少しずつ総帥として支配を強め始めており、強めの女に気に入られがちなマーフィーは鎖に繋がれたまま誘惑されて不思議な関係になってきました。
キャンプでは洗脳されたアビーが主導となって信者をどんどん増やしていきます。
自力でジャハ達の拘束を解いたジャスパーは、あれほどダメだと言っていたアビーが自ら人々の口に鍵を入れて行く光景と、さきほどまでアリーを追い出すことに躍起になりながら痛みにもがき苦しんでいたレイヴンが手首を治療されていて全面的に支配されてしまっているのを目にして思わずそばにあった注射器をレイヴンに突き立てます。
眠ったレイヴンを車に乗せて、キャンプを突破するジャスパーは、ちょうどルナ探しのためにリンカーンに会いに来たクラークと合流して洗脳された大勢の追っ手から逃走。
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▼次回、エピソード11