エピソード14『波乱の帰郷』“A Sort of Homecoming”
あらすじ
クラークと仲間たちは、これまでに起こったすべての出来事を思い返し、新たな脅威が迫っていることに気づく。
ネタバレ感想
ワームホールの行き先は、地球にある第2の夜明けのシェルターでした。
ビルはナノ追跡装置とやらを飲み込んで煙のように消えてしまいます。
ガイアがひと足先にここに居て合流できたのは良かったですが。
一緒にもつれ込んだ使徒の男によると、閉じかけのブリッジに入ると人類の起源の星である地球に通じるのだとか。一騎討ちで男を仕留め、ヘルメットを残して死体は埋めたそうです。
シェルターから出てみると、荒廃していたはずの地球は緑が生い茂りすっかり復活していますし、この環境ならエコーやオクタヴィアも勝手知ったる地で安全に暮らしていそう。しかも、探す手間すら省けてシェルターのすぐ外で野宿生活をしていた仲間たちが見つかりました。
エコーやオクタヴィアに「ベラミーは?」と聞かれたクラークは「死んだわ、私が殺した。仕方なかった……マディのスケッチブックを彼が見つけて、総帥の記憶が残ってるとバレたらマディは狙われる。必死に頼んだのに渡してくれなかったの、信じて。本当にごめんなさい」と打ち明けます。
ベラミーの変わりようを見ていたし、昔とはすっかり人が変わっているオクタヴィアは「信じるわ」とクラークを抱きしめクラークの所業を許しました。エコーまで「とっくに彼を失ってた」とビルに縋ったベラミーを批難さえしておりましたが、今から考えるとベラミーをスケッチブックごと無理矢理ブリッジの中に引き入れて連れて来ても良かったんじゃないかとか思ってしまいます。最後の最後でちょっと度を超えておかしくなってしまっただけでこんな扱いで終わるベラミーって一体……。
そして今度はクラークですよ。サンクタムに戻るために必要なレイヴンの持つヘルメットを貸してもらってそのまま壁に打ちつけ破壊してしまいます。
大切な仲間と故郷に戻ったのだからもはや戻れなくていい、これ以上誰も失えないとの言い分ですが、電力もない場所で重要なアイテムを壊してしまうなんて正気か?そもそも、1つの民として考えると大勢の仲間はサンクタムに置き去りになっているような。マディはサンクタムの子どもたちとようやく友達になれたところでもあったのに。今手元に居るマディ守りたさに必死です。
マーフィーはベラミー譲りの説得でレイヴンに壊れたヘルメットを治すよう後押し。自分が安全圏に逃げられた後でもサンクタムの人々を心配していたり、誰よりベラミーの死を残念がっていたり人情味に溢れていますよ、あのマーフィーが。
闘技場を見てまたブラドレイナ時代の自責の念に駆られて外で過ごすオクタヴィアに付き合って「地下での出来事は私にも責任がある、皆がブラドレイナだった」と目を見て言ってくれるインドラの圧倒的恩師感も堪りません。インドラが居ればオクタヴィアも乗り越えられそうです。
消えてしまったビルが戻ったのはバルドですかね?部下から受け取ったであろうマディのスケッチブックを眺めています。
スケッチブックを描いた人物について情報を持っているであろう死にかけだったシェイドヘダを連れて来て最新技術で治療させており、クラークの娘マディが描いたものだと聞き出しました。
シェイドヘダは部隊を送り込んで反撃に遭い、マディが死にでもしたら全て終わりだから自分を地球に送り込めと提案。
闘技場で過去と向き合うオクタヴィアや、インドラ、ガイアが揃ったタイミングでワールホールが開き、3人の女戦士が警戒体制に入りますが誰も姿を現しません。
インドラは野生の勘で姿は見えなくても気配がする、と何物かの侵入を掴んでおり、実際にシェイドヘダが透明化してマディを捕えにに来たのです。
見張りをする2人を残してオクタヴィアはクラークに警告をしに急ぎますが、暴挙に出たクラークに反発したマディは部屋から出て行って1人きり。
ガブリエルのピアノ伴奏でいつの間にかデキかけているジョーダンとホープ。マディもピアノの音につられてやって来ています。我に返って動転したホープは部屋から出て行き、ガブリエルに促されてジョーダンも後を追い、部屋に残ったのはマディ、ガブリエル、そして酷く酔っ払ったナイラだけというなんとも心許ないメンバーに。せめてホープだけでも居てくれたら大きな戦力だったのに。
マディを探し回るクラークとオクタヴィアをずっと付け回していたシェイドヘダは、ホープからマディは娯楽室に居たという情報が入ると同時にクラーク達を部屋に閉じ込め、娯楽室へ。
ガブリエルの最期もマジかよと言いたくなる捨て駒のような扱いで、ガブリエルの犠牲のおかげで命からがら広場まで逃げたマディはガイアとインドラに助けを求めます。
シェイドヘダも姿を消していた方が確実に有利なのに何故かハンデ無しで追ってきてくれました(笑)
インドラにやられかけたシェイドヘダは、タグのナイフを自身に突き立ててバルドへ逃げます。何がしたいんだよ(笑)意外と小物なんだよなぁ。
頼れるマーフィーがドアについていた窓を破って鍵を開け、クラーク達が娯楽室へ急ぐと血まみれでまだ生きていたガブリエルが。
攫われたかと思っていたマディが現れた際に、瀕死の重傷を負っているガブリエルを前にして「よかった!ケガはない?」と聞くあたり、クラークは完全にアビーの娘だよなぁ(笑)アビーイズム受け継がれてしまってますよ。
そんなクラークをスルーして「彼は命の恩人よ」とガブリエルに感謝するマディの方が道徳観が上かもしれません。
死にかけのガブリエルは「サンクタムに戻らないと。ストーンを捜せ。シェイドヘダのヘルメットがある」と伝えますが、こちらのヘルメットも故障しています。
マディを狙った使徒が大勢で攻めて来るとなると都合良く意見が逆転するクラーク。ヘルメット壊しておいて「サンクタムに戻って味方を呼ぶの」じゃないよ(笑)
マディは自分のために死んでほしくないから戦わなくていいと言い、皆がガブリエルの死に際に注目している隙に通気口から逃げてしまいます。皆を守るための自己犠牲という動機は純粋ですが、はた迷惑だし命の恩人の最後くらい看取ってやれよ。
広場ではインドラとガイアに止められながらも、シェイドヘダが使ったタグを自分に使おうとしているマディの姿が。
止めに入ったクラークに「愛してるよ」と言い残してタグを刺し消えてしまったマディ。
直後にワールホールが開き、用済みは死ねと言わんばかりに投げ込まれた爆弾にミラーがいち早く気付いて対処しなければ皆吹っ飛ばされておりました。
シェルターの一部が崩れてしまい、爆弾の影響は主にマーフィーとエモリが受けることに。
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▼次回、エピソード15