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海外ドラマ≫≫The Terminal List: Dark Wolf ターミナル・リスト〜闇の狼〜 シーズン1 4話ネタバレ感想

ターミナル・リスト ~闇の狼~

エピソード4『銃声』“THE SOUND OF THE GUNS”

あらすじ

モルナーのベアリングを運ぶハリド・ネットワークの輸送車を襲撃する作戦が立てられるが、根拠となる情報を巡ってチームに亀裂が入る。ジュネーブでは、ハバフォードのイラン人の情報源が、家族、国、そしてCIAへの協力という難しい状況に奮闘する。

ネタバレ感想

イッシュの犠牲に対する悲しみが冷めやらぬ中、何やら怪しい動きをしているレイフは、封筒に入った携帯電話を受け取り、添えられていたメモの通り電話をかけています。

電話の相手はレイフの父に陸軍時代から世話になっている間柄で、ハバフォードの情報を得るため秘密裏に動いていたのです。

30年前からイランに関わり、作戦本部の創設に尽力したハバフォードは、1983年に起こったイスラム聖戦のテロで大使館を爆破されて友人を失い、自身も脊椎を損傷して以来『トラを檻に閉じ込めておくこと』だけを目的に一生を捧げて来たのだそう。

ハバフォードが長年使っている情報源のコードネームは“シェパード”だとも教えられました。


ジュネーヴの豪邸で〈ユーセフ大臣〉から誕生日プレゼントに短剣を贈られるラヒミ長官の息子〈ババク〉

子どもにはバヒードがプレゼントしたスマホの方が大層ウケが良く、子どもの素直過ぎる態度にやや緊張感が走ります。

祖国のため核計画に貢献している兄に対して、バヒードは「ユーセフ大臣のような強硬派にテクノロジーが渡る」ことを危惧している様子。


ミュンヘンでは、チェスで勝負をするモーとベン。そしてその試合を見守るタルとランドリー。暇なのでしょうか?

「チェスの醍醐味だ、ポーンでもキングを取れる」

なかなかの名言を繰り出したモーの余裕の勝利に終わったようです。

 

ベンの撮った写真から、核の闇市場で暗躍している組織“ハリド・ネットワーク”の関与が分かりました。

ただ、第三者が関与してる可能性があるのに強硬派が取引を進めたことは解せない点であり、監視していたダナウィの携帯にもずっと動きがなかったのに今さら、という疑問も。

「濃縮施設を稼働させる前に新たな技術を手に入れたいのよ」と返すイライザ。

イランは本当にクドス部隊に直接ハリド・ネットワークと交渉させる気なのでしょうか?

ハリドは今週、モルナーのベアリングを陸路でブダペストからジュネーヴに運ぶつもりだという内通者からの情報があり、その輸送車をチームが襲撃して流通ルートに入り込みテヘランと取引をする、というのがハバフォードの計画です。取引といってもニセのベアリングを届けるだけで、実際にベアリングは渡さずウラン濃縮を妨害するのが目的で、リーダーはイライザ、相棒は射撃のプロとして名乗りをあげたベンが担当。レイフとタルはモサドからニセのベアリングを、モーとランドリーは武器の調達役が割り振られました。


ハバフォードにはレイフが自分の身辺調査を行なっていることも筒抜けで、直接その話を持ち出されて「知りたいことがあれば何でも聞いてくれ」と言われたレイフは、「あなたのテヘランの情報源シェパードだが、誰が情報の裏を取ってる?」と確認。

シェパードとは何十年も仕事をしているし信頼できる実績がある、と実際に付き合いのあるハバフォードが言うのは簡単ですが、自分も命懸けで任務にあたるのだから、裏付けされた確実な情報を元に動きたいレイフからしてみればその言葉だけで納得できなくても仕方なさそう。


トンネルの偵察に行った際、人の気配がして咄嗟にイチャつくカップルのフリで乗り切ったベンとイライザ。

元からフラグが立っている気配はありましたが、この時のキスが後々の二人の関係にかなり影響しそうです。

それにしてもベンは今の妻が3人目だそうですし、モテ男だな。どことなくミステリアスな雰囲気が良いのでしょうか?

レイフとタルの間には男女の関係の発展はあるのかないのか、モサドの仲間〈モルデカイ〉からニセのベアリングを受け取るタルに、車で待っているよう言われたレイフでしたが相変わらずの警戒心の強さから車を降りて自分も合流。

ほんの数日で320個もの合成ダイヤモンド製のニセベアリングを作り上げてきたことを怪しむレイフ。モルデカイがただの嫌味な男なだけなら良いのですが。色々と仕組まれたシナリオだったりするのでしょうか?

不信感が拭えない様子のレイフは、イライザと行動を共にして必要以上に心を許して手際よく仕事をこなしているベンのことも気掛かりなようです。

作戦に不備が出た場合、民間人が巻き添えになる懸念を話し、代案として「襲撃場所を人里離れた所に」するのはどうかと言ってもイライザから反対され、ハバフォードもこのトンネルを使うのがチャンスなのだと反対。ベンまでもが「俺も賛成だ。巻き添えは避けたいが、不測の事態は起きづらく戦闘にも適した環境だ。これ以上マシな選択肢はない」だそうで、レイフだけが孤立しております。

怒りを抱え始めたレイフに気付いて話をしに来たベン。

これまで何度も助けられて来たレイフの直感を信じず、初心を忘れてると言われても、今のお前は下心で動いている、イライザはかわいい下士官じゃなく素性の知らないモサドのエージェントだ、考えを探りに来たということはお前も直感で悪い予感がしているはずなのに認めようとしない、と痛いところを突かれても、軍時代の不条理に嫌気が差していたベンにとっては今の自由に戦える環境こそが前線にいる仲間達を守ることに繋がると信じているのです。

「互いに支え合おう」というベンの言葉に最終的には頷いたレイフでした。

下心と言えば、ベンにも確かにあるかもしれませんがそれよりもタルに対するランドリーのあからさまな下心の方が問題です。

タルも強気で襲われそうになったことを隠すでもなく騒ぎにしてイライザが代わりに殴り付けてナイフを突き立てて脅しており、この調子ではチームワークもクソも無さそうですがこのままのメンバーで続行とは……。

騒ぎを聞きつけて部屋から出てきたベンとレイフが、ランドリーをそれぞれ左右から蔑んだ目付きで睨み付けるその距離感が何より、ランドリーの屑さを物語っておりました。

ベンはイライザを気遣いながら、「ランドリーを外すべきだ」と伝えるも、「作戦には必要よ」とのこと。さすがにわざわざ外部から勧誘してきてるだけあって、今から別のメンバーをモサドから調達するのは難しいのか。

こんな騒動が起こったタイミングだと、やや不謹慎なほどにベンとイライザは明らかに惹かれあっております。大丈夫なんですかね、まったく。


いよいよ作戦決行の日。

通行規制したトンネル内で首尾よくベアリングを奪い撤退しようとするベン達。

モルナー教授を殺して自殺に見せかける偽装工作をしているハバフォードにも作戦成功の知らせをするモーでしたが、朗報と同時に目の前にRPGを構えた伏兵が。

脱出用の車はダメになり、ランドリーのアシストで助けられながらトンネルの上にも待機していた狙撃手を含む多くの伏兵から被弾したモーを庇いつつ、ベンとイライザはトンネル内へと逃げ込みます。

結果論にはなりますが、うっかりランドリーを作戦から外していたらこの窮地は乗り切れなかったし、モーも助けられていなかったかもしれません。

それはそうと、どんな部隊でも応援要請から15分はかかるはずなのに、たった5分で現れた兵士達。

ベンは「どうなってるんだ!」なんて呑気なことを言っていますが、どう考えてもハメられています。

トンネル内で、2人になったところでベンを背後から3発撃ってまだ意識があるところを蹴り倒して気絶させ、ベアリングを奪い去るイライザ。

「ごめんね、ベン」と言っていただけに、彼女としても不本意な裏切りだったのかもしれませんが、思っていたよりも早いフラグ回収でした。

 

同じ頃、モルナー教授を殺した後始末をしてその場を脱出しようとしていたハバフォードは、タルが携帯をハッキングしていたことに気が付いています。

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ターミナル・リスト

▼次回、エピソード5

axxi.hatenablog.com

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