エピソード9『生きる希望』“DNR”
あらすじ
合法的に治療を拒否する患者を治療してしまったハウス。自らを法廷で弁護することになる。
ネタバレ感想
最高のペット奏者〈ジョン・ヘンリー〉がギグの最中に呼吸困難を引き起こして救急搬送されてきました。
珍しく「俺がやる」とど直球でカディ院長に対して名乗りをあげたハウスは、音楽ファンではなく、原因不明の麻痺で歩けないという症状に興味を持っただけ。
単なる大葉性肺炎という診断が下っていますが、院外の主治医〈ハミルトン医師〉はハウス医師個人ではなく、チーム・ハウスに協力を求めているとか。
ハミルトン医師はフォアマンの元上司でかなり親しい間柄だそうで、また人間模様が面白くなりそうな回です。
担当にはフォアマンが指名され、いつものホワイトボードを使ってチームを率いるのはハウスではなくフォアマン。それを面白く無さそうに、キャメロンやチェイスと同列の扱いで座ってやり過ごしているハウス医師。あからさまな下剋上でフォアマンが調子に乗っているのも笑えます。
映画のネタになるような不治の病である筋萎縮性側索硬化症“ALS”、通称ルー・ゲーリッグ病というのがハミルトン医師の診断ですが、ハウス医師はこれに異議を唱えました。
フォアマンからマーカーを奪い、主導権も同時に奪い返したハウス医師が他の原因を挙げさせて「MRIを撮り直せ」と言うとすぐさま動き始めようとするキャメロンとチェイス。ある意味でいいチームワークです(笑)
形式上の責任者は自分だし、診断は間違っていないと頑なにフォアマンに「死の宣告だな」と皮肉で揺さぶりをかけるハウス。相変わらず嫌な性格してますが、実績からくる説得力が強い。
ハミルトンとハウスで正反対の意見になっていると知ったヘンリー自身が、フォアマンの見立てもALSだと聞いて「MRIは断る」と宣言し、治療を拒否する書類“DNR”の手配も頼みます。
末期状態での延命治療を拒否する尊厳死宣言書みたいなもので、DNRの場合は容態急変時に心肺蘇生を行わないことを求める書類だそうです。
DNRへの署名を聞いたハウス医師は「DNRで拒否できるのは“蘇生処置”だ、“治療拒否”とは違う」と屁理屈をこねてIVIG療法を提示し、フォアマンもなんだかんだハウスの言葉は無視できずIVIG療法を始めるよう指示を出しました。
しかし、IVIG治療のせいでヘンリーは急変。
挿管しようにもDNRがあるので何もできず10分もの間彼を見守るしかなかったフォアマン達。
駆け付けてきたハウス医師は「まだ生きてる、挿管しろ!」と指示を出し、部下達が躊躇うのを見ると自分が挿管を行ってしまいました。
安定はして命は救えたものの、これでは何のための署名かわかりません。
フォアマンが「先生はおかしい」と本人に火の玉ストレートを投げ付けるのももっともです。
刑事訴訟を起こされ、裁判所からはヘンリーの15m以内に近づくなという命令も出されますが、ハウスは全く意に介さずキャメロン達に治療を続けさせる気まんまん。
というか、15m以内に近付けないことを逆手に取ってICUにヘンリーを移し、自分が診察室に行かなくて済むように利用しております。
裁判所まで行って時間稼ぎをするハウス医師はともかくとして、ここでも傍聴席にいるウィルソンは暇なのか……?
毎度毎度、ハウスに振り回されているようですが、脳腫瘍の専門医?ってめちゃくちゃ忙しいはずでは?笑
結局、裁判長まで丸め込んだのに訴えが取り下げられたことでハウス医師の権利が認められるか否かの問題ではなくなり、DNRを尊重したハミルトン医師が管を外すと宣言。
どんな権威かと思えば意外と若いんですね、ハミルトン医師。
しかし、管を外してもなんと自発呼吸しており、なぜ生きているのか分からないヘンリー。またしても診断は間違っていて、思いがけず患者が生き延びるという結果に何故か不満げなハウス。結局は患者の生死よりとにかく原因が知りたいのです(笑)
脚だけでなく腕にも麻痺が出ており、脳卒中の検査をしたいハウス医師は、ハミルトン医師が席を外すのを見計らって病室に侵入。
「診断させてほしい。そのあとでまだ死にたかったら手を貸す」と頼み、ヘンリーもこれに応じました。
フォアマンはパートナーの待遇でハミルトン医師からロスで一緒に働かないかとヘッドハンティングされるも、明らかに高待遇な誘いでも悩んでいる様子。
同僚2人に相談しつつ、一緒にハウス医師を責めて欲しいようですが、キャメロンもチェイスも今回の選択はハウス派ですし、ハウス医師が危惧していた通り、脳の麻痺は血栓が原因だと判明し、ぐぬぬ顔のフォアマン。
天職で生き甲斐の音楽のため、治療するなら肺に負担がない方法を最優先にと考えるヘンリーの意思を汲んで、投薬で血栓を溶かすのではなく、肺へのリスクが少ない代わりに腕の麻痺が治るか死ぬか、という究極の二択でもある血栓除去手術を提案します。
手術は成功し腕の麻痺は治り、それどころか脚の感覚まで戻ったのだそう。
これは薬が効いたからであり、「回復しても理由が分からなきゃ無意味だ」とまた原因を探りたいハウス医師。
どの薬が効いたのか特定するために、効いてる薬も含めた全てをやめると言い出しました。
1つずつ試して効果を見るそうで、その間に死んでしまわないか心配です。
「無理やり命を救っておいて麻痺が治ったら薬をやめる?」と聞き返すウィルソンの言葉がごもっとも過ぎる。
悩めるフォアマンと口論になったハウス医師は、ハミルトンは腰が低いマヌケで、フォアマンのミスに対して“君を許す”とは言わなかったし、「俺がヤツと違うのは自分と君のやることに対して責任を持つ点だ」と熱弁。
そうこうしているうちにキャメロンとチェイスが動静脈奇形が見つかったと駆け込んできます。
以前のMRIには影に隠れて映っていなかったもので、除去手術とリハビリでまた歩けるまでに回復したヘンリーは、杖をつきながら自分の足で退院して行きました。
大切なトランペットをハウス医師に贈り、薬の過剰摂取をやんわり咎められる人はなかなか居なさそう。
ハッキリとした答えは出していなかったはずなのに、通りすがりのフォアマンに「エリック、また明日な」と声をかけるハウス医師のお見通し感も気持ちの良いラストでした。
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▼次回、エピソード10
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