エピソード8『アイ・パピ』“Aye Papi”
あらすじ
悪事を暴くため、裏面工作に出るボッシュ。新しい人生へと旅立つ殺人者たち。自宅待機中のエドガーはある決心をするが、そのせいで思わぬ不幸に見舞われる。
ネタバレ感想
調査中の間は自宅待機となっているエドガーが、自分がどういう事をしたのかという点について幼い子供達相手に真摯に話して聞かせる家族会議シーンはまさにアメリカと言った感じ。同じ事があっても日本じゃこうはならない気がします。
ドブスの家を捜索する令状が取れたものの、ドブスは逃げた後で部屋の中も何も残っていない状態でした。
家中にあった指紋は家主であるドブス1人だけのもので、飾ってあった家族写真やそこかしこにある子供のオモチャは全てフェイクだったことが判明。
家族写真の妻とも別人の、本物の元妻〈シンディ・ワグナー〉に連絡を取りますがイラク派遣中に家を出てから会っていないとのこと。
自身が監視されていたことやエドガーが一味の仲間を射殺したこと、そして自分が母親の事件を探る際に話を聞いていたカフリーが入居していた高齢者施設が放火の被害に遭うという状況を見ていよいよ報復を警戒したボッシュは、マディを暫く警部補の家で預かってもらうことに。
エドガーの発砲騒動も関係しているのか、負けが込むと更に及び腰になったオシェイは、ホランドの裁判を担当するベニーテスに司法取引に応じろと命じております。
渋々話し合いの場には出るも、ホランドの弁護側は強気の条件を突き付けてきてかなり苦しい状況です。
刑期短縮だけでなく起訴の取り下げと謝罪まで要求してきて、しかし上からの圧もあり断れないベニーテスは頼みの綱であるガンの件はどうなったのかとボッシュに連絡。
事態を聞いたボッシュはまたしても不正な手を使ってホランド側がガン殺しの真犯人だと分かる例の監視カメラ映像を公にするつもりです。
ボッシュが映像データを渡した男が偽名でアンダーソン宛にこれを送りつけ、アンダーソンはロバートソンにこれを報告。遠回りはしていますが、ジェシー・タフェロがガン殺害に関与したことが確実と分かる瞬間がようやく担当刑事の目に入りました。ただ、出所が不明なだけに証拠として使えるのかが問題です。
この監視カメラを仕掛けたのがボッシュだと疑っているロバートソンは、ボッシュが殺したのではないにせよ何か隠しているはずだとエドガーの自宅まで行って探りを入れており、つくづく侮れない男感がやはりボッシュと被ります。
コリアンタウンキラーとして逮捕された〈C・ウィルソン〉の件が報道されております。
本部からの待ての指示を無視した警官の暴走による逮捕で、ニュースでこの報道を見てほくそ笑む真犯人。自分の起こした事件に対し、周辺住民を代表して公の場で警察の無能さを訴えるようなサイコパスな男。チーフ本人を前にして真っ向から責任能力を問うておりましたが、同時に犯人の知能の高さを褒めるような違和感のある物言いもしており、似顔絵が出ているのにチーフは気付けないものでしょうか。そんなまさかという先入観はあるでしょうが。
それにしてもチーフのラブシーンを見る日が来るなんて……(笑)なんだか生々しくて複雑な気分になりました。
ボッシュが直接映像を渡していた男こそがマーク・テイラーで、10年前の殺人事件で指紋が出たところをボッシュに助けてもらい、その見返りで色々と仕事を頼まれていたのです。
本人にしつこく電話をかけてこの話を聞き出した自宅待機中のエドガー。ガンのところに監視カメラを仕掛けたのもボッシュに頼まれて請け負った、と。
指紋が出たと教えると、直接会って話がしたいと言うテイラーの指定した公園に向かおうと外に出た瞬間、なんとエドガーが狙撃されてしまいます。
なんとか車の影に隠れて署に連絡し、マンクに応援を要請するエドガー。
もちろんライフルでエドガーを狙ったのはシャビで、ウッディを殺された復讐なのでしょうがやりたい放題過ぎるだろ。
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▼次回、エピソード9