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劇場鑑賞≫≫Don't Breathe 2 ドント・ブリーズ2

ポスター/スチール写真 アクリルフォトスタンド入り パターン1 ドント・ブリーズ2 光沢プリント(写真に余白あり)

ドント・ブリーズ2

あらすじ

あれから8年。盲目の老人は、惨劇の起こった屋敷でひとりの少女を大切に育てていた。少女と2人だけの生活を誰にも邪魔されないよう、静かに暮らしている老人だったが、少女に向ける表情には言いようのない不気味さが漂っていた。そんな2人の前にある時、謎の武装集団が現れる。彼らが少女を狙って屋敷に踏み入ってきたことから、老人の狂気が再び目を覚ます。

孤独な盲目の老人の家に押し入った若者たちが思いがけない恐怖を味わうさまを描いて全米スマッシュヒットを記録し、日本でもSNSを中心に口コミで評判が広がりロングランヒットとなったホラー「ドント・ブリーズ」の続編。

予告動画 


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前作でフェデ・アルバレス監督とともに脚本を手がけたロド・サヤゲスがメガホンをとり、前作のアルバレス監督も製作・共同脚本として参加。プロデューサーのサム・ライミも続投し、盲目の老人をスティーブン・ラングが再び演じている。

ネタバレ感想

遅ればせながらドンブリ2鑑賞してきました。

正直何の期待もせずとりあえずで観に行ったのですが、一言で言えばかなり面白かったです。

B級寄りな雰囲気がありつつも、98分というコンパクトさで収まってる分非常にテンポが良く全く飽きがないし、中盤以降話がしっかり繋がってきて気持ち良さがあるし、ホラー感強めのスリラーサスペンス的な1とは全く違うテイストで笑ってしまうような怒涛の展開も含め、エンタメ作品としてなかなか見応えがありました。

 

1の8年後の設定なのですが、なんとあのモンスター激烈サイコじじぃが少女を育てているのです。

もちろん実の娘ではなく、火事から逃げ出して行き倒れていた子供を拾って過保護に半ば閉じ込めながら育ててきたじじぃ。

序盤から不穏なアクセル全開であっという間に半グレ集団の襲撃が始まります。

前半の自宅戦はさながらアダルティーホームアローンのよう。接着剤にあんな使い方があるとは…。

息をするな、息を潜めなければ生き残れない、的なテーマだった1とは打って変わってもはや「息をしろ!!」と叫ぶ場面まであり、守るものができたじじぃの人間性が180度変わった対比のようです。

相変わらずじじぃのヤバさは言うまでもなく、そんなじじぃに育てられた〈フェニックス〉の賢さと行動力も素晴らしい。

 

何故そこまでのリスクを背負ってフェニックス誘拐を企むのか謎だったワル集団ですが、フェニックスの実の父親だと判明したり、しかしそれだけでは何故仲間まで殺されかけても逃げ出さないのか…と違和感がありましたが、これもしっかり二重の理由があるんですよね。

ただただ生き別れになった娘を取り戻しにくるだけでガンガン銃をぶっ放していた訳ではありません。

娘を失った自宅の火災の原因にもなった麻薬製造により服役していた実の父親ですが、死んだと聞かされていた母親も辛うじて生きていたのです。

ただ、火事の際に化学物質が混じった煙を吸い込んだ後遺症で心臓移植が必要になった実の母親が、近親者の心臓欲しさに娘を生贄にしようと企む狂いっぷり。

この母親というのが麻薬製造の技術があるらしく、彼女が死ねばワル達の食い扶持がなくなるという動機で、生きたまま幼い少女の心臓を取り出すという闇手術が敢行されようとしているのは中々に胸糞です。

ワルの中にも唯一の良心が居たのは救いでした。じじぃ大暴れの手助けもしてくれましたし。

悪人vs元悪人の壮絶なバトルは悪人全滅で幕を下ろします。

思いの外じじぃもやられまくっていて、もう少し『視界さえ奪えばじじぃ無双』みたいな爽快感も欲しかったところですが、結局過去を鑑みるととてもじゃないけど善人とは言い切れないじじぃの完全勝利ではそれもちょっとな…という所があるので刺し違えるくらいで仕方ないのかもしれません。

人間は容赦なくズタボロにする割に犬にはどうしても手を出せないどころか手懐ける始末のじじぃ。なかなかのグロさでヒェェとなる場面も多く、間近で育ての親が生身の人間にオーバーキルをかましている場面を見てしまったのにトラウマが出来るどころかどんどん強くなっていってる気すらするフェニックス。

最後には自ら養護施設へ赴き、生みの親が付けた〈タラ〉ではなく、育てのじじぃに名付けてられた〈フェニックス〉を名乗り、じじぃの死も報われたラストとなりました。いや、逞し過ぎるやろ。

評価(平均点高めの設定です。)

4.3 /5 点!

概要

監督:ロド・サヤゲス

時間:1時間38分

配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

公開日:2021年8月13日

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