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海外ドラマ≫≫SHERLOCK シャーロック シーズン2 2話ネタバレ感想

『SHERLOCK/シャーロック』 DVD プチ・ボックス シーズン2

第2話「バスカヴィルの犬(ハウンド)」/ The Hounds of Baskerville

あらすじ

シャーロックは事件がなく、タバコの禁断症状も加わりイライラが最高潮に達していた。そんな中、ヘンリー・ナイトという依頼人がやってくる。ヘンリーは20年前、「大きな赤い眼をした怪物に父を殺害された」と話し、今もなお、幻覚に悩まされているという。

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ネタバレ感想

幼い頃、ダートムアのデュワーズ窪地で父親が魔犬に食い殺されるのを見たと話す青年ヘンリーからの依頼を受け謎を解明しようとするシャーロック。

同時にワトソン宛に届いたメール依頼にある鍵のかかった小屋から逃げ出した、妖精のように発光したとされるウサギの捜索依頼も気にかけているようです。

 

えらくファンタジーな志向だな、と思ったのも束の間、シャーロックとワトソンが向かったのはバスカヴィル研究所という軍が管轄する施設。

兄からくすねていた万能許可証を使って不正がバレる20分の制限を持って調査に入ります。

『政府そのもの』と称される兄マイクロフトの権力はどうなってるんだ…。

研究所の地下では動物実験が行われており、なるほどファンタジーどころかめちゃくちゃ科学的な方面かと気付かされます。

「いつも襟を立てたりしてミステリアスにカッコよくキメるのはやめろ」とワトソンに直球の苦言を呈され、無意識だったのか図星だと思ったのか少々たじろぐシャーロックが面白い。

そして、自分がいかに正常で感覚を駆使して物事を洞察しているかをワトソンに証明するための鬼気迫る長ゼリフはまさに圧巻でした。

険悪な雰囲気になった二人でしたが翌日の「僕に友達はいない」からの「一人だけしか」は相当な口説き文句でしょう。

 

単純な遺伝子操作云々ではなく、薬を盛られて思い描いたような魔犬の幻覚を見ていたというもの。

犬のことをあえて古めかしい「ハウンド」という呼び方をする事に引っかかったシャーロックが導き出したのは「HOUND計画」なるCIAがリバティで行った人体実験で、人を暗示にかけることのできる新薬を用い恐怖の刷り込みを行うなど化学兵器としての研究でした。あまりに悲惨な実験結果だった故、中止後隠蔽されたはずが秘密裏に何者かがこの研究を引き継いでいたのだと。

ヘンリーの父を殺した魔犬の正体は、ハウンド計画によって凶暴化した被験者であり、あまりのトラウマ体験で魔犬に変換された記憶を取り戻させぬよう噴霧薬剤で幻覚を見せられていたというトリック。

「シャーロック」はどこを取っても全てに意味があるのが常なのでヘンリーの金持ち設定はどう関係してくるのか気になっていましたが、最後まで何も出てこず解せぬ…と思ってググってみた結果、ワトソンが「金持ちなのか?」と尋ね「あぁ」とヘンリーが答えるこのやり取りは映画「ジョーズ」のオマージュだとWikipediaに載っておりました。なるほど。

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